今回もスポーツ弁護士(スポ弁)としてスポーツ(プロ野球)に関する話題です (以下は話を分かりやすくするために詳細な説明を省いており、その点で不正確な部分があることをご了承ください。)。

 

現在、プロ野球では楽天の田中将大投手がメジャーに移籍できるかという 話で盛り上がっています。

そのことについて、 日米の野球関係者がポスティングの新制度について合意をしたというニュースがありました。

 

では、そもそもポスティングって何なのでしょう?

まーくんはなぜすんなりメジャーに行けないのでしょうか?

 

また、日本の球界でもストーブリーグで契約更改やフリーエージェント(FA)などのニュースがなされています。

その中で、FA権を行使した選手が元いた球団が人的補償を要求するとか、 新たに入団する球団がプロテクトをどうするとかいうことがニュースになっています。

 

では、人的補償ってなんでしょう?

プロテクトってなんなんでしょう?

 

ご存じのとおり,9月7日のIOC総会において 2020年のオリンピック・パラリンピックを東京で開催することが決定しました。

世界最大のスポーツの祭典が自国で開催され,それを見ることができるチャンスがあるのは 単純にうれしいことですね。

今回のオリンピック・パラリンピック東京開催決定により, 日本の景気浮揚にも大きな後押しになるとして経済面からも歓迎されているようです。

 

しかし,やはり忘れてはならないのはスポーツ界にとってこのことがとても重要であると いうことです。

 

5月26日(日)から6月2日(日)まで, 日本弁護士連合会業務改革委員会スポーツ・エンターテインメント法促進プロジェクトチーム(長い…)の関係で,ヨーロッパにおけるスポーツ界におけるガバナンスの実情を調査するための視察に行ってきましたのでご報告いたします。

thumb_055.jpg 日本では体罰や補助金の不正受給などスポーツ団体におけるガバナンス体制が問われるような問題が起きており,スポーツ団体の体制がまずいんじゃないかという話が良く出てきています。

日本は現在2020年のオリンピックの候補地にも名乗りをあげており, スポーツ界でのガバナンス体制を確立することは急務ともいえます。

 

そこで,少なくとも日本よりはいろいろと進んでいるであろう(実際に進んでいる) ヨーロッパ各国の実情を調査することで,日本におけるあるべきガバナンス体制を探っていこうというのが今回の目的です。

2013年4月16日 (火)

弁護士劇団ななころび

突然ですが、皆さんは「弁護士劇団ななころび」という劇団をご存じでしょうか。
知らないですよね。
知らない方が当然だと思います、知ってたら超マニアックです。


この「弁護士劇団ななころび」というのは、もともと弁護士会での主に遺言・相続に関するイベントで寸劇をするために弁護士会内の有志の弁護士が集まってできたものです。

 

例年、4月15日と11月15日の「良い遺言(いごん)の日」と「いい遺言(いごん)の日」に弁護士会で記念イベントをするのですが、その中で寸劇やコメディーなどを行って地道に活動してきました。

 

最近では、遺言・相続分野にとどまらず、中小企業支援センターの発足イベントでたむらけんじさんと一緒に寸劇をしたり、弁護士会内にとどまらず読売新聞本社内で同社主催のイベントに出演したりと活動の幅を増やしつつあります。

メンバーはすべて弁護士であり、演劇についても基本的に素人です。

しかも皆当然普段は本業をしていますので、練習時間も限られています。

最近、スポーツと体罰の問題が話題になっています。


この問題は、これまでもずっと存在したのですが、一人の人の命がなくなるまでここまで取り上げられることはありませんでした。

私は、弁護士登録直後から、スポーツと法律の問題に取り組んでおり、大学でもスポーツ法学を教えている関係もあるので、いつもふざけたことばかり書いていますが、今回はこれについて書かせていただきます。


スポーツ指導をする上で、叱咤したり、時にきつく指導したりすることが必要であることはいうまでもありません。
私も小学校時代は体罰を受けましたし、体罰を含む厳しい指導を加えた先生の方が特に「いい先生」として印象に残っている場合もあります。

 

しかし、体罰」は本当にスポーツにおける必要な指導といえるでしょうか。