知財に関する大阪弁護士会の取り組み

第5回 知的財産連続研修
第5回講師の佐合俊彦弁護士

 第5回は,平成22年4月20日に大阪弁護士会館にて行われ,35名の会員が参加致しました。

 今回の研修では,大阪弁護士会会員である佐合俊彦弁護士を講師として迎え,「国内消尽」をテーマに講演がなされました。

 講演では,消尽についての理論構成をめぐる学説状況をふまえながら,近時の判例の流れを丁寧にご説明いただきました。とりわけ,いわゆる特許製品のリサイクル品をめぐる消尽の限界論については,平成19年11月8日の「インクカートリッジ事件」最高裁判決を中心に,特許公報を使用して詳細な解説をいただき,実務上大いに参考になりました。

<知的財産連続研修一覧>
回 数 日程 場所 担当講師 テーマ
第1回
平成21年11月27日
午後6時から午後8時
会館10階
1001・1002
平野和宏弁護士 特許発明の技術的範囲の確定
第2回
平成21年12月25日
午後6時から午後8時
会館10階
1001・1002
北岡弘章弁護士 
機能的クレーム,包袋禁反言
第3回
平成22年1月25日
午後6時から午後8時
会館2階
2階ホール
山田威一郎弁護士 均等論
第4回
平成22年3月23日
午後6時から午後8時
会館10階
1001・1002
小池眞一弁護士 権利無効の抗弁
第5回 平成22年4月20日
午後6時から午後8時
会館2階
2階ホール
佐合俊彦弁護士 国内消尽
第6回 平成22年5月26日
午後6時から午後8時
会館10階
1001・1002
横井盛也弁護士 間接侵害
第7回 平成22年6月21日
午後6時から午後8時
会館10階
1001・1002
曽我部晋太弁護士
井崎 康孝弁護士
南石 知哉弁護士
損害賠償請求
(特許法102条1項〜3項)
第8回 平成22年7月22日
午後6時から午後8時
会館2階
2階ホール
辻 淳子弁護士
木村 広行弁護士
速見 禎祥弁護士
複数権利者
複数侵害者差止請求

 第9回以降につきましては,詳細が決まり次第おってHPにてご案内させて頂きます。