2017年8月31日 (木)

知的財産管理技能士

知的財産管理技能検定を受けに行ってきた。

 

この検定には,1級(特許専門業務),1級(コンテンツ専門業務),1級(ブランド専門業務),2級,3級があり,それぞれ学科試験と実務試験が用意されている。今回,私が受験したのは2級と3級である。

 

合格すると,「知的財産管理技能士」と名乗ることができ(名称は法律上独占が認められている),知的財産分野(特許,商標,著作権等)について,管理能力があることを(国家資格であるため)対外的に証明することができる。

弁護士であれば,(法律事務に含まれることから当然に)知的財産に関する業務についても行うことができるが,「弁護士」という肩書だけでは,顧客からみて,どの分野についての経験が豊富なのか,興味を持っているのかが分からない。この点,ホームページ等のプロフィール欄に「〇級知的財産管理技能士」と記載しておけば,知的財産分野に興味を持って取り組んでいることをアピールすることができるという訳である。

 

2017年8月30日 (水)

弁護士徒弟関係

習い事や学校の恩師はもちろん、日々の些細なことも含め、人生には、その都度、自分を導いて下さる師匠がいますよね。

特に、武道や、日本文化、芸術などの分野には、師匠が存在し、弟子は、師匠から指導を受け、いずれ、自身も弟子を持ち、その教えを継承する。

 

弁護士にも、これに似た徒弟関係があります。

 

弁護士になると、既存の事務所に勤務し、事務所の経営者を師匠と仰ぎ、指導を受けながら、一人前の弁護士を目指します。

 

そこで、一人前になると、自分で、事務所を構えます。のれん分けや、許状のようなニュアンスでしょうか。

やがて、弁護士を雇い、弟子であった者が、師となります。

 

師匠にも師匠がおり、相撲会の一門ように、同門としての輪が広がって行きます。

 

書籍と六法で独学できる法律分野でさえ、こうした徒弟関係があり、書籍からは学べない多くを、この徒弟関係から学んで来ました。

 

これについて、内田樹さんが、上手く書かれていました。

 そろそろ8月も終わろうとしていますが、皆様、夏休みはいかがお過ごしでしたか?

 

 私は、大阪弁護士会の高齢者・障害者総合支援センター(愛称「ひまわり」)に所属しています。

 「ひまわり」では、平成29年10月から、法律相談を増設し、月・火・水・木・金と、平日毎日行うことにしました。

 「ひまわり」では、平成10年に、高齢者や障害者を対象とした法律相談(電話相談、来館相談、出張相談)を始めましたが、非常に好評を頂いており、これまでも、当初週1回で始めた法律相談を、週2回、週3回と増設してきたのですが、「電話がなかなかつながらない」、「来館相談の予約がなかなか取れない」、とのお声を聞くことも多く、このたび、週5回に増設することになりました。

 「ひまわり」の法律相談では、高齢者・障害者ご本人からの相談だけでなく、ご家族や支援者の方からのご相談も伺っています。また、高齢者・障害者のご相談でしたら、一般的な法律問題(借金や家族のことなど)もご相談にのっています。

2017年8月28日 (月)

灼熱の当番弁護士

当番弁護士という制度は、みなさんもうご存知だと思いますが、名簿に登録された弁護士に、年に何回か当番の割当があり、その日に指示された警察や留置施設に出動するシステムになっています。

 

当番になっていても出動しない日もあれば、2件以上出動する日もあります(最近はほとんどの場合1件だけになっています)。

 

7月にも当番に当たっていた日があり、その時には出動要請がなかったのですが、8月11日の当番の日には、港警察と平野警察の2件出動要請がありました。

 

まあ2件とも大阪市内だし何とかなるか、と思って被疑者国選を受任したのですが、この2つの警察は難波から西と天王寺から東という方向で西と東に離れており、同じ日に2件回ると3時間以上かかるのでありました。

 

はじめまして。弁護士の冨田真平と申します。

お盆も明けましたが、毎日暑い日が続いていますね。皆様しっかり水分をとって熱中症にお気をつけください。(かくいう私は、部屋のクーラーが壊れているため、毎日寝苦しい夜を過ごしております)。

 

さて、今日は、帰ってきた「貧困問題連続市民講座」のご案内です。

 

皆様は今、日本の貧困率がどのくらいかご存知でしょうか?

 

2015年の日本の相対的貧困率は15.6%で、先進国の中でもかなり高い数字になっております。また、ひとり親世帯の相対的貧困率に至っては、なんと約5割!つまり、国民の約7人に1人が、ひとり親世帯に至っては約2人に1人が「貧困」と呼ばれる状態に陥っているのです。

 

このように貧困が広がる日本社会で、貧困問題についてどのように考え、取り組んでいけばいいかを、各分野に詳しい講師の方々をお呼びし、市民の皆様と一緒に考える―それが貧困問題連続市民講座です。

 

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