知財に関する大阪弁護士会の取り組み

IPrism 特許法シンポジウムが開催されました
ご講演頂いた広実郁郎総務課長 ご講演頂いた大渕哲也教授 パネルディスカッション風景

 平成22年11月19日,大阪弁護士会と大阪大学知的財産センター(通称:IPrism)との共催により、大阪大学中之島センターにて「IPrism特許法シンポジウム−新たな特許制度の構築に向けて」と題するシンポジウムを開催いたしました。

 本シンポジウムでは、東京よりお招きした特許庁総務部の広実郁郎総務課長、東京大学大学院法学政治学研究科の大渕哲也教授から特許制度見直しの動向及び論点に関し、ご講演をいただいた後、大阪弁護士会の松本司弁護士、大阪大学法学研究科の茶園成樹教授、アステラス製薬株式会社の渡辺裕二様を交え、パネルディスカッションを行いました。

 パネルディスカッションでは、近々改正が予定されている冒認出願の救済措置、再審制限、ライセンス契約の当然対抗制度などの問題点に関し、熱い議論が戦わされました。

 改正の議論に最前線で携わっている一流の学者、立法担当者、実務家が率直に意見をぶつけ合う機会が持てたことは今後の改正の議論を進めていく上でも有益なものであったものと思います。

 また、当日は100名近くの方にご出席いただき、出席者の方からも大変好評なご意見をいただきました。