2017年12月14日 (木)

貧困とは?

寒さが厳しい季節になってきましたね。

 

さて今日のテーマは「貧困」です。

「貧困」という言葉を聞いて皆様はどのようなイメージを持たれるでしょうか?

この寒空の下帰る家がなく路上で生活をしている人、日々の食事すら満足にとれずに飢えている人は「貧困」だと多くの人が思うと思います。

では、家はある、3食食べられる、でもお金がなくてずっと同じものしか食べられない人、あるいはバランスのとれた食事を食べられない人、携帯電話を持てない人、町内会の集まりなどに参加できない人、子供にクリスマスプレゼントを買ってあげられない人などなど、、、

こういう人たちは「貧困」ではないのでしょうか?

 

実は、「貧困」という概念については、ずっと以前から研究がされてきて、どんどんその概念が変わってきているのです。

 

はじめまして。弁護士の冨田真平と申します。

お盆も明けましたが、毎日暑い日が続いていますね。皆様しっかり水分をとって熱中症にお気をつけください。(かくいう私は、部屋のクーラーが壊れているため、毎日寝苦しい夜を過ごしております)。

 

さて、今日は、帰ってきた「貧困問題連続市民講座」のご案内です。

 

皆様は今、日本の貧困率がどのくらいかご存知でしょうか?

 

2015年の日本の相対的貧困率は15.6%で、先進国の中でもかなり高い数字になっております。また、ひとり親世帯の相対的貧困率に至っては、なんと約5割!つまり、国民の約7人に1人が、ひとり親世帯に至っては約2人に1人が「貧困」と呼ばれる状態に陥っているのです。

 

このように貧困が広がる日本社会で、貧困問題についてどのように考え、取り組んでいけばいいかを、各分野に詳しい講師の方々をお呼びし、市民の皆様と一緒に考える―それが貧困問題連続市民講座です。