知財に関する大阪弁護士会の取り組み

日本弁理士会との合同研修
「商標の実務(商標登録・商標権を巡る紛争事例)」

平成21年5月13日,大阪弁護士会、日本弁理士会の合同研修として「商標の実務(商標登録・商標権を巡る紛争事例)」が大阪弁護士会館2階ホールにて開催されました(参加人数、弁理士91名、弁護士58名、合計149名)。

本研修は、大阪弁護士会と弁理士会との相互交流に関する協定に基づき初めて開催された研修で、大阪弁護士会副会長の藤木久弁護士、日本弁理士会近畿支部支部長の河野登夫弁理士の開会挨拶にはじまり、三山峻司弁護士(写真左)、竹内耕三弁理士(写真右)を講師として迎えて研修が行われました。

研修内容としては、次のような項目について、実務的な観点から解説が行われました。

  1. 「商標」と「使用」を巡る紛争
  2. 商標の登録要件を巡る紛争
  3. 不使用商標の権利行使を巡る紛争
  4. 商標権者から警告を受けた場合の対抗手段
  5. 不正競争防止法との関係を考慮に入れた紛争事例
  6. 新しいタイプの「商標」
  7. インターネット上の商標の使用の紛争事例

弁理士は登録、弁護士は侵害の場面で商標の問題に関わることが多いですが、今回は、登録、侵害の両側面からの解説が加えられ、商標実務についての理解を深めました。