弁護士の放課後 ほな行こか~(^o^)丿 http://www.osakaben.or.jp/blog/posts/189 ja MOBIO-Cafe@大阪弁護士会館 報告 http://www.osakaben.or.jp/blog/posts/189/entry/2432 <p>平成30年2月16日午後6時30分から午後9時00分まで,大阪弁護士会館にて,MOBIO-Cafeが開催されました。</p> <p>&nbsp;</p> <p>MOBIO-Cafeとは,ものづくりビジネスセンター大阪(MOBIO)が運営する,セミナーやワークショップと懇親会がセットになった少人数参加型のイベントで,ものづくり企業と知財サポート専門家との新たな出会いの場を創出すること等を目的としています。通常は東大阪市荒本北1丁目4番17号のクリエイション・コア東大阪で行われていますが,年に1度,大阪弁護士会館で出張版のイベントとして行うことがここ数年の恒例となっています。</p> <p>&nbsp;</p> <p>セミナーは,「デザイン保護のあれこれ」と題して,営業表示のうち,いわゆる「デザイン」の範疇に属するものに関係する法制度を概観するとともに,不正競争防止法2条1項1号にいう「商品等表示」にあたるか否かが問題となった事案(東京地裁平成11年9月20日決定〔iMac事件〕,東京地裁平成16年7月28日判決〔パネライ製品事件〕,東京地裁平成28年12月19日決定〔コメダ珈琲事件〕等)を紹介しながら,どこまでが「商品等表示」として法的な保護を受けられるのかを解説する内容でした。</p> <p>&nbsp;</p> <p>セミナー後の懇親会は,これまた恒例となっている,壁面がガラス張りの開放感あふれるスペースとなっている14階で立食形式にて行われ,市内の夜景を眺めながら,不正競争防止法2条1項1号による保護を受けるための要件である「周知性」をいかにして獲得するか,店舗の外観が似ているとして争いになる事案等で最近話題に上ることが多い「トレードドレス」の保護をどこまで及ぼすべきか,等の興味深い話題で盛り上がりました。</p> http://www.osakaben.or.jp/blog/posts/189/entry/2432#comments Wed, 28 Feb 2018 09:58:09 +0000 039159 2432 at http://www.osakaben.or.jp/blog 2017年度・知的財産シンポジウム http://www.osakaben.or.jp/blog/posts/189/entry/2426 <p>大阪弁護士会知的財産委員会の企画により,1月16日,大阪弁護士会館2階ホールにて,大阪弁護士会及び大阪弁護士会知的財産法実務研究会の共催で,「国際的観点からみた知的財産訴訟の実務とこれから~設樂知財高裁前所長に聞く~」と題するシンポジウムが開催されました。</p> <p><a href="http://www.osakaben.or.jp/blog/imce?app=nomatter|imceload@imceInlineImceLoad#" title="テキストエリア へ送る"><img alt="dsc_0112_002.jpg" src="http://www.osakaben.or.jp/blog/sites/default/files/u4/dsc_0112_002.jpg" /></a></p> <p>第1部の基調講演では,設樂隆一弁護士から,最近の知財高裁への訪問者にアジアの国々からの法曹関係者が急増していることや,訪問者との会合で議論になった点,2016年9月にパリで行われた日欧模擬裁判(ドイツ・イギリス・フランス・日本)での各国の証拠収集手続の違い等について,ご紹介いただきました。</p> <p>第2部のパネルディスカッションでは,設樂隆一弁護士の他,髙松宏之大阪地方裁判所第26民事部(知的財産権専門部)部総括判事,大阪弁護士会会員の小松陽一郎弁護士にパネリストとしてご登壇いただき,我が国の知財紛争処理システムの機能強化に向けて検討されている「証拠収集手続制度のあり方」(特にインカメラ手続による書類提出の必要性判断)や,最高裁判所平成29年7月10日判決を題材にして,事実審の口頭弁論終結時までに主張しなかった「訂正の再抗弁」について,それぞれの立場から議論いただきました。</p> <p>&nbsp;</p> <p>シンポジウムには,弁護士,弁理士,企業関係者を中心として191名の参加があり,「証拠収集手続の欧州各国の状況がよく分かりました。」,「パネルディスカッションでは多角的な意見を伺うことが出来て大いに参考になった。」等の感想が寄せられました。</p> <p><a href="http://www.osakaben.or.jp/blog/imce?app=nomatter|imceload@imceInlineImceLoad#" title="テキストエリア へ送る"><img alt="dsc_0113_002.jpg" src="http://www.osakaben.or.jp/blog/sites/default/files/u4/dsc_0113_002.jpg" /></a></p> <p>大阪弁護士会知的財産委員会では,このような知的財産権制度に関するシンポジウムや対外セミナー等の普及活動を企画しています。2月16日には,大阪弁護士会館で,大阪府ものづくりビジネスセンター大阪(MOBIO)と大阪弁護士会のコラボレーションのセミナー「Mobio-cafe」を開催する予定(参加をご希望の方はMOBIOのホームページ(http://www.m-osaka.com/jp/mobio-cafe/detail/001381.html)からの申込が必要となりますのでご注意下さい)で,当ブログで報告したいと思います。</p> http://www.osakaben.or.jp/blog/posts/189/entry/2426#comments Mon, 22 Jan 2018 07:40:46 +0000 039159 2426 at http://www.osakaben.or.jp/blog 人と人をつなぐ「分身ロボット」 http://www.osakaben.or.jp/blog/posts/189/entry/2412 <p>11月22日,マイドーム大阪で開催された「OSAKAビジネスフェアものづくり展」に大阪弁護士会「中小企業支援センター」が出展者として参加しました。</p> <p>今回は,大阪弁護士会知的財産委員会(中小企業支援センターと連携して知的財産権がらみのイベントに協力しています)の広報担当として,出展の様子等について当ブログでお伝えしようかと思っていたのですが,ステージで行われた吉藤オリィさんの特別講演の内容があまりにも素晴らしかったので,そのことについて書くことにしました(中小企業支援センターの皆さん,ごめんなさい!)。</p> <p>&nbsp;</p> <p>吉藤オリィさんが代表取締役所長を務める株式会社オリィ研究所では,何らかの理由によって体が不自由になった人が社会の人と繋がることができなくなる孤独感を解消するための「分身ロボット」の研究,製品化等が行われている。</p> <p>講演前,講演会場の入り口には「吉藤オリィ氏が昨日緊急入院したため,プログラムが変更になる」旨の張り紙があり,壇上には「分身ロボット」OriHimeがポツンと置かれ,「講演は急遽オリィ研究所の営業の方に代役をしてもらうことになりましたがご了承下さい」旨の申し訳なさそうなアナウンスも流れていた。「えぇっ!?楽しみにしていたのにな・・・」と思いながら始まるのを待っていたのだが,このことが,まるで仕組まれたシナリオであったかのような講演内容だった。</p> <p>&nbsp;</p> <p>というのは,OriHimeは,病院で寝たきりになった患者さん等が,病院の外にいる人たちと遠隔操作によってコミュニケーションを取ることのできるロボットであり,営業の方のサポートは受けつつも,オリィさんがまるで会場に来ているかのような存在感を出すことができていたのである(気管支を悪くされていたようで,時折咳き込んでおられましたので相当無理はしていたようですが・・・)。</p> <p>講演では,このブログでは書ききれないほどたくさんの感動的な話がありました。</p> <p>&nbsp;</p> <p>「大切な人たちとともに大事な瞬間に立ち会うためには,その場に自分の肉体が存在していなければいけないのか?」</p> <p>OriHimeを使えば,その場にいなくても,自分の「存在感」を(100%ではないとしても)遠隔地の相手に届けることができる。体が不自由でも,心が自由なら,ロボティクスの力を借りて社会と繋がることができる。人間の「存在」とは何なのかを考えさせられました。</p> <p>&nbsp;</p> <p>「生きる意味は人と繋がることで生まれる。」</p> <p>4歳のときに交通事故に遭って脊椎を損傷して人工呼吸器での生活を余儀なくされ,人生のほとんどの時間を病院で寝たきりで過ごすことになったが,OriHimeの力を借りてオリィさんのスケジュール管理等の仕事をし,オリィさんと共に講演会に参加してきた番田雄太さんの話(残念ながらお亡くなりになったとのことです)は来場者の心を打つものでした(私の隣に座っていた方の涙腺は崩壊していました)。</p> <p>&nbsp;</p> <p>「豊かさとは何か。自分は死ぬまでに何ができるのか。」</p> <p>OriHimeはユーザーの意見を取り入れながら改良を重ねて進化し,OriHime eyeは眼球の動きだけで操作ができるようです。ALS(筋委縮性側索硬化症:筋肉を動かす神経が麻痺していく難病で,「クイズダービー」の篠沢秀夫教授が罹患していたことでも話題になりました。)を発症して眼球しか動かせなくなっても,OriHimeの力を借りれば何かができる。絵を描くこともできる。</p> <p>&nbsp;</p> <p>年間70~80人のALS患者の方々と会い,孤独を解消するための活動等をしているというオリィさんの話を聞いて,私も公益活動等を通じ,死ぬまでに少しでも社会に貢献できるよう頑張りたいと感じました。</p> http://www.osakaben.or.jp/blog/posts/189/entry/2412#comments Wed, 22 Nov 2017 15:02:39 +0000 039159 2412 at http://www.osakaben.or.jp/blog 野球観戦 http://www.osakaben.or.jp/blog/posts/189/entry/2405 <p>野球観戦に行ってきた。</p> <p>観戦したのは,9月27日に京セラドーム大阪で開催された,日本ハム対オリックスの試合である。</p> <p>&nbsp;</p> <p>・・・とはいえ,私はそれほど野球のファンという訳でもなく,あえて言えば阪神ファンというくらいのものであり,両チームの選手をほとんど知らない。オリックスファンの友人から野球観戦に誘われ,「オリックスの株主カードを使って(優待価格で)安く観られるなら,行ってみますか。」みたいな感じのノリであった。</p> <p>&nbsp;</p> <p>株主カードを利用する際には予約ができないのだが,友人いわく「オリックスの試合は空いているのでゆったり観戦できますよ。」という話だったし,私自身,4位と5位の試合なので予約席が満席になることはないだろうと高を括っていた。</p> <p>しかし,日本ハムの先発が「ハンカチ王子」斎藤佑樹投手だったためか,大谷翔平選手目当ての客も多かったのか(?),内野席はかなり埋まっており,1塁側席(オリックス側)を並びで取ることができず,やむなく3塁側席(日本ハム側)で観戦することになった。</p> <p>&nbsp;</p> <p>ファールボールが観客席に飛び込んだ後に「ファールボールにご注意下さい」というアナウンスが流れるのを聞いて(その他,グラウンドのネット際を歩いている人が注意喚起のプラカードを持って歩いてはいた)これで球団側は安全配慮義務を尽くしたといえるのかが気になったり(興味のある方は札幌高等裁判所平成28年05月20日判決をご参照下さい。),オリックスの選手が出塁したときに「イエーイ!」と言う友人が周りの観客からどう思われているのか気になったり,私が財布を出して待っているのにビールの売り子のおねえさんが素通りして行き自分にそこまで存在感がないのかと気になったり,伊藤光選手が電光掲示板に表示された際に伊藤園の広告が出ているのが狙ってやっていることなのかと気になったり,5回と7回に出てくるチアガールのハッスルダンスでHPが回復した気になったりしながらもゲームは淡々と進み,2対1でオリックスが1点リードのまま9回表(日本ハムの攻撃)2アウトランナーなしというところまできた。</p> <p>&nbsp;</p> <p>バッターボックスには,偶然私と同じ苗字の横尾俊建選手。2ストライクまできて,「このまま終わりかな・・・。」と思って観ていたところ,ライトに上がった打球がホームランとなり,延長戦となりました。</p> <p>&nbsp;</p> <p>結局,11回表に日本ハムの大田選手が勝ち越しのホームランを打ち,ゲームは3対2で日本ハムの勝利に。3塁側席は大盛り上がりになり,「こっち側で良かったなぁ・・・」としみじみと感じながら,試合終了後の「いいぞ,いいぞ,横尾!」という歓声が私に向けられたものではないとは知りつつも,良い気分になって,家路につきました。</p> http://www.osakaben.or.jp/blog/posts/189/entry/2405#comments Sat, 30 Sep 2017 05:29:25 +0000 039159 2405 at http://www.osakaben.or.jp/blog 知的財産管理技能士 http://www.osakaben.or.jp/blog/posts/189/entry/2397 <p>知的財産管理技能検定を受けに行ってきた。</p> <p>&nbsp;</p> <p>この検定には,1級(特許専門業務),1級(コンテンツ専門業務),1級(ブランド専門業務),2級,3級があり,それぞれ学科試験と実務試験が用意されている。今回,私が受験したのは2級と3級である。</p> <p>&nbsp;</p> <p>合格すると,「知的財産管理技能士」と名乗ることができ(名称は法律上独占が認められている),知的財産分野(特許,商標,著作権等)について,管理能力があることを(国家資格であるため)対外的に証明することができる。</p> <p>弁護士であれば,(法律事務に含まれることから当然に)知的財産に関する業務についても行うことができるが,「弁護士」という肩書だけでは,顧客からみて,どの分野についての経験が豊富なのか,興味を持っているのかが分からない。この点,ホームページ等のプロフィール欄に「〇級知的財産管理技能士」と記載しておけば,知的財産分野に興味を持って取り組んでいることをアピールすることができるという訳である。</p> <p>&nbsp;</p> <p>3級の受験生には実力試しや就職活動のためと思われる学生らしき若者たちも多かったが,2級となると,かなり年配の方もちらほらと見かけられ,所属企業や団体で受験を奨励しているのかなとも感じられた。</p> <p>&nbsp;</p> <p>結果,無事合格となり,合格証書とともに,「知的財産管理技能士会のご案内」というチラシが送られてきた。年会費は1万円かかるが,知的財産に関するいろいろな情報が得られるようだったので,さっそく入会してみた。次は1級(コンテンツ専門業務)に挑戦してみたいと思っているが,合格率はかなり低いとのことなので,気長に何度も挑戦することになりそうだ。</p> <p>&nbsp;</p> <p>平成29年8月現在,知的財産管理技能士の数は合計8万4154名であり,すでに様々な分野でその知識・技能を活かして活躍中とのことである。そのうちの1人として,今後も知的財産に関する知識・技能を研鑽していきたいと思っている。</p> http://www.osakaben.or.jp/blog/posts/189/entry/2397#comments Thu, 31 Aug 2017 09:54:40 +0000 039159 2397 at http://www.osakaben.or.jp/blog