知財に関する大阪弁護士会の取り組み

大阪大学知的財産法研究会設立10周年記念シンポジウム
「標準技術と特許権」が開催されました

大阪弁護士会(担当・知的財産委員会)では、平成25年9月17日(火)、大阪弁護士会館において、大阪大学知的財産法研究会、大阪大学知的財産センター、日本知的財産協会との共催で、大阪大学知的財産法研究会設立10周年記念シンポジウム「標準技術と特許権」が開催されました。

第1部では、大阪大学大学院高等司法研究科の茶園成樹教授からご講演いただき、第2部で、大阪弁護士会の岩井泉弁護士、平野和宏弁護士、岩谷敏昭弁護士、室谷和彦弁護士、重富貴光弁護士、面谷和範弁護士が茶園教授を囲んで、パネルディスカッションが行われました(コーディネーター/外山弘弁護士・市場健吾弁護士)。

茶園教授のご講演では、標準化のメリット・デメリット、FRAND宣言、アメリカ・ドイツにおける状況などについて詳しい解説がなされた後、アップル対サムスン事件判決(東京地裁H25・2・28判決)の分析、問題点についてご講演いただきました。続くパネルディスカッションでは、具体的事例を題材にして、各パネリストの見解を発表いただきながら議論が交わされました。また、会場からも鋭い質問がなされ、本テーマに関する関心の高さがうかがわれました。

本シンポジウムには、弁護士のほか、企業関係者、弁理士、学者など、幅広い分野の多くの方々にご出席いただき、大盛況となりました。