大阪弁護士会の活動

医療委員会の紹介

医療委員会は、主に医療事件を扱う弁護士で構成され、医療事件における適切な処理・解決を実現するための活動を行うことを目的として平成23年に新設されました。患者側代理人として活動している弁護士と医療機関側代理人として活動している弁護士の双方で構成されている点で全国でも画期的な委員会です。

委員会内では3つの部会に分かれており、第1部会は医療制度部会として行政や医師会をはじめとする医療関係団体との連携を検討しながら医療制度のありかたを議論しております。第2部会は紛争処理実務部会として具体的な医事紛争処理等のルール作りを検討しております。第3部会は研究・研修部会として専門法律相談の担当者向けの研修の企画・実施や、司法修習生のための研修の企画・実施し、最新の医療事件判例についての研究活動も行っております。

毎年1回行っている裁判所との協議会では、医療事件訴訟における様々な問題点について意見交換を行っており、近時は産科医療補償制度の原因分析にかかわっている医師にも参加いただき、産科医療補償制度をテーマとして議論を行いました。

医療事件がますます複雑化している中、医療委員会は医療事件処理に関する専門家集団として今後も研鑽を深めてまいります。

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