弁護士の放課後 ほな行こか~(^o^)丿 http://www.osakaben.or.jp/blog/posts/59 ja 決定!! 取調べの可視化川柳大賞!! http://www.osakaben.or.jp/blog/posts/59/entry/1456 <p> &nbsp;</p> <p>  2月9日(土)午後1時から,大阪弁護士会館2階ホールで,</p> <p align="center"> 「決定!! 取調べの可視化川柳大賞!! ~市民の皆さんと考える,取調べの在り方~」</p> <p align="center"> <a href="http://www.osakaben.or.jp/web/event/2013/130209.pdf">http://www.osakaben.or.jp/web/event/2013/130209.pdf</a></p> <p align="right"> が開かれます。</p> <p> 応募総数1388首!! 全国300万人?の川柳ファンから寄せられた川柳から,NHKドラマでもおなじみ,落語家・桂吉弥さんらが厳選した入賞作が発表されます。桂吉弥さんのおもろい審査評もたっぷりと。</p> <p> さらに,時事ネタを得意とする社会風刺コント集団「ザ・ニュースペーパー」による取調べネタのコントライブまである盛りだくさんの内容で,入場無料,事前申込み不要。</p> <p>  さて,栄えある大賞作品は・・・</p> <p> &nbsp;</p> <p> &nbsp;</p> <p> 会場にお越しいただいてのお楽しみ,ということで。</p> <p> やっぱり出てくるあの食べ物,ホンマや!! とひざを打つ「あるある」ネタなど,抱腹絶倒必至です。</p> <p> 皆さん,お誘い合わせのうえ,ぜひお越しください。</p> <p> &nbsp;</p> <p> 「決定!! 取調べの~(以下略)」は,</p> <p> 川柳ファンの皆さんに,弁護士会を挙げて実現を目指す「取調べの可視化」のスローガンを作っていただこうと,大阪弁護士会が初めて取り組んだ試みです。</p> <p> &nbsp;</p> <p> 罪を犯したと疑われ,拘束された人が,警察や検察庁で取調べを受ける様子のすべてを録画・録音し,自白の強要や誘導がないか監視する「取調べの可視化」。</p> <p> これまでに発覚した多くのえん罪事件で,警察官や検察官の強要や誘導によって無理につくった嘘の自白に基づき,無実の人が犯人視されてきた実態が明らかとなっています。</p> <p> これ以上,無実の人を罪に陥れないために。</p> <p> 取調べの全過程を録画して白日の下にさらし,違法・不当な取調べを阻止しなければなりません。</p> <p> &nbsp;</p> <p> 密室で行われる取調べで,どのように嘘の自白がつくられるのか。</p> <p> 会場には,おそらく日本で一番明るいえん罪被害者,無実の罪で29年もの獄中生活を送った桜井昌司さんをお招きしています。</p> <p> さらに,TVディレクターとして,えん罪被害を題材にしたドキュメンタリーなどを多数制作し,現在は,関西大学社会学部教授を務める里見繁さんをお迎えし,えん罪被害から考える取調べの在り方について,桜井さんとともに,語っていただきます。</p> <p> 笑いだけじゃない,まじめなパートも用意して,皆さんのお越しをお待ちしています。</p> http://www.osakaben.or.jp/blog/posts/59/entry/1456#comments 大阪弁護士会、弁護士のこと Fri, 08 Feb 2013 11:59:06 +0000 039141 1456 at http://www.osakaben.or.jp/blog 被告人の防御権を守る訴訟が始まります http://www.osakaben.or.jp/blog/posts/59/entry/1421 <p> &nbsp;</p> <p> あいつの尋問の日が迫ってきた。</p> <p> 私を「一緒に罪を犯した犯人」と名指しして,共犯に引きずり込んだあいつの嘘を,法廷で暴かなあかん。</p> <p> あいつの証言は,この証拠とも,友人の証言とも矛盾する&hellip;</p> <p> 法廷で矛盾を指摘すれば,あいつはしどろもどろになるはず。</p> <p> そんなヤツの言うことなんか,裁判官は信用できるわけがない。</p> <p> 私が犯人,というあいつの証言の信用性が崩れるんや。</p> <p> そうしたら&hellip;</p> <p> 弁護士さん,頼むで。</p> <p> &nbsp;</p> <p> 「検察庁の者です。あなたと弁護人の打合せメモを押収して捜査資料にします」</p> <p> ちょっと待て!!</p> <p> そんなもん検察官に読まれたら,あいつの嘘を暴く俺の作戦が筒抜けやないか!!</p> <p> あいつはきっと,検察官と打合せして,私や弁護士さんの追及をかわす言い訳を準備する。</p> <p> 先に手の内を全部知られた私が,どうやってあいつの嘘を暴けるんや&hellip;</p> <p> 私は,あいつの嘘のせいで,犯人にされてしまうんか。</p> <p> いったい,誰がこんなことするんや,誰がこんなこと許したんや&hellip;</p> <p> &nbsp;</p> <p> ここまでは,あくまでフィクションです。</p> <p> &nbsp;</p> <p> しかし,よく似た事件が,2年前の夏,大阪で起きました。</p> <p> &nbsp;</p> <p> 強盗事件に関わったとして起訴され,無罪を主張していた被告人が,担当弁護人の差し入れた事件に関するメモや,弁護人宛の書きかけの手紙を,その事件を担当していた検察官に押収されたのです。</p> <p> &nbsp;</p> <p> 被告人は,無罪を主張したために,弁護人以外の者との面会や手紙のやり取りを禁止され,拘置所の独居房に移されていました。</p> <p> &nbsp;</p> <p> 彼を強盗犯人と名指しした者の証人尋問が,間近に迫っていました。</p> <p> 彼は,自らの身を守るため,弁護人が差し入れた証拠を読み込んで,自分を犯人とする証拠の矛盾点や曖昧な点を見つけて,弁護人との打合せに備えていました。</p> <p> 筆まめな彼は,自ら気づいた矛盾点を手紙にしたため,頻繁に弁護人に送っていました。</p> <p> 弁護人からも,これからの公判の準備のために,メモが差し入れられていました。</p> <p> 彼の手元には,メモや,書きかけ・書き損じの手紙,証拠の検討結果を自ら記したノートなど,裁判に関係する書類ばかり残っていました。</p> <p> &nbsp;</p> <p> 法廷で彼の有罪を主張した検察官は,被告人を犯人と名指しする証人の尋問直前,裁判官から,被告人の独居房や拘置所倉庫で,手紙やメモを捜して押収する許可を得ました。</p> <p> 担当検察官は,被告人から押収した弁護人宛の書きかけの手紙や,弁護人の差し入れた尋問事項メモを熟読しました。</p> <p> 後に開示されたこれらの押収書類には,検察官が貼ったと思われる付箋が,いくつも付いていたのです。</p> <p> &nbsp;</p> <p> 検察官の力は強大です。</p> <p> 組織力と資金のある警察が,捜査の過程で集めた膨大な証拠を検察官に提供します。</p> <p> 検察官が求めたら,裁判所・裁判官は,ほぼ例外なく強制捜査を許します。</p> <p> 検察官は,必要とあらば,人手とお金をつぎ込み,強制捜査権限を使って,証拠を集めることができます。</p> <p> &nbsp;</p> <p> そうやって集めた証拠の中には,被告人は犯人ではない,と思わせるものが含まれている可能性があります。</p> <p> しかし,検察官は,無罪が明らかでない限り,被告人の無罪主張を助けるような証拠は,たとえ持っていても,まず法廷には出しません。</p> <p> 最近,裁判員裁判の導入に伴って設けられた証拠開示制度を使って,被告人・弁護人がやいやい要求して,ようやく一部の証拠が開示されるようになりました。</p> <p> それでもまだまだ,警察・検察による証拠の独占が続いています。</p> <p> &nbsp;</p> <p> 検察官と同じ規模で独自に調査し,証拠を集められる被告人・弁護人は,まずいません。</p> <p> 限られた力をめいっぱい駆使して,検察官の主張と提出証拠に潜む矛盾を追及し,被告人を有罪とする証拠が欠けていることを,法廷で明らかにしなければなりません。</p> <p> &nbsp;</p> <p> しかし,被告人と弁護人が,法廷でどんな矛盾を追及しようとしているか,検察官があらかじめ知っていたら,どうなるか。</p> <p> 検察官は,これまでの主張や証拠の中の矛盾を打ち消す補充捜査をして,被告人・弁護人の主張が空振りに終わることを狙うかもしれません。</p> <p> 彼らには,その力があるのです。</p> <p> &nbsp;</p> <p> 検察官の捜査権限に対抗して被告人を守るため,憲法は,罪に問われた事件に関する被告人と弁護人との打合せの秘密――秘密接見交通権を保障しています。</p> <p> ところが,この事件の検察官は,被告人と弁護人との間で秘密裏に行われるはずだった事件に関する打合せメモを強制的にあばき,押収したのです。</p> <p> &nbsp;</p> <p> 被告人と弁護人は,捜索差押えを指示した検察官,捜索差押えを許した裁判官の行為が憲法に違反することを明らかにするため,国を相手取り,国家賠償請求訴訟を提起しました。</p> <p> このような行為が憲法に照らして許されないことを明らかにして,今後,二度と被告人の自らを守る権利――防御権が侵害されることのないよう,刑事司法の在り方を改める目的です。</p> <p> 二人の代理人には,訴状提出の時点で,全国の弁護士150人以上が就任しています。</p> <p> &nbsp;</p> <p> この訴訟の第1回口頭弁論期日が,</p> <p> &nbsp;</p> <p align="center"> <strong>平成24年11月5日(月)午前10時から約1時間,</strong></p> <p align="center"> <strong>大阪地方裁判所2階の202号法廷で開かれます。</strong></p> <p> &nbsp;</p> <p> 法廷では,訴状の骨子をわかりやすく説明するプレゼンテーションを予定しています。</p> <p> 傍聴席で聴いていても,この事件をより詳しくご理解いただけるはずです。</p> <p> &nbsp;</p> <p> 期日まで待てない,もっと詳しく知りたいという方は,弁護団の一員である前川直輝弁護士のブログに詳しく,わかりやすく掲載されていますので,ぜひ読んでみてください。</p> <p align="center"> <a href="http://shinmeilaw.blog91.fc2.com/blog-entry-589.html">http://shinmeilaw.blog91.fc2.com/blog-entry-589.html</a></p> <p> &nbsp;</p> <p> この事件に興味を持たれた方,ぜひ傍聴に来てください。</p> <p> 皆さんお一人お一人に関心を持っていただくことが,刑事司法を変える原動力です。</p> <p> &nbsp;</p> <p> 今のところ,傍聴席は先着順となりそうです。</p> <p> 当日は少し早めにお越しください。</p> <p> &nbsp;</p> <p> 皆さんの傍聴をお待ちしています。</p> http://www.osakaben.or.jp/blog/posts/59/entry/1421#comments Thu, 25 Oct 2012 01:00:54 +0000 039141 1421 at http://www.osakaben.or.jp/blog 『それボク』!!! http://www.osakaben.or.jp/blog/posts/59/entry/1274 <p> &nbsp;</p> <p> 2012年4月5日午後3時,皆さんもご存知の周防正行さんの監督・脚本作品</p> <p align="center"> <span><strong>「それでもボクはやってない」</strong></span></p> <p align="right"> の特別上映会を行います。</p> <p align="right"> <a href="http://www.osakaben.or.jp/web/event/2012/120405.pdf">http://www.osakaben.or.jp/web/event/2012/120405.pdf</a></p> <p> &nbsp;</p> <p> 満員電車で痴漢の疑いをかけられ,逮捕されてしまった金子徹平(演:加瀬亮)。</p> <p> 必死で無実を訴えるものの,警察官,検察官,そして裁判官は&hellip;。</p> <p> 冤罪を訴える実際の痴漢事件をいくつも取材した周防監督が,我が国の刑事司法に対するメッセージを込めた名作です。</p> <p> &nbsp;</p> <p> <span>無料です!!</span></p> <p> 外国の方にもご覧いただける<span>英語字幕版です!!</span></p> <p> しかも!!</p> <p> &nbsp;</p> <p> <span>上映後のシンポジウムに周防正行監督をお招きします。</span></p> <p> &nbsp;</p> <p> 我が国の捜査や,密室で行われる取調べの現状と問題点について,内外の専門家とともに語っていただきます。</p> <p> &nbsp;</p> <p> 「それボク」で描かれた捜査や刑事裁判のありようは,周防監督の綿密な取材に基づいています。私たち弁護士も,思わずうなってしまうリアルな描写です。</p> <p> 周防監督のトークでは,「それボク」の取材で明らかになった刑事司法の問題や撮影秘話,近く公開予定の新作の話題も期待できそうです。</p> <p> 捜査機関による取調べの全過程を録音・録画する「取調べ可視化」の全面的な実施など,新しい刑事司法のあり方を検討する法務省の審議会・法制審議会-新時代の刑事司法制度特別部会の委員でもある周防さん。</p> <p> 「それボク」で描かれた密室における取調べの現状,罪を認めない限り身体拘束が続く&ldquo;人質司法&rdquo;を,いかに打破するのか。</p> <p> シンポジウムには,周防監督のほか,英国・メトロポリタン警察の捜査官だったロジャー・ミルバーン氏,韓国・国立警察大学校の李東熹教授,成城大学法学部の指宿信教授をお招きし,各国の捜査官による取調べの可視化について,ご報告いただきます。</p> <p> &nbsp;</p> <p> 国際シンポジウムin大阪</p> <p> 世界の取調べの潮流と,「それでも可視化やってない」日本の現状</p> <p> &nbsp;</p> <p> 2012年4月5日午後3時,上映開始です。</p> <p> 上映後の午後6時から,引き続きシンポジウムを開きます。</p> <p> 事前の申込みは不要です。</p> <p> 大阪弁護士会館2階ホールに直接お越しください。</p> <p> &nbsp;</p> <p align="center"> 皆様のご来場をお待ちしています。</p> http://www.osakaben.or.jp/blog/posts/59/entry/1274#comments 本・映画・テレビ Wed, 28 Mar 2012 09:11:36 +0000 039141 1274 at http://www.osakaben.or.jp/blog 話術の妙 http://www.osakaben.or.jp/blog/posts/59/entry/1195 <p> &nbsp;</p> <p> <span>先日の夜,和解書を書いていると,大学時代の友人から電話がありました。</span></p> <p> <span>「今,淀屋橋にいるんだけど&hellip;」</span></p> <p> <span>???</span></p> <p> <span>都内在住・在勤の彼が,なぜ平日の夜9時半に淀屋橋に?</span></p> <p> <span>&hellip;って,出張だっただけなんですが。</span></p> <p> &nbsp;</p> <p> <span>ともあれ久々の再会,連れ立って北新地に繰り出しました。</span></p> <p> <span>向かったのは,やはり大学時代の別の友人がマジックショーをやっているバーです。</span></p> <p> <span>当時から,講義の合間に(時には講義中にも)テーブルマジックをいろいろ披露してくれる彼ではあったのですが&hellip;</span></p> <p> &nbsp;</p> <p> <span>やっぱり,プロのマジシャンはすごいですね。</span></p> <p> <span>しかも,ライブは,テレビで見るのに比べて面白さが150%アップ。</span></p> <p> <span>小さな箱に助手の女性を閉じ込めて,ぶすぶす串刺しにするイリュージョン。</span></p> <p> <span>テレビのマジック番組ではおなじみですが,生で見るとびっくりします。</span></p> <p> <span>「箱の中ですべての串を避けられる,とんでもなく体の柔らかい人なのか」とか考えたり。</span></p> <p> <span>(夢が壊れるから,ごぞんじでも種明かしを書きこまないでくださいね。)</span></p> <p> &nbsp;</p> <p> <span>感心したのは,マジックの技術もさることながら,観客の関心をたちどころに一点に集めてしまう話術や立ち居振舞いです。</span></p> <p> <span>マジックの合間をつなぐ話の&ldquo;間&rdquo;が絶妙で,観客の集中力が途切れません。</span></p> <p> <span>一挙手一投足にメリハリがあってキビキビ,無駄な動きがないから,雰囲気がダレません。</span></p> <p> <span>素人の私が,ショービジネスのプロを褒めるのも,おかしな話ですが。</span></p> <p> &nbsp;</p> <p> <span>刑事裁判では,どれだけ説得力のある主張であっても,裁判官にきちんと伝えられなかったら採用されません。</span></p> <p> <span>特に,裁判員裁判では,後から書面を提出して主張を補充することができないので,法廷の弁論で,裁判員の皆さんに納得いただかなければなりません。</span></p> <p> <span>主張の内容はもちろんですが,主張の伝え方,聴く人の集中力と共感をつかむプレゼンテーション技術も磨く必要があります。</span></p> <p> &nbsp;</p> <p> <span>観客を楽しませるマジックショーの話術と,</span></p> <p> <span>被告人の人生が決まる法廷でのプレゼンテーションを,</span></p> <p> <span>同列に論じることはできませんが,大変勉強になりました。</span></p> <p> <span>まさに&ldquo;トレビア~ン&rdquo;でした。</span></p> http://www.osakaben.or.jp/blog/posts/59/entry/1195#comments あれこれ Tue, 31 Jan 2012 08:42:40 +0000 039141 1195 at http://www.osakaben.or.jp/blog 世間は狭い http://www.osakaben.or.jp/blog/posts/59/entry/1114 <p> <span>先日、府内某所で食事をしていたときのこと。</span></p> <p> <span>初めて来たお店なのに、働いている方に見覚えがある。</span></p> <p> <span>でも、お名前は思い出せない。</span></p> <p> <span>誰やったかな、どこでお会いしたかな&hellip;</span></p> <p> <span>最近、こういうど忘れがよくあります。</span></p> <p> <span>よくありすぎて、ときどきヘコみます。</span></p> <p> &nbsp;</p> <p> <span>しばし悩んだ末、同伴者が話しかけて、ようやく判明しました。</span></p> <p> <span>私が過去に担当した裁判で、裁判員を務めておられた方でした。</span></p> <p> <span>お名前が思い出せないのも当然です。</span></p> <p> <span>法廷では、あくまで「裁判員◯番さん」で、そもそもお名前知らないですから。</span></p> <p> <span>それにしても、まさかこんなところで再会するとは。</span></p> <p> <span>先方は気づいておられなかったようで、お互いびっくりです。</span></p> <p> &nbsp;</p> <p> <span>裁判員裁判が始まって以来、今年7月末までのほぼ2年。</span></p> <p> <span>大阪では267件の裁判員裁判が行われたようです。</span></p> <p> <span><a href="http://www.saibanin.courts.go.jp/topics/pdf/09_12_05-10jissi_jyoukyou/02.pdf">http://www.saibanin.courts.go.jp/topics/pdf/09_12_05-10jissi_jyoukyou/02.pdf</a></span></p> <p> <span>多くの裁判では、裁判員6人と補充裁判員2~3人が選任されます。</span></p> <p> <span>単純に掛け合わせると、府内の裁判員経験者は2100~2400人ぐらい。</span></p> <p> <span>今はもう少し増えているでしょう。</span></p> <p> &nbsp;</p> <p> <span>それにしても、大阪府の人口が約886万人ですから。</span></p> <p> <span><a href="http://www.pref.osaka.jp/toukei/jinkou/index.html">http://www.pref.osaka.jp/toukei/jinkou/index.html</a></span></p> <p> <span>裁判員候補者の母集団である有権者数だって、府内で約711万人です。</span></p> <p> <span><a href="http://www.pref.osaka.jp/annai/qa/detail.php?recid=63">http://www.pref.osaka.jp/annai/qa/detail.php?recid=63</a></span></p> <p> &nbsp;</p> <p> <span>府内で裁判員経験者に遭遇する確率は、単純計算でも0.027%!!</span></p> <p> <span>これを、世間は狭い、という。</span></p> <p> <span>深く納得しました。</span></p> <p> &nbsp;</p> <p> <span>予定の時間を1時間近くオーバーして、裁判の時の話が続きました。</span></p> <p> <span>「あの主張はどう受け止めましたか?」とか、</span></p> <p> <span>「あの証拠はどの程度、信用できましたか?」とか、</span></p> <p> <span>「パワーポイントを使った説明は分かりやすかったですか?」とか、</span></p> <p> <span>お尋ねしたいことが山ほどあるのですが。</span></p> <p> <span>残念ながら、お互いに&ldquo;自主規制&rdquo;して、突っ込んだ話はなかなか難しい。</span></p> <p> <span>お仕事中なのに、あまり長々と引き止めるのも&hellip;という遠慮もありましたが、</span></p> <p> <span>やはり裁判員の守秘義務の壁が気になります。</span></p> <p> <span>弁護活動に対する印象や感想は、もちろん守秘義務の対象外なのですが、</span></p> <p> <span>突っ込んでいけば、評議の内容に踏み込んでしまうかもしれないからです。</span></p> <p> <span>とても参考になったのですが、突っ込み切れない。</span></p> <p> <span>ずっと、靴の上から足を掻いてる感じでした。</span></p> <p> &nbsp;</p> <p> <span>弁護活動、検察官の仕事、裁判所の審理の在り方。</span></p> <p> <span>これらの検証には、やはり裁判員経験者の率直なご意見、ご批判を聴くのが一番です。</span></p> <p> <span>裁判員経験者の守秘義務は大幅に緩和して、フィードバックの仕組みを整えるべきですね。</span></p> <p> &nbsp;</p> <p> <span>お薦めの強烈なお酒をいただきながら、そう考えました。</span></p> <p> <span>たまには真面目なことも考えます。</span></p> <p> &nbsp;</p> <p> <span>ともあれ、◯◯さん、ご馳走様でした。</span></p> <p> <span>大変美味しくいただきました。</span></p> http://www.osakaben.or.jp/blog/posts/59/entry/1114#comments 法律問題 Fri, 18 Nov 2011 14:55:53 +0000 039141 1114 at http://www.osakaben.or.jp/blog