弁護士の放課後 ほな行こか~(^o^)丿 http://www.osakaben.or.jp/blog/posts/18 ja 最後の投稿にあたって http://www.osakaben.or.jp/blog/posts/18/entry/782 <p> <span>定期的な担当としては、今回が最後の投稿となります。</span></p> <p> &nbsp;</p> <p> <span>本当は、私の弁護士としての師匠が、別の道に転向されることになったお話しを書くつもりだったのですが、やはり今回の震災をふまえて何か書くべきではないか、という思いに至りました。</span></p> <p> &nbsp;</p> <p> <span>私は、阪神淡路大震災の時には、横浜に住んでおりました。</span></p> <p> <span>当時、兵庫に住んでいた祖母が被災し、一時的に横浜に居住するということはありましたが、私自身が震災を間近に体験することはありませんでした。</span></p> <p> &nbsp;</p> <p> <span>そして、今回の大震災。</span></p> <p> <span>私は、なぜか大阪に住んでおり、やはり被災を免れています。</span></p> <p> <span>それを「運が良い」などという言葉で片付けてしまうには、あまりに後ろめたいほど、悲惨な状況が報道されています。</span></p> <p> &nbsp;</p> <p> <span>そのような中、一つ思い出したことがあります。</span></p> <p> <span>阪神淡路大震災の2か月後、東京では「地下鉄サリン事件」が発生しました。</span></p> <p> <span>自然災害ではなく、人為的な重大犯罪であり、真相究明が必要だったこともあって、少なくとも関東のマスコミ報道は「地下鉄サリン」一色になり、阪神淡路大震災に関する報道は全くと言っていいほど聞かれなくなりました。</span></p> <p> <span>その状況を、当時、横浜に避難していた祖母が悲しそうに嘆いていました。</span></p> <p> <span>当時、今以上に若輩だった私は、「仕方ないだろう。マスコミなんて、そんなものだ。」と祖母の嘆きに共感できず、そんなやりとりがあったことすら忘れていました。</span></p> <p> <span>それが、何となく、ふと思い出されたのです。</span></p> <p> &nbsp;</p> <p> <span>そういえば、先日のニュージーランド大地震の報道も減ってしまった気がします。</span></p> <p> <span>クライストチャーチは11年前、新婚旅行で訪れたこともあって、個人的な思い入れがあり、倒壊した建物の映像をみて、妻とともにショックを受けました。</span></p> <p> <span><span>昨日も新たな日本人被害者の身元が判明したようで、亡くなられた日本人は22名となったそうですが、マスコミの取り上げ方はそれほど大きくないようです。<span>&nbsp;</span></span></span></p> <p> <span>ご遺族の悲しみを思うと、16年前の祖母の嘆きが今になってわかるような、そんな気がしています。</span></p> <p> &nbsp;</p> <p> <span>1年間の担当を締めくくるには、悲しい話題になってしまいました。</span></p> <p> <span>これまで私の記事を読んでいただいた方、コメントまでくださった方に、心から感謝いたします。</span></p> <p> &nbsp;</p> http://www.osakaben.or.jp/blog/posts/18/entry/782#comments あれこれ Thu, 17 Mar 2011 07:05:58 +0000 027418 782 at http://www.osakaben.or.jp/blog さよならの向う側 http://www.osakaben.or.jp/blog/posts/18/entry/747 <p> さよならのかわりに~♪</p> <p> 若手らしからぬセレクションですが、大好きな歌の一つです。</p> <p> &nbsp;</p> <p> 世間では、別れとともに感謝の気持ちを伝えたくなる、そんな卒業シーズンが近づいてきました。</p> <p> 弁護士には「定年」もなく、「卒業」を意識させられることはあまりないのですが、個人的には、身近なところで「卒業」を迎えます。</p> <p> &nbsp;</p> <p> 娘が3月に保育園を卒園します。</p> <p> 自然で当たり前のことかもしれませんが、やはり感慨深いものがあります。</p> <p> うちは同業同士の共働きで、それぞれの実家も遠いので、保育園なしでは子どもを育てることなどできませんでした。</p> <p> 保育園の送迎だけでアタフタしていた未熟親の私たちは、親子ともども、保育園に育ててもらいました。</p> <p> &nbsp;</p> <p> 表しきれない感謝の気持ちをこめて、また自分自身の思い出づくりのために、先日、「一日保育士体験」をしてきました。</p> <p> 2年前にも体験したことはあるのですが、その時の楽しさ、感動が忘れられず、最後にもう一度、体験のチャンスをいただきました。</p> <p> &nbsp;</p> <p> さすがに顔なじみの子どもたちも多く、朝からフルパワーで園庭で一緒に遊びまわりました。</p> <p> それから、工作をして(凧作りをしました)、給食を食べて、また遊んで、少し甘えん坊の子どもたちに翻弄されつつ、時にはケンカの仲裁をしたり・・・とにかく、本当に楽しくて充実した一日でした。</p> <p> 帰り際には子どもたちや保育士の先生から感謝と労いの言葉をちょうだいし、後ろ髪をひかれる思いでした。</p> <p> &nbsp;</p> <p> 子どもたちがくれるパワーってすごいです。</p> <p> 他では得られないパワーをくれて、いつのまにかこちらも元気になっています。</p> <p> そんな子どもたちを育ててくれた保育士の先生方に心から感謝です。</p> <p> &nbsp;</p> <p> 保育制度の見直しなどが取りざたされていますが、どのような結論になるにせよ、子どもたちのパワーが失われないよう、そして保育士の先生方が楽しく子どもたちを保育できるような制度であってほしい。</p> <p> &nbsp;</p> <p> &nbsp;</p> <p> ブログ卒業(予定?)のさよならのかわりに、こんな雑感を書いてみました。</p> <p> ちなみに、弁護士を引退するわけではありませんので。</p> <p> 最後まで読んでいただいた方に感謝!</p> http://www.osakaben.or.jp/blog/posts/18/entry/747#comments 家族・ペット・家電 Mon, 21 Feb 2011 16:04:19 +0000 027418 747 at http://www.osakaben.or.jp/blog 「子どもの引渡し」の法律と実務 http://www.osakaben.or.jp/blog/posts/18/entry/668 <p> <span>いきなり宣伝で恐縮ですが、表題は、先日、他の弁護士と共著で出版した本です。</span></p> <p> <span><a href="http://www.skattsei.co.jp/search/055270.html">http://www.skattsei.co.jp/search/055270.html</a><span bookmark="1">&nbsp;</span></span></p> <p> &nbsp;</p> <p> <span>平成15年に発刊した著書を改訂したものです。</span></p> <p> <span>この初版は裁判所などに購入していただき、お陰様で完売・絶版状態でした。</span></p> <p> <span>そのわりに増刷していただけないまま、時が経過し、今回の改訂に至った次第です。</span></p> <p> &nbsp;</p> <p> <span>離婚事件などで、子どもの取り合いが争点になることは多く、挙げ句の果てには、一方の親が子どもを強引に連れ去ってしまうという事案も少なくありません。</span></p> <p> <span>そんな場合に、子どもの引渡しを求める手続のことなどを、ちょっと専門的に書いた本です。</span></p> <p> &nbsp;</p> <p> <span>これまでも何冊か、本の出版に携わってきましたが、本を作るというのは本当に大変ですね。</span></p> <p> <span>でも、努力の成果が「形」になって残るので、やりがいはあります。</span></p> <p> <span>一般の書店や図書館で自分が関わった本を見つけると、やはり嬉しくなります。</span></p> <p> &nbsp;</p> <p> &nbsp;</p> <p> <span>ところで、子どもを引き取る(監護養育する)のはどちらの親が適切なのか、判断するのは非常に難しい問題です。</span></p> <p> <span>当然、「子どもの利益」を判断基準とするのですが、どちらの親も、自分の方が子どもにとってふさわしいことを一生懸命アピールしようとします。</span></p> <p> <span>自分の長所をアピールするだけならいいのですが、それだけではおさまらず、相手の短所を指摘し、非難し合うことが多いのです。</span></p> <p> <span>子どもにしてみれば、自分の両親が、お互いをけなし合っている姿を目の当たりにするわけです。</span></p> <p> &nbsp;</p> <p> <span>とても悲しい争いですよね。</span></p> <p> &nbsp;</p> <p> <span>そういう意味で、われわれ弁護士にとって、「子どもの取り合い」というのは、非常に悩ましく、難しい事件の代表格といえます。</span></p> <p> &nbsp;</p> <p> &nbsp;</p> <p> &nbsp;</p> <p> &nbsp;</p> http://www.osakaben.or.jp/blog/posts/18/entry/668#comments 法律問題 Sat, 01 Jan 2011 15:00:00 +0000 027418 668 at http://www.osakaben.or.jp/blog モリのアサガオ http://www.osakaben.or.jp/blog/posts/18/entry/608 <p> 表題は、現在進行中のテレビドラマです。</p> <p> &nbsp;</p> <p> 普段、あまりテレビドラマは観ないのですが、このドラマが扱っているテーマが「死刑囚」であることから、「何て暗くて重たいテーマなんだ」と逆に関心がわき、可能な限り、観ています。</p> <p> (昨晩の分はまだ観ていませんが)</p> <p> &nbsp;</p> <p> 原作は漫画のようですが、テレビドラマで生身の人間が演じていると、とてもリアリティーがあり、惹きつけられます。</p> <p> &nbsp;</p> <p> とはいえ、決して楽しい気分で観るような内容ではなく、むしろ、いろいろ考えさせられてしまう内容なので、観た後は、何かグッタリとした倦怠感すら感じます。</p> <p> せっかくテレビを観ているのに、全然リフレッシュになっていませんね。</p> <p> &nbsp;</p> <p> 先日、ついに裁判員裁判で死刑判決が出ました。</p> <p> 裁判員の方々の心労を思うと、本当に頭が下がります。</p> <p> 被告人に控訴を勧めた裁判長の異例の言及など、取り沙汰されていますが、結論に至るまで、相当な議論がなされたことは間違いないでしょう。</p> <p> &nbsp;</p> <p> 重大で悪質な許し難い犯罪行為を犯した者に対して、どのような刑罰を処するべきなのか。</p> <p> あらためて、この国の死刑制度について、真剣に議論すべきなのでしょう。</p> <p> &nbsp;</p> <p> 生命の重み。それを奪った者の生命の重み。</p> <p> なかなか難しい問題ですが、学校などで子どもたちも十分議論できる(議論すべき)問題ではないでしょうか。</p> <p> &nbsp;</p> http://www.osakaben.or.jp/blog/posts/18/entry/608#comments 本・映画・テレビ Mon, 22 Nov 2010 15:00:00 +0000 027418 608 at http://www.osakaben.or.jp/blog チリの希望、アメリカの失望 http://www.osakaben.or.jp/blog/posts/18/entry/576 <p> 今、日本の裏側で、ゆっくりと、でも着実に命の確認がなされています。</p> <p> &nbsp;</p> <p> チリの落盤事故で閉じこめられた作業員の方々が次々と救出されています。</p> <p> &nbsp;</p> <p> 本当によかったですね。</p> <p> &nbsp;</p> <p> この70日間、閉じこめられたご本人も、その家族の方々も、本当に大変な思いをされていたことでしょう。</p> <p> でも、彼らは決してあきらめず、常に「希望」をもって無事生還できることを信じていました。</p> <p> そして、その「希望」が現実となった彼らは、喜びを体いっぱい表現しています。</p> <p> &nbsp;</p> <p> 単純に「すごい」と思います。</p> <p> 自分なら、早い段階で「絶望」し、幸い助かったとしても、喜びを表現する余裕すらなく、ぐったりと崩れ落ちるだろうと思います。</p> <p> &nbsp;</p> <p> 今日中には全員が救出されるようです。</p> <p> 遠い地球の裏側から、彼らの生還を祈りましょう。</p> <p> &nbsp;</p> <p> &nbsp;</p> <p> 反面、とても残念なニュースを耳にしました。</p> <p> アメリカのオバマ政権下で、核実験が行われていました。</p> <p> 「核なき世界」の演説をぶって、ノーベル平和賞まで受賞したくせに。</p> <p> &nbsp;</p> <p> 「核爆発を伴わない実験だから条約には反しない」なんて、いかにも「屁理屈上手な弁護士らしい」言い訳だと思います。</p> <p> &nbsp;</p> <p> その実験に一体何の意味があるのでしょうか。</p> <p> 世界中を裏切った行動に「失望」しました。</p> <p> &nbsp;</p> <p> オバマさん、ノーベル平和賞を返すべきではないですか?</p> http://www.osakaben.or.jp/blog/posts/18/entry/576#comments あれこれ Wed, 13 Oct 2010 15:00:00 +0000 027418 576 at http://www.osakaben.or.jp/blog