知財に関する大阪弁護士会の取り組み

知財訴訟に関する講演会「著作権法を中心とした知財法の現状と課題」を開催いたしました

さる平成24年10月30日(火)、大阪弁護士会館において、中山信弘先生による知財訴訟に関する講演会「著作権法を中心とした知財法の現状と課題」が開催されました。わが国の知財法学の第一人者である中山先生の講義を関西で拝聴するという貴重な機会とあって弁護士だけでなく、学者、ロースクール生も聴講に詰めかけ、会場は補助椅子を用意する大盛況となりました。

ご講演は、「現在のデジタル革命は、後世必ず産業革命を超える大変革期であったと評価される」とのスケールの大きなお話から始まり、著作権を巡る展開、フェアユースに関する議論と平成24年改正の経緯についての説明とご見解を述べられ、コモンズの思想にも言及されたうえで、最後に、知財法における大きな構想の必要性を強調されて締めくくられました。

あっという間の2時間でしたが、参加者一同、大いに刺激を受けた講演となりました。