弁護士の放課後 ほな行こか~(^o^)丿 http://www.osakaben.or.jp/blog/posts/197 ja 夫婦別姓 http://www.osakaben.or.jp/blog/posts/197/entry/2451 <p>いろいろないきさつがあって、夫と私は、どちらも婚姻前の氏を使っている。というか、私たち夫婦は、結婚しているつもりでいるが、婚姻届を出せないので、法律上婚姻していない(事実婚)。なので、「婚姻前」の氏という言い方自体おかしいことになってしまう・・・・。</p> <p>&nbsp;</p> <p>それは、さておき、事実婚の夫婦の問題の一つは、子どもの姓だと思う。</p> <p>長女は、夫の姓にしているが、このために、とってもややこしいことが起きる。</p> <p>&nbsp;</p> <p>学校の書類などの保護者欄に名前を書くとき、つい、自分の苗字を書いてしまうと、そんな苗字の子どもはいないということになってしまう。</p> <p>また、先生や他の保護者の方が、私を呼ぶときにも、夫(子ども)の苗字で呼ぶので、しばらく、自分が呼ばれていることに気づかないことがある。</p> <p>&nbsp;</p> <p>幼稚園の時は、「○○ちゃんのママ」とだいたい呼ばれるので、あまり問題はなかったし、幼稚園にも他のママたちにも、夫婦別姓であることを伝える機会があった。</p> <p>でも、小学校では、あまりそのような機会もなく、学校から電話がかかってきて、つい、自分の苗字を電話口で名乗ると、先生も混乱してしまう。</p> <p>&nbsp;</p> <p>別に、絶対、自分の苗字で呼んでほしいとか、自分の苗字を名乗りたいとかではなく、先生や保護者の方に、何と呼ばれようが、気にしてないのだけど、名前というものは、小さい頃から身体に刷り込まれた条件反射のようなものなので、油断していると、つい間違ったり、反応できなかったりしてしまって、反省しながらも、楽しんでいる。</p> <p>&nbsp;</p> <p>だから、苗字を夫に合わせようとは、全然思ってない。</p> <p>&nbsp;</p> <p>昔は、夫婦で同じ苗字がよくて、夫が合わせてくれないかな―なんて思ったりもしたけど、今は、違いを楽しんでいるので、早く、別姓で</p> <p>婚姻届が出せるようになることだけ、待ち望んでいる。</p> <p>&nbsp;</p> <p>&nbsp;</p> <p>&nbsp;</p> <p>&nbsp;</p> http://www.osakaben.or.jp/blog/posts/197/entry/2451#comments 家族・ペット・家電 Thu, 28 Jun 2018 02:14:40 +0000 036833 2451 at http://www.osakaben.or.jp/blog 法廷内の手錠・腰縄問題ーその2- http://www.osakaben.or.jp/blog/posts/197/entry/2415 <p>このブログを前回書いたときは、法廷内の手錠・腰縄の取り扱いについて、欧州調査の準備に追われているという話を書きました。</p> <p>そこで、今回は、その結果について、少し紹介したいと思います。</p> <p>&nbsp;</p> <p>ヨーロッパ調査は、ドイツ、フランス、アイルランド、イギリスに行きました。フランスは、欧州人権裁判所の調査が主でしたので、ドイツ、アイルランド、イギリスの調査結果を少し、紹介します。</p> <p>&nbsp;</p> <p>ドイツは、ケルン地方裁判所とハッティンゲン簡易裁判所に行きました。どちらも、同じ州内の裁判所ですが、二つの裁判所で運用が異なっていたことも驚きの一つでした。</p> <p>ケルン地方裁判所では、法廷内に手錠をしたまま被告人が入ってくることは原則ありません。例外的に、個別の被告人に暴行行為等の具体的なおそれがある場合には、裁判所が判断をして、手錠のまま入廷することもあるようですが、そのような事例は、ほぼないとのことでした。</p> <p>ハッティンゲン簡易裁判所では、被告人が手錠のまま法廷に連れてこられる場合には、法廷に入る扉の陰で手錠を外すことが多く、手錠・腰縄姿のままで被告人席に来ることはほとんどないとのことでした。</p> <p>&nbsp;</p> <p>イギリスは、100年以上も前から、法廷内に来る際に手錠をしていることは原則ないとのことで、それが「当たり前」の感覚になっていました。</p> <p>&nbsp;</p> <p>アイルランドでも、被告人が法廷内で手錠をしていることは原則なく、それが「当たり前」であるとのことでした。</p> <p>&nbsp;</p> <p>調査した3カ国では、日本のように、法廷内において、被告人に一律に手錠(日本の場合には、腰縄もしています。)をしている事例は、ありませんでした。</p> <p>&nbsp;</p> <p>この法廷内での手錠・腰縄問題に関しては、今月1日に、近弁連で、被告人に逃亡・暴力行為等のおそれがない限り、法廷への入退廷時に手錠・腰縄を使用しないことを求める旨の決議がされ、問題の認識が広まりつつあります。</p> <p>&nbsp;</p> <p>被告人の問題になると、日本ではまだまだ市民の間にその認識も理解も薄いです。罪を犯したのだから当然だとの、意見が多いようにも感じます。これには、起訴後の有罪率が99%を超えている事実があることが大きいと思います。</p> <p>被告人には、無罪が推定されているという原則の意義を広めていければと思います。</p> <p>&nbsp;</p> <p>と、なんだか、バリバリの刑事弁護弁護士みたいですね。</p> <p>&nbsp;</p> <p>でも、私も含め、普通の弁護士の仕事は、民事事件が8~9割、刑事事件が1~2割です。刑事事件をやっていない弁護士さんも、実は多いんですよ。</p> <p>&nbsp;</p> <p>刑事事件をやっていてもやっていなくても、少数者の人権を擁護することが、弁護士の使命だと私は思っています。</p> <p>&nbsp;</p> <p>あー、なんだか、最後までまじめな話になってしまいました・・・。</p> <p>今度書く機会があれば、もう少し、くだけた話を書きたいです。</p> http://www.osakaben.or.jp/blog/posts/197/entry/2415#comments あれこれ Wed, 06 Dec 2017 03:56:51 +0000 036833 2415 at http://www.osakaben.or.jp/blog 法廷内での手錠・腰縄とヨーロッパ調査 http://www.osakaben.or.jp/blog/posts/197/entry/2389 <p>もうすぐお盆休みですね。</p> <p>皆さんは、どこかに行かれるのでしょうか。</p> <p>&nbsp;</p> <p>私は、家でまったり過ごしたいですが、子どもがいるので、</p> <p>海に、プールにと大忙しの休暇になりそうです。</p> <p>&nbsp;</p> <p>ところで、休暇ではないですが、今、私が、毎日仕事でしていることと言えば、9月に行く予定のヨーロッパ調査旅行のセッティングです。</p> <p>&nbsp;</p> <p>何を調査しにいくのかと言えば、ヨーロッパの各国では、</p> <p>刑事事件の裁判が行われる法廷に、拘束されている被告人が</p> <p>出てくる際に、手錠等がされているのか否か、されていないのであれば、その法的理由についてです。</p> <p>&nbsp;</p> <p>日本の刑事裁判の法廷では、通常、拘留されている刑事被告人は、</p> <p>手錠と腰縄をされたまま法廷に入ってきて、裁判官が法廷に入り、</p> <p>手錠と腰縄の解錠を指示するまでは、手錠と腰縄をされたままです。</p> <p>その姿を裁判官はもちろんのこと傍聴人も目にすることになります。</p> <p>&nbsp;</p> <p>誰でも見学できますので、一度刑事裁判の傍聴にいらしてみると、</p> <p>実態を見て、何か感じることがあるかもしれません。</p> <p>&nbsp;</p> <p>私たちは、このような扱いが、被告人の人権を侵害しているのではないか、無罪推定の権利に反するのではないか、という疑問を抱き、</p> <p>他の国における被告人の取り扱いを調べるため、ヨーロッパに調査に行くことになりました。</p> <p>&nbsp;</p> <p>ちなみに、6月には、韓国に調査に行きました。</p> <p>韓国の刑事訴訟法は、日本の刑事訴訟法とほぼ同じですが、韓国では、被告人は法廷内で、どのような拘束も受けていませんでした。</p> <p>これは、私にはすごく新鮮なことでした。</p> <p>&nbsp;</p> <p>ヨーロッパでの調査もすごく楽しみです。</p> <p>ヨーロッパでは、人権や無罪推定に配慮して、手錠などはされていないけれど、ガラス張りの小部屋に入れられているなどいろいろな噂は聞きますが、百聞は一見にしかずです。</p> <p>&nbsp;</p> <p>調査の結果は、12月1日に行われる近畿弁護士連合会大会のシンポジウムにて、報告する予定です。</p> <p>&nbsp;</p> <p>このブログを読んで、被告人が手錠・腰縄をされたまま、傍聴人や裁判官の前に出てくることについて、少しでも思いを巡らせていただければ、幸いです。</p> <p>&nbsp;</p> <p>よい休日をお過ごしください。</p> <p>&nbsp;</p> <p>&nbsp;</p> <p>&nbsp;</p> <p> &nbsp;</p> http://www.osakaben.or.jp/blog/posts/197/entry/2389#comments あれこれ Thu, 10 Aug 2017 02:30:41 +0000 036833 2389 at http://www.osakaben.or.jp/blog