弁護士の放課後 ほな行こか~(^o^)丿 http://www.osakaben.or.jp/blog/ ja 高校野球の優勝投手 http://www.osakaben.or.jp/blog/posts/106/entry/2527 <p> 高校野球の歴史が好きな高橋からの出題です。名球会会員のうち,夏の高校野球の優勝投手をあげてください。</p> <p>&nbsp;</p> <p> 今年も49の出場校が頂点を目指して頑張っています。優勝校のエースとなると,頂点の中の頂点です。ただ,そこに立ったのに,プロでは投手としてあまり活躍できない例も多いようです。</p> <p>&nbsp;</p> <p>名球会加入資格は,投手なら200勝以上,野手なら2000本安打以上で,昭和生まれです。投手では,退会した金田正一(以下,敬称略)・堀内恒夫を入れても18人しかいません。</p> <p>&nbsp;</p> <p>答えの前に,150~199勝のレンジを見ますと,桑田真澄(昭和58・60年),大正生まれの真田重蔵(昭和15年)の2人の優勝投手がいます。メジャーリーグの勝ち星を加えますと,松坂大輔(平成10年),田中将大(平成17年)という現役投手がここに加わります。30歳で170勝に達している田中は,200勝する可能性が大きいでしょう。</p> <p>&nbsp;</p> <p> 冒頭のクイズは,「打者として柴田勲(昭和35年)がいるだけで,投手としてはいない」が正解です。春の選抜優勝投手では,平松政次(昭和40年),打者としての王貞治(昭和32年)がいます。大正生まれに広げると,戦争での中断がありながら実働12年間で237勝もあげた野口二郎(昭和12年夏・13年春)という怪物の例があります。極端な大投手ばかりを見ている感はありますが,通算勝星数100位(115勝以上)まで目を広げても,実はここまでに名前を挙げた以外には夏の優勝投手はいません。最近の優勝投手にも,プロで伸び悩んでいる例は少なくありません。</p> <p>&nbsp;</p> <p> 野手としての才能を生かして活躍している選手も多くいます。高校野球とプロとでは投手としての才能は違うとか,そこまですごい投手がいなくても優勝できるとかいうことも事実と思います。ただ,多投・連投によって才能がある投手が潰れているのではないかということは一層考えていく必要があると思います。</p> <p>&nbsp;</p> <p> 現在巨人でコーチをしている水野雄仁(昭和58年春)は,どこかで,1つ上の学年に畠山準さん(昭和57年夏)がいる池田高校でよかった,1年からフル回転している早実の荒木大輔さんを気の毒に思った,と話していました。桑田と話したけれど高校時代はそんなに全力投球しなかったという話で一致した,とも書いていました。特別な能力がある選手たちだから言えることでしょうが。</p> <p>&nbsp;</p> <p> 駒大苫小牧の香田監督は,田中が1年のとき,彼をベンチにも入れず,3年生投手3人で初の全国制覇を達成しました。2年の優勝時は,他の2人の3年生投手と併用しています。3年の準優勝時は,2番手の投手との差が大きかったのですが,それでも大会の終盤でも,田中を休ませようと努力していました。才能がある投手を預かる監督は大変だろうな,と思います。</p> <p>&nbsp;</p> <p> 大会も,休養日,延長戦の短縮など,選手の体調に配慮をした工夫をするようになってはいます。延長25回,延長18回引き分け再試合といった名勝負の話は私も大好きですが,選手の体調や将来を考えた場合,名勝負を見たいという私たちの欲求は後ろに引くべきと思っています。選手,監督,運営のそれぞれが,選手それぞれの将来を潰さないことを一層考えるべきと思います。</p> <p>&nbsp;</p> <p> 大船渡高校の佐々木投手を甲子園で見ることができなかったのはとても残念でした。しかし,地方大会決勝でのチーム(「監督」ではなく,あえて「チーム」と書きます)の決断を,彼を見たい,報道したいという欲求から責めているのではないかと思われる論があるのは残念です。</p> <p>&nbsp;</p> <p>私は,これからの佐々木投手を楽しみにしたいと思います。</p> http://www.osakaben.or.jp/blog/posts/106/entry/2527#comments Fri, 09 Aug 2019 06:47:44 +0000 021268 2527 at http://www.osakaben.or.jp/blog 契約書の見方 http://www.osakaben.or.jp/blog/posts/162/entry/2526 <p>今日は契約書にサインをするときにご注意いただきたい点についてお話します。</p> <p>契約書を作らなくても,口約束でも契約は成立します。</p> <p>契約書等の書面を作成するのは,契約した内容を証拠として残しておくためです。</p> <p>契約書以外では,覚書,示談書,合意書,協議書などのタイトルが使われることがありますが,契約内容について定めている場合,これらはいずれも契約内容の証拠として同じ性質を持ちます。</p> <p>契約書の中には分量が多く内容が複雑なものもあり,現実にはいちいち内容を読んでいられないときもあります。</p> <p>特に,企業があらかじめ契約条項を定めた「約款」については,分量が大きく,契約の度に細かく内容を確かめるのはほとんど不可能です。</p> <p>それでも,不動産や保険に関する契約書や,離婚に関する協議書,交通事故の示談書など,金額の大きいものや大切な契約に関するものは,その都度内容をよく確かめるべきです。</p> <p>紛争になった場合,裁判所は当事者が契約書等の書面に署名をしていれば,基本的にはその内容を了解して署名したと判断することが多く,よく分からないまま署名した契約書でも,契約を無効であると認めてもらうのはなかなか難しいからです。</p> <p>契約書にサインする前に,次の点にご注意されることをご提案します。</p> <p>①売買代金,賃料,敷金,修理費用,慰謝料等,金銭的な負担についての取り決めは,特に注意して読む。</p> <p>②意味の分からない用語があるときは,インターネット検索等で調べる。</p> <p>③よく意味の分からない文章については,契約前に自分の理解に間違いがないか相手方に確認する。</p> <p>④契約書を一読してその場でサインするのは避け,契約日が決まっている場合は事前にコピーを送ってもらって内容を確認しておき,契約日が決まっていない場合は一旦持ち帰って検討する。</p> <p>契約が法律よりも一方に有利な内容になっているかどうかは,専門家でないと判断が困難です。上記の③の点などもあわせて迷いがある場合は,自治体の無料法律相談などででも,一度専門家に見てもらうことをお勧めします。</p> <p>よく確認しないままなされた契約は紛争の種になります。</p> <p>多少手間をかけても,契約前に確認しておかれることをお勧め致します。</p> http://www.osakaben.or.jp/blog/posts/162/entry/2526#comments 法律問題 Thu, 08 Aug 2019 09:20:59 +0000 049953 2526 at http://www.osakaben.or.jp/blog 8/3 13:00~「スクールロイヤーは見た!」 http://www.osakaben.or.jp/blog/posts/72/entry/2524 <p>子どもの権利委員会の加藤慶子です。</p> <p>&nbsp;</p> <p>文部科学省の問題行動調査によると,<br /> 2017年度の全国の小中高校などで認知された</p> <p>いじめの認知件数は,<br /> 41万4378件で過去最多。前年比で3割近く増えています。</p> <p>&nbsp;</p> <p> この数字は決して悲観するべきものではありません。</p> <p>&nbsp;</p> <p>私は,大阪府が2013年に事業を開始した当時より,<br /> スクールロイヤーをやらせていただいています。</p> <p>&nbsp;</p> <p>&nbsp;</p> <p>「AとBとの間にトラブルがあって,<br /> 少し前にはAがBに対して嫌がっているのに</p> <p>○○していたんですよ。</p> <p>&nbsp;</p> <p>それが,今はBがAに●●とあだ名で呼んだことを,<br /> Aの保護者がいじめだと訴えているんです。<br /> これもいじめになるんですか?」</p> <p>&nbsp;</p> <p>&nbsp;</p> <p>こんな相談があったとしたら,私は,</p> <p>&nbsp;</p> <p>&nbsp;</p> <p>「はい。いじめです。<br /> Aがあだ名と呼ばれて嫌だと思っているのですから,<br /> 学校としていじめとしてチーム対応をやりましょう。」</p> <p>&nbsp;</p> <p>とアドバイスしています。</p> <p>&nbsp;</p> <p>&nbsp;</p> <p>&nbsp;</p> <p>いじめとして認知することは,<br /> 「学校のいじめに対する取り組みが足りなかった」<br /> 「いじめを予防できなかった学校の汚点」<br /> を意味するものではありません。</p> <p>&nbsp;</p> <p>&nbsp;</p> <p>いじめの疑いがあるという児童生徒・保護者の声があれば,<br /> 学校は,ためらわずいじめとして認知して,<br /> 早期にいじめとしての取り組みを開始することが<br /> 「いじめ防止対策推進法」の定める<br /> 法律上の義務となっています。</p> <p>&nbsp;</p> <p>&nbsp;</p> <p>したがって,冒頭で紹介した数字は,<br /> この学校の取り組みが進んだとみることが<br /> 出来るのものなです。</p> <p>&nbsp;</p> <p>&nbsp;</p> <p>こんな感じで,<br /> 学校側から法的アドバイスが求められる場面が<br /> 多いことを実感しています。</p> <p>&nbsp;</p> <p>スクールロイヤーとして,<br /> 学校側からどんなアドバイスを求められているか,<br /> 学校において日々生起するトラブルに<br /> どうアドバイスしているのか</p> <p>&nbsp;</p> <p>そんな話を聞くチャンスがいよいよ今週末に迫りました!</p> <p>&nbsp;</p> <p>&nbsp;</p> <p>『<a href="http://www.osakaben.or.jp/event/2019/2019_0803.php">市民、弁護士のための国際人権法連続講座</a><br /> ~学校現場と国際人権法~ 第1回目』</p> <p>&nbsp;</p> <p>第1回「スクールロイヤーは見た!」<br /> 2019年(令和元年)8月3日(土)午後1時~午後3時<br /> 大阪弁護士会館10階にて。</p> <p>&nbsp;</p> <p><a href="http://www.osakaben.or.jp/event/2019/2019_0803.pdf">案内のチラシはこちらです</a></p> <p>&nbsp;</p> <p>講師は,大阪府スクールロイヤーの山口崇弁護士と,<br /> 大島佳代子教授(同志社大学)です。</p> <p>&nbsp;</p> <p>山口崇弁護士は,現在,<br /> 子どもの権利委員会・学校部会の副委員長をしており,<br /> スクールロイヤーとしての</p> <p>相談実績,講演実績も多数ある方です!</p> <p>学校問題に造詣が深く,有意義な話が聞けること</p> <p>間違いなしです!</p> <p>&nbsp;</p> <p>&nbsp;</p> <p>一般の方にも開かれた講座ですので,<br /> 少しでも気になった方にはぜひご来館いただきたいです!</p> <p>&nbsp;</p> <p>&nbsp;</p> <p>ちなみに,<br /> 第2回「こんな校則あり??これって体罰??」<br /> 2019年(令和元年)12月7日(土)午後1時~午後3時<br /> の方も,これを機会にチェックしておいてください!</p> http://www.osakaben.or.jp/blog/posts/72/entry/2524#comments 大阪弁護士会、弁護士のこと Wed, 31 Jul 2019 15:00:00 +0000 043475 2524 at http://www.osakaben.or.jp/blog 日本にも難民がいることを知っていますか? http://www.osakaben.or.jp/blog/posts/215/entry/2525 <p>6月20日は、「世界難民の日」でした。国連の機関である国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)によると、「世界難民の日」は、もともと「OAU(アフリカ統一機構)難民条約の発効を記念する「アフリカ難民の日」(Africa Refugee Day)でした。難民の保護と援助に対する世界的な関心を高め、UNHCRをはじめとする国連機関やNGO(非政府組織)による活動に理解と支援を深める日にするため、「世界難民の日」として制定されたそうです。</p> <p>UNHCR駐日事務所URL参照<a href="https://www.unhcr.org/jp/wrd">https://www.unhcr.org/jp/wrd</a></p> <p>&nbsp;</p> <p>さて、難民という言葉を聞くと、多くの方は紛争国の難民キャンプに避難している人たちをイメージするのではないでしょうか。日本とは縁のない問題と感じる方も少なくないのではないでしょうか。実は、日本も国際難民条約に批准しており、難民を保護する義務を負っている国であること、そして、現に日本にも庇護を求めてくる難民がいるということをご存知でしょうか?</p> <p>&nbsp;</p> <p>難民条約第1条で、難民とは、「人種、宗教、国籍もしくは特定の社会的集団の構成員であることまたは政治的意見を理由に迫害を受けるおそれがあるという十分に理由のある恐怖を有するために、国籍国の外にいる者であって、その国籍国の保護を受けられない者またはそのような恐怖を有するためにその国籍国の保護を受けることを望まない者」と定義されています。</p> <p>&nbsp;</p> <p>2018年の日本における難民認定申請数は10,493人で、審査請求数は9,021人です。申請数は1万人を超えているのです。そして、難民認定手続の結果、日本での在留を認めた外国人は82人で、その内訳は、難民と認定した外国人が42人、難民とは認定しなかったものの人道的な配慮を理由に在留を認めた外国人が40人です。つまり、難民認定した割合はわずか0.4%です。これは、他の難民条約批准国と比較しても、極めて低い水準です。このような低い水準にとどまる要因として、日本の難民認定手続における難民立証基準が厳しいことや、立証責任を申請者本人に負わせていること等が、国内外のNGOから指摘されています。そのため、現行の難民認定手続の制度においては、弁護士が代理人となって難民申請手続を行う必要性が高いです。</p> <p>&nbsp;</p> <p>2019年4月より、日本の難民認定手続を行っている出入国管理局(「入管」ないし「イミグレーション」と呼ばれることが多い。)は、出入国在留管理庁となり、より多くの外国人労働者を受け入れようという方針に舵を切る法律も施行されました。しかし、「世界難民の日」の直後の6月24日、入管の収容施設内で、収容されている外国人が死亡するといった痛ましい事件が起こりました(新聞等で報道されました。)。この事件はまだ調査中のようですが、この事件に限らず、近年、入管による人権侵害が国内外から問題視されています。そもそも、在留外国人の問題は決して新しい問題ではありません。国際的にも批判されている技能実習制度が今の制度に近い形で誕生したのは約30年前の1990年で、それ以前からいわゆるサンフランシスコ平和条約(1952年発効)に基づいて日本国籍を離脱させられた人々(韓国・朝鮮人など)の人権問題がありました。</p> <p>&nbsp;</p> <p>このように難民の問題をはじめとした「外国人の人権問題」に対し、日本という国がどのような姿勢を取るのかが問われているのではないでしょうか。</p> <p>いま近くにいる人の人権問題です。基本的人権を擁護し、社会正義を実現することを使命とする弁護士(弁護士法1条1項)としては、日本の難民・外国人の受入れ方や在留外国人に対する処遇について、人権を守り、人道的配慮を重視した適切な措置がされるよう、時には法的措置も検討しながら入管等の行政を監視することが重要だと思います。</p> <p>&nbsp;</p> <p>そして、より強く思うのは、日本社会の皆さんに日本の難民問題や在留外国人の問題について私たちの社会の問題として関心を持ってもらいたいということです。「外国人の人権問題」などの人権問題、社会問題に関する取組みは、社会の皆さんの関心や理解があってはじめてより有意義な取組みへと発展するからです。NGO等の支援団体がさまざまな情報を発信していますので、ぜひ一度目を向けてみてはいかがでしょうか。</p> http://www.osakaben.or.jp/blog/posts/215/entry/2525#comments Tue, 30 Jul 2019 01:23:26 +0000 052856 2525 at http://www.osakaben.or.jp/blog 弁護士のお仕事 http://www.osakaben.or.jp/blog/posts/98/entry/2523 <p>弁護士って何をしているのか・・・</p> <p>実はなかなか分かってもらえていないかもしれないなあと感じております。</p> <p>&nbsp;</p> <p>私は、弁護士さんは何をしているのですか?と聞かれると、</p> <p>1 紛争に関する相談、代理人</p> <p>2 刑事事件が起きた時の弁護人</p> <p>3 会社等関係の契約関係のチェック・相談・作成、顧問業務</p> <p>4 危機管理、コンプライアンス関係対応</p> <p>5 社外取締役・監査役等の外部対応</p> <p>6 その他(私がたまにしているドラマの法律監修等)</p> <p>と答えています。</p> <p>&nbsp;</p> <p>が、このうちの3以下があまりピンと来ていない方が多いように感じます。確かに、1と2が主たる業務であることは間違いないのですが、今、様々な分野で法律や法律的観点が必要とされているように思います。</p> <p>&nbsp;</p> <p>ダイレクトに法律が適用される場面ではないかもしれませんが、社会的影響等を考えて行う対応等について、弁護士がアドバイスをすることはよくあります。</p> <p>&nbsp;</p> <p>地味に見える仕事ではありますが、社会が円滑に進んでいく際に少しはお役にたてるお仕事を弁護士はしている、と思っていただければと思います。</p> http://www.osakaben.or.jp/blog/posts/98/entry/2523#comments 大阪弁護士会、弁護士のこと Sun, 28 Jul 2019 15:00:00 +0000 041618 2523 at http://www.osakaben.or.jp/blog