「弁護士」に対する一般的なイメージはいろいろあるかと思います。

 

最近ではテレビなどマスコミで弁護士が登場することも増えたので、認知度が高まったとは思いますが、それでもまだ「都市伝説」のように(?)、誤解されたイメージをもたれていることがあるようです。

そこで、昔からよく指摘されている弁護士のウワサについて、いくつか挙げてみました。

もっとも、私の主観がかなり含まれているので、あまり鵜呑みにしないでくださいね。

 

2010年7月28日 (水)

昨日の敵は・・・

弁護士というのは依頼者の代理人として、相手方との紛争解決に向けて、全力を尽くします。

 

ということは、相手方にしてみれば、憎き敵の代理人として前面に出てくるわけですから、敵本人と同様に(ときには敵本人以上に)憎らしい存在になるわけです。

 

特に、裁判などで提出される書面を作成するのは、おおかた弁護士ですから、書面の内容が腹立たしい場合には、相手方弁護士こそが憎い相手にみえてくるでしょう。

 

そんな仕事を10年以上やっていると、依頼者の相手方から、とことん嫌われ、憎まれ、ときには少々危ない思いをすることも少なからずあります。

 

 明後日の6/23(水)、午前10時~午後4時に、弁護士による「女性の権利」無料電話相談(℡06-6363-5041)が実施されます。

 

 毎年、各地の弁護士会等で一斉に開催しているもので、相談内容としては、DV(ドメスティック・バイオレンス)やセクハラなど、女性に対する暴力被害に関するものが相当数を占めています。(大阪弁護士会では毎月1回、DVやセクハラ等の無料電話相談も行っています。)

 

 私は、今から約12年前、弁護士になる前の司法修習生だった頃に、初めて「DV」という言葉を聞きました。

 当時は、まだ法律(配偶者からの暴力の防止及び被害者の保護に関する法律。いわゆる「DV防止法」。)ができる前で、DV被害者を支援している弁護士は、仮処分手続など、既存の法律・法制度を駆使して、何とか対応している状況でした。

 社会的にもまだ「DV」という言葉すら浸透しておらず、この問題に取り組んでいる弁護士もごく少数でした。

 

 その後、私が弁護士2年目の頃に、ようやくDV防止法ができました。

日本の弁護士には英語を話せない人が結構います。
恥ずかしながら、私もその一人です(もちろん、話せないだけでなく、聞き取りもダメです。)。


お隣の韓国では、弁護士は大抵、英語を普通に話せるという話を聞きました。日本の弁護士の実情を知られたら、さぞかし驚かれることでしょう。


もちろん、日本の弁護士にも、業務で日常的に英語を使用している人がいますし、留学して外国で法曹資格を取得してくる人も結構います。また、英語に限らず、フランス語、ドイツ語、中国語、韓国語などの外国語に精通している人もいます。
でも、日本の弁護士は「日本語オンリー」の方が多いのではないでしょうか。


まさに「日本語オンリー」の私は、「国内で弁護士業務をする上では、英語を話せなくてもそれほど支障がない。」という言い訳で10年間乗り越えてきました。


しかし、これからは、そんな言い訳は通用しないかもしれません。
日本にはたくさんの外国の方がいらして、そういう方の法律相談を受けることも十分あり得ます。
また、今のご時世、企業から海外事業案件に関する法律相談を受けることも多くなるでしょう。

2010年4月11日 (日)

弁護士の仕事は金儲け?

 一般的に、「弁護士の仕事」といえば、「裁判で依頼者の代理人になること」、「刑事裁判にかけられている被告人の弁護をすること」というイメージが強いと思います。
 最近では、テレビコマーシャルなどの影響で「貸金業者から依頼者が払いすぎた利息を取り戻す(過払い金返還請求)こと」というイメージもあるかもしれません。
 そして、「弁護士はお金になる仕事しかしてくれない。」という、ちょっと残念なイメージもあるかもしれません。