2013年10月20日 (日)

パリ通信 その1

 

 こんにちは。

 私は今、しばらく弁護士業をお休みして、パリで生活しています。

 ですので、今後しばらくはパリで生活していて日々感じたことを中心に書きたいと思います。

 家族全員がフランス語をほとんど話せないという危機的状況のまま突入した初めての外国暮らしは、当然戸惑うことが多く、想像していた以上に大変です。ただ、噂に聞いていたのと違って、パリの人達は、こちらがフランス語を話せないとわかるとすすんで英語で話しかけてくれたり、困っている様子をすぐに察してすすんで世話をやいてくれたりするなど、とても親切な人が多いです(一方で、特に公共機関においては、権利を主張しないと何も手続が進まないことも多々ありますが。。。)。

 例えば、パリのバスは、急発進や急停車が多く、荒っぽい運転なのですが、子ども連れで乗って困っていると、ほぼ必ず誰かが席を譲りに話しかけてくれるのです。

 ちなみにバスの優先座席の優先順位は、私のフランス語理解が正しければ一番が傷病兵で、次に障がいのある方や妊婦さんが続き、三歳以下の子ども連れが六番目くらい、七五歳以上(高齢化社会を反映しているのでしょうか)のお年寄りは八番目くらいです。色々と興味深い順位ですね。

2013年9月5日 (木)

熊本自慢☆

                勉強漬けの毎日,同じ目標に向かって苦楽をともにした
ロースクール時代の親しい友人との絆は,
本当にかけがいのないものです。


今年の司法試験の合格発表が数日後に控えていますが,
受験生の方々には,たとえ結果が分かれたとしても,
勉強の過程を全否定したり,
友人との絆を拒否したりすることなく,
その後の対応を検討してもらえればと願っています。

 


さて,ロースクールの友人らとは,
毎年,10名前後で研修旅行を開催しています。
法曹となって3年目。今回もお互い成長を確認し,
刺激を受け合う場となりました。
私は今回の幹事で,地元・熊本旅行を決行しました。

 

2013年8月15日 (木)

法教育最前線?!

 

 先日、縁あって京都産業大学法学部のK准教授のゼミにお邪魔させていただきました。

 

1 斬新な授業スタイル

 法学部の授業というと、先生の一方的な講義を学生がただ座って聞いているというイメージかあるかもしれません。あるいはロースクールのようなソクラティックメソッド(先生が質問し学生をあてて答えてもらう対話型授業)の授業風景を思い浮かべる方もいるかもしれません。特定の学生が発表して、先生が突っ込む、そして残りの学生はとりあえず出席点稼ぎのために黙って座っているというゼミを経験された方も多いかもしれません。

 Kゼミは、そういった予想をいい意味で裏切ってくれます。古典から最先端まで幅広い学問内容を扱いながら、授業の運営スタイルが大変実験的です。いうなれば「皆でゲームをして楽しみながら学ぶ」というスタイルのゼミです。ゼミ生全員が参加してゼミを創り上げています。このようなゼミを可能にする手法は、例えば企業において「いかに社員全員のモチベーションを保ちながら業績をあげていくか?」というような組織の運営課題に対して大変参考になる取組みだろうと思われます。

2013年7月4日 (木)

「飛行機はなぜ飛べるか」

飛行機には年に10回以上乗るであろうか。でも,できることなら乗りたくない。理由は単純,落ちてしまわないか不安だからである。


酒を飲んで飛行機に乗り込み,すぐに眠ってしまえばいいのだが,仕事の時はそういうわけにはいかない。なぜ,巨大な鉄の塊に,あれだけの人と物を乗せて空に浮くのか,まったく不可解である。


その理由が分かれば不安が解消されるのではと考え,飛行機に関する本を買って読んでみた。「よくわかる最新飛行機の基本と仕組み(第2版)」という本である。

 

飛行機が空に舞い上がるためには,ジェットエンジンと翼が必要とのことである(ここは理解できる)。翼は,進行方向に対して上向きの角度(「迎え角」)がついており,翼の後方から斜め後方に噴出される気流の反作用によって,翼は上向きの力を得ている。

 

翼の形状は,上面がふくらんでいて,下面が平らになっており,翼の上面と下面の形状の違いから,翼の上面の空気が下面よりも若干早く流れ,これにより,流れる空気の圧力差が生じ,上向きの力(「揚力」)が生じるとのことである。揚力は翼面積と速度の2乗に比例するようである。

2013年5月28日 (火)

修徳学院を訪ねて

 

 

 

 はじめまして。新たに若手ブロガーの一員に加わりました、稲谷徳子です。

 駆け出しの弁護士として、また、いやいや期真っ盛りの2歳の男の子の母として、毎日睡眠不足の日々を送っております。

 

 私は今大阪弁護士会の子どもの権利委員会に所属し、弁護士として、また母として、一人でも多くの子どもを幸せにしたいと思いながら活動しています。そこで、このブログでは、子どもを取り巻く法的環境や、社会的環境に接して感じたことを綴ってみたいと思います。とはいえ、弁護士としても母親としてもまだまだ新米ですので、それほど含蓄のあることが書けるわけではないのですが。

 

 第一回目の今回は、児童自立支援施設である大阪府立修徳学院の讃母の式典と、その後の園遊会に参加した時のことを書いてみようと思います。

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