弁護士の放課後 ほな行こか~(^o^)丿 http://www.osakaben.or.jp/blog/ ja 中学生ジュニアロースクール http://www.osakaben.or.jp/blog/posts/155/entry/2456 <p>夏です。</p> <p>最近は多少ましになってきておりますが、それでも連日30度を越える真夏日が続いております。</p> <p>&nbsp;</p> <p>夏といえば、生徒さんにとっては何より待ち遠しい夏休み。もう終盤にさしかかろうという時期でしょうか。</p> <p>&nbsp;</p> <p>生徒さんが自由な時間を使えるこの期間。</p> <p>大阪弁護士会では、夏休みの初め7月24日、25日に中学生向けジュニアロースクールを開催しました。</p> <p><a href="http://www.osakaben.or.jp/blog/imce?app=nomatter|imceload@imceInlineImceLoad#" title="テキストエリア へ送る"><img alt="img_3324.jpg" src="http://www.osakaben.or.jp/blog/sites/default/files/u4/img_3324.jpg" /></a></p> <p>&nbsp;</p> <p>2日間で行われるこのイベント。</p> <p>両日ともに9時30分から15時30分とまさに学校と同じぐらいの時間を使って、裁判所、弁護士事務所に行ったり、弁護士会で模擬交渉や模擬裁判をおこなったりと盛りだくさんの内容になっています。</p> <p><a href="http://www.osakaben.or.jp/blog/imce?app=nomatter|imceload@imceInlineImceLoad#" title="テキストエリア へ送る"><img alt="img_3382.jpg" src="http://www.osakaben.or.jp/blog/sites/default/files/u4/img_3382.jpg" /></a></p> <p>今年も大勢の生徒さんに参加していただきました。</p> <p>&nbsp;</p> <p>私は1日目模擬交渉の調整役として手伝いをいたしました。</p> <p>模擬交渉は、生徒さんが弁護士となり、当事者の話を聞き、当事者の望む契約を実現することが目的になります。</p> <p>当然、AさんとBさんの二人がおり、生徒さんはそれぞれAさんの代理人、Bさんの代理人となって、それぞれの立場で交渉することになります。</p> <p>&nbsp;</p> <p>調整役はAさんの言っていること、Bさんの言っていることを整理して、交渉のサポートをしますが、あくまでもサポート。</p> <p>結論を示したりはしません。</p> <p>生徒さんが考えるのが何よりだからです。</p> <p>&nbsp;</p> <p>このような機会はなかなかないからか、生徒さんからは、人の話を聞けてよかったなど感想がありました。</p> <p>&nbsp;</p> <p>やはり生徒さんからの感想が一番はげみになります。</p> <p>&nbsp;</p> <p>来年以降も継続して行っていく予定です。</p> http://www.osakaben.or.jp/blog/posts/155/entry/2456#comments 大阪弁護士会、弁護士のこと Fri, 17 Aug 2018 03:17:11 +0000 043166 2456 at http://www.osakaben.or.jp/blog プロスペクト理論 http://www.osakaben.or.jp/blog/posts/160/entry/2457 <p> ブロガーの浜本です。2回目の投稿です。</p> <p> お盆休みに、「経済学者たちの日米開戦 秋丸機関『幻の報告書』の謎を解く」(新潮選書)という本を読みました。</p> <p> この本で、大変興味深い記述がありました。それは、</p> <p> (a)確実に3000円支払わなければならない。</p> <p> (b)8割の確率で4000円支払わなければならないが、2割の確率で1円も支払わなくてよい。</p> <p> という2つの選択肢が与えられた場合、(b)の選択肢を選ぶ人が多い、というものです。</p> <p> (b)の選択肢の損失の期待値は、-4000円&times;8割+0円&times;2割=-3200円であり、(a)の選択肢の損失の期待値(-3000円&times;10割=-3000円)より少ないので、(b)の選択肢を選ぶのは不合理なのですが、人は、損失が出る場合、確率は低くても損失がゼロになる可能性がある方(この事例では(b)の選択肢)に魅力を感じてしまうそうです(これを「プロスペクト理論」というそうです)。</p> <p> 今後法律相談の中で選択肢の提示を求められた場合には、このような点にも配慮しないといけないなぁ、との気付きを得たお盆休みになりました(なお、私は迷わず(b)の選択肢を選びました)。</p> http://www.osakaben.or.jp/blog/posts/160/entry/2457#comments 本・映画・テレビ Thu, 16 Aug 2018 07:54:13 +0000 027902 2457 at http://www.osakaben.or.jp/blog 長崎控訴院について http://www.osakaben.or.jp/blog/posts/138/entry/2455 <p>前回このブログを担当したとき、映画「この世界の片隅に」について、簡単な感想(<a href="http://www.osakaben.or.jp/blog/posts/138/entry/2324">http://www.osakaben.or.jp/blog/posts/138/entry/2324</a>)を書かせていたただきました。かかる投稿は、更新直後に多数のアクセス数をいただいたに留まらず、先週頃には、本ブログ内記事中アクセスランキングが再び1位になりました。</p> <p>&nbsp;</p> <p>「この世界の片隅に」は、現在、TBS系列で連続ドラマが放映され、昨年の映画にシーン追加した新装版「この世界の(さらにいくつもの)片隅に」の上映も、発表されています。</p> <p>ランキングが返り咲いたのも、一連の動きが反映されたものと思われます。</p> <p>いちファンとしては、息の長いコンテンツとなったことは、嬉しい限りですが、その余波で、拙稿までアクセスが増加するというのは、逆にやや恥ずかしい思いです。</p> <p>&nbsp;</p> <p>そんな中、弁護士会より、偶然か今年は8月9日を当ブログの執筆日に割り当てられました。</p> <p>長崎について(広島についても)、本来、私は人に話すほど詳しくはないのですが、以前少し興味深い発見をしたので、ここに紹介させていただきます。</p> <p>&nbsp;</p> <p>我が国では、いまでも少なくない戦前の法令が有効であり、さらには、改正があったとしても、条文を戦前の法令(カタカナ書き)を現代文(ひらがな書き)に直しただけであったりする例も結構あります。そのため、行う法令調査や法学研究において、戦前の裁判例の参照や引用が行われることがままあります。</p> <p>&nbsp;</p> <p>ある調査の際、長崎控訴院の裁判例が出てきたことがありました。控訴院とは、文字通り控訴審を担当する裁判所であり、概ね現在の高等裁判所に相当します。しかし、現在、九州にある高等裁判所は福岡高等裁判所です。「控訴院は福岡ではなく長崎だったのか、戦後福岡に移ったのかな」と思って調べたところ、移転したことは予想どおりでした。ただ、長崎控訴院庁舎は、原爆によって跡形もなく消失しており(「長崎原爆資料館 収蔵品検索」 <a href="http://city-nagasaki-a-bomb-museum-db.jp/collection/86096.html">http://city-nagasaki-a-bomb-museum-db.jp/collection/86096.html</a>)、その移転は戦後ではなく、1945年8月15日に、福岡控訴院が設置されることにより、なされていました(<福岡市議会史第 2 巻「大正編」第 21 章余録 4 長崎控訴院移転問題から>&nbsp;​​<a href="http://gikai.city.fukuoka.lg.jp/wp-content/uploads/2018/03/gikaishi2.pdf">http://gikai.city.fukuoka.lg.jp/wp-content/uploads/2018/03/gikaishi2.pdf</a>)。</p> <p>&nbsp;</p> <p>いうまでもありませんが、8月15日は終戦の日です。</p> <p>&nbsp;</p> <p>8月15日の移転が前もって計画されていたのか、否かについては、上記資料は触れられておりませんが、長崎控訴院は、租界の領事裁判の上訴審を管轄するなど、当時の政府の植民地支配における司法インフラであったこと(福島小夜子著「領事裁判と明治初年の日本」<a href="https://www.jstage.jst.go.jp/article/jorient1962/23/2/23_2_99/_pdf">https://www.jstage.jst.go.jp/article/jorient1962/23/2/23_2_99/_pdf</a> 等参照)を考えると、戦前の終焉を表すエピソードであると想ったことを記憶しています。</p> <p>(ただし、上記長崎原爆資料館の写真の説明文では、移転日が「昭和20.8.1」とされており、資料間に食い違いがあるようです。もしかしたら長崎弁護士会や福岡高裁等には移転の経緯について詳細な資料があるのかもしれませんが、恐縮ながら、そこまで調査はしておりません。)</p> <p>&nbsp;</p> <p>&nbsp;</p> <p>昨年は核兵器禁止条約が国連で採択されるなど、核兵器について違法化を図る流れはあるものの、未だ核廃絶の現実化は遠い情勢です。</p> <p>&nbsp;</p> <p>長崎の原爆が人類にとって最後の核兵器となることを願いつつ、</p> <p>先の大戦の犠牲者の冥福を祈念いたします。</p> http://www.osakaben.or.jp/blog/posts/138/entry/2455#comments あれこれ Thu, 09 Aug 2018 02:19:01 +0000 051475 2455 at http://www.osakaben.or.jp/blog 「知って」ほしいこと http://www.osakaben.or.jp/blog/posts/198/entry/2453 <p> 聞いたことがあるが中身を知らない、ということは多々ある。<br /> あるいは、頭で理解はしているが心で実感はしていない、ということも多々ある。<br />  僕はつい最近、四十数年生きてきて初めて、蛍が光るのを見たし、ツクシが苦いのを味わった。</p> <p>&nbsp;</p> <p> 知ることは大事だ。そもそも知らなければ始まらない。<br />  しかし、それだけではなく、心で実感することこそが、その物を本当に「知る」ということなのだと思う。<br />  蛍が光ることや、ツクシが食べられることは、調べれば分かる。しかし、その光が作る幻想的な空間は、その苦さが教える春の味は、実際に見て、食べた人だけにしか分からない。<br />  蛍が光るということは、ツクシが食べられるということは、それはこういうことだったんだ。</p> <p>&nbsp;</p> <p> 今学期から、ある大学に憲法の講義をしに行っている。学生は、看護士や教師、医療技師を目指している人なので、法律に興味はないのだろう。そんな中で、僕の拙い授業につきあってくれている。<br />  おそらく全員が、憲法というものを聞いたことはあったと思う。しかしまた、おそらく全員が、憲法は誰に義務を課すものか、ということは、知らなかったと思う。<br />  中学の時から社会などで習っているはずなのに、三権分立というような言葉を覚えたはずなのに、憲法は権力から国民を守るためのものだという根本的なことを、知らないままだ。我々は憲法に守られているのだということを、知らないままだ。憲法は、公権力を縛るためのものだ。なのに、我々国民が義務を負い、我々国民が憲法に縛られている、とさえ思われてる。<br />  知ることは大事だ。そもそも知らなければ始まらない。少なくとも僕の授業に出てくれた学生たちは、知ってくれたはずだ。</p> <p>&nbsp;</p> <p> もうすぐ終戦記念日。戦争を知らない僕などが言うのもおこがましいが、体験はできなくても、いろんな話をテレビで見たり、経験を人から聞いたりすることはできる。そして多くの人に、実感し、「知って」ほしいと思う。<br />  我々は憲法に守られているのだ。</p> http://www.osakaben.or.jp/blog/posts/198/entry/2453#comments あれこれ Wed, 04 Jul 2018 02:30:30 +0000 041541 2453 at http://www.osakaben.or.jp/blog 不動産の買い方 http://www.osakaben.or.jp/blog/posts/114/entry/2452 <p>ここ数ヶ月,「かぼちゃの馬車」に関する事件が耳目を集めています。</p> <p>ご承知のとおり,「かぼちゃの馬車」はシェアハウスのブランド名で,その建築・サブリース・管理を営む会社が「高利回り,賃料保証」を謳ってオーナーを集め,オーナーは銀行から融資を受けて「かぼちゃの馬車」を購入,ところが,実際にはその会社は賃料を支払うことが全くできず倒産してしまった,というのが事件の概要です。</p> <p>この事件は,その会社の破産開始決定が出たばかり(5月15日付)で情報が少なく,疑問点がたくさんありますが,なかでも,どうして無謀な融資が銀行の審査を通ってしまったのか,という点は大きな疑問点です。その会社については,オーナーを募集している時点で既に賃料を支払う目途が立っておらず,「かぼちゃの馬車」事業の見通しが立っていないのに,なぜ融資の審査が通ってしまったのでしょうか。この点については,オーナーの所得証明書などの融資審査の基礎となった資料が偽造されたのではないか,という意見が出ています。</p> <p>偽造された資料に基づいて無謀な融資を通してしまった銀行(そして,その融資担当者)も大きな損失を免れませんが,一番の被害者がオーナーであることは疑いないでしょう。</p> <p>&nbsp;</p> <p> 「かぼちゃの馬車」ほど大規模な事件は珍しいですし,そもそも「かぼちゃの馬車」のような収益物件を購入する人もそれほど多くはないので,「かぼちゃの馬車」オーナーのような被害は他人事のようにも思えますが,あながちそうとも言い切れません。たとえば,「大阪 ローン詐欺屋」という言葉でインターネット検索をして,検索で見つかった記事をいくつか見てみると,被害が他人事ではないことがわかります。自宅を建てるときにも,このような被害に遭うかもしれません。たとえば,自宅を建てる前に署名捺印した土地の売買契約書・建物建築請負契約書の代金額を業者に偽造され,業者がローン事務を代行するといって偽造した契約書を銀行に提出し,偽造した契約書に基づいて銀行の融資審査が通ってしまうと,自分が署名捺印した契約書の代金額以上の負債を負うことになってしまいます。このような被害は珍しくはありません。</p> <p> そんなに簡単に契約書の偽造ができるのかという疑問が浮かびますが,契約書の写しならば簡単に偽造できます。まず,複数頁の契約書を作成し,最終頁は署名捺印欄だけにし,それ以外の頁に契約内容を記載します。そして,署名捺印後,最終頁以外の頁をすり替え,最終頁の割り印だけ画像編集ソフトなどで消してしまえば,写しですが,簡単に契約書を偽造することができます。当然,偽造後は各頁の割印や収入印紙の消印がなくなりますが,割印は「押印忘れ」とでも銀行員に説明し,消印は三文判を押せば,銀行の融資審査を通ってしまうことがままあり得ます。もちろん,割印がないことや,署名横の押印の印影と収入印紙の消印の印影が違うことなどの不審事由があり,融資担当の銀行員としては契約書の原本を確認すべきですが,多忙な中で融資担当者が不審事由を見落とすことも少なくないと思います。</p> <p> そして,審査が通り融資が実行されると,業者は,融資額と偽造前の契約書の代金額との差額の一部を,名目を付けて(ひどい場合には名目すらつけず)被害者から持っていきます。</p> <p>融資が実行されてしまうと,その後に契約書の偽造に気が付いても時すでに遅しです。契約書の偽造をするような業者が法人に資力を残していることは少なく,業者からの回収は困難を極めます。他方,銀行との関係では,いくら自分が被害者だといっても,融資金はいったん自分の預金口座に入ってしまっています。ですから,「自分は被害者だ。」,「不審事由を看過した銀行も悪い。」,「錯誤だ,(第三者)詐欺だ。」と言ったところで,自分で融資後のお金の流れを解明しない限り,融資金は不当利得として返還義務を免れません。</p> <p>&nbsp;</p> <p> 被害に遭わないためには色々な方法が考えられますが,少なくとも次の2つを指摘することが出来ると思います。</p> <p> 1つ目は,融資金の流れ,いわゆる「金種」を融資実行の前日までに確認することです。融資実行の当日,いわゆる決済日は,目の前の書類に押印するばかりですので確認する暇がありません。確認をするならば前日までです。業者には金種表を出してもらい,手元の見積書・請求書・契約書と照らし合わせれば,偽造などがあれば一目瞭然でわかります。</p> <p> 2つ目は,いわゆる「ワン・ストップ・サービス」は用心してかかることかと思います。冒頭述べた「かぼちゃの馬車」の事件でも業者は,建築・サブリース・管理に加えてローン事務の代行も行っていたようですし,上のような被害においても,契約書の偽造を行う業者は土地売買の仲介・自宅の建築・建築確認申請・ローン事務代行などを一括で行っていることが少なくありません。たしかに,色々な事務を一括で行ってくれる「ワン・ストップ・サービス」は便利ですが,一括で行ってくれるということは情報も一括でその業者に集まるということです。情報が1人のところに集まると監視の目が働かず不正の誘因になりかねません。</p> <p>&nbsp;</p> <p> 不動産の購入は極めて大きな買い物です。気を付けたいものです。</p> http://www.osakaben.or.jp/blog/posts/114/entry/2452#comments あれこれ Fri, 29 Jun 2018 15:59:23 +0000 047907 2452 at http://www.osakaben.or.jp/blog