知財に関する大阪弁護士会の取り組み

パネルディスカッション「特許侵害訴訟事件における損害額の算定」を開催いたしました

大阪弁護士会では，「知的財産権・損害論の理論と実務」（別冊ＮＢＬ／�癸隠械后砲僚佝任魑�念して，平成２４年１０月１日（月）１６時より，大阪弁護士会館２階ホールにて，パネルディスカッション「特許侵害訴訟事件における損害額の算定」を開催しました。当日は，元知的財産高等裁判所裁判官の三村量一先生，北海道大学大学院法学研究科教授の田村善之先生をお招きし，まず両先生から約３０分ずつの講義をしていただき，その後，執筆に携わった若手２名の会員弁護士パネラーを加えたパネルディスカッションを行いました。

三村先生の自説である特許法１０２条１項を巡る解釈論（補完関係説）についての三村先生ご自身への質問，これに対する田村先生の見解など白熱した議論が行われました。また，推定規定相互の関係など多くの論点について深くかつ実務にも直結する議論が行われました。日頃知財実務に携わる方々にとって，大変有益なものであったと思います。

当日は，弁護士，弁理士，一般企業の方など多くの方に参加いただき，大変盛況でした。