弁護士の放課後 ほな行こか~(^o^)丿 http://www.osakaben.or.jp/blog/posts/93 ja 新潟のそば畑 http://www.osakaben.or.jp/blog/posts/93/entry/2537 <p>この3連休、たまりにたまった仕事にきつく蓋をして、新潟に旅行に行ってきました。<br /> 目的地は六日町の温泉だったのですが、行く道中、小千谷のそば畑が有名だというので、立ち寄ってみました。</p> <p>&nbsp;</p> <p>そばは食べるし、そば殻の枕も使ったことがあるけれど、言われてみれば恥ずかしながらそばの花はみたことがない&hellip;</p> <p>&nbsp;</p> <p>白くてキレイだよ~と地元のおばあさんに案内されてついたのがこちら。</p> <p><a href="http://www.osakaben.or.jp/blog/imce?app=nomatter|imceload@imceInlineImceLoad#" title="テキストエリア へ送る"><img alt="sobatian_.jpg" src="http://www.osakaben.or.jp/blog/sites/default/files/u4/sobatian_.jpg" /></a></p> <p>めちゃくちゃキレイな花畑が広がっていました。</p> <p>&nbsp;</p> <p>&nbsp;</p> <p>山の上から見ると、刈る前の田んぼは黄金色、刈田が茶色、そば畑が黄緑色、と地面がきれいなパッチワークのようになっているのもまた素敵でした。</p> <p>新潟は広いのでまだまだ開拓のし甲斐がありそうです。</p> <p>&nbsp;</p> <p>&nbsp;</p> http://www.osakaben.or.jp/blog/posts/93/entry/2537#comments 旅行・出張 Tue, 17 Sep 2019 12:44:00 +0000 046683 2537 at http://www.osakaben.or.jp/blog セクシャルハラスメントは何故起きるか http://www.osakaben.or.jp/blog/posts/93/entry/2477 <p>弁護士の仕事の一つに会社内で存在が指摘されたセクシャルハラスメントやパワーハラスメントについて、会社の依頼を受けて調査・報告をするという仕事があります。</p> <p>&nbsp;</p> <p>当事者および関係者のヒアリング等を行って事実を特定し、法的に評価していくのですが、女性が被害者となっているセクシャルハラスメントの案件においては女性弁護士の出番が多くなりがちです。<br /> &nbsp;</p> <p> 最近、セクシャルハラスメントの加害者の男性にヒアリングを行ったのですが、その中で、「彼女から明確に嫌だと言われたことがなかったので喜んでいると思っていた。」という趣旨の発言がありました。<br /> 人の感情には、とても嫌>どちらかというと嫌>どちらでもない>どちらかというと嬉しい>嬉しい、というグラデーションがあると思うのですが、拒否されていない=喜んでいると処理する認知の歪みに思わず言葉を失ってしまいました。<br /> &nbsp;</p> <p>こういう話をすると、「嫌と言わない方が悪いんだ。」という人がたまにいらっしゃいますが、そうではないと思っています。</p> <p>私が思うに、会社の部下や同僚が優しくしてくれるのは仕事の付き合い上必要だからであって、個人的に好いてくれているとは限らないのです。</p> <p>もちろん、好いてくれている場合もあると思うのですが、会社の中では、そうではない前提でふるまうことが規範的に求められているのだと私は考えています。好いていると思わせたことが責められることなんて、筋違いもいいところです(そもそも嫌と言わないからと言って好いていると思うなという話なのですが。)。これは、痴漢されるのはミニスカートを穿いているから仕方ないと言っているようなものです。</p> <p>&nbsp;</p> <p>経験上、私とあの人の関係では大丈夫だ、という思い込みが良くない結果を招いていることが多いように思います。適切な職場環境の形成には、各自が勝手にハードルを下げてしまうことのリスクについて思い至ることができることが大切なのではないでしょうか。</p> http://www.osakaben.or.jp/blog/posts/93/entry/2477#comments 法律問題 Mon, 03 Sep 2018 10:55:01 +0000 046683 2477 at http://www.osakaben.or.jp/blog 国選弁護について思うこと http://www.osakaben.or.jp/blog/posts/93/entry/2436 <p>先月、弁護士になって初めて無罪判決を獲得しました。</p> <p>&nbsp;</p> <p>ここだけ見るとよかったじゃないか!となるのですが、弁護人としては非常に不本意で、公訴事実3件全ての無罪を争っていた中、無罪になったのは1件だけ、2件については有罪とされ、しかも、実刑判決となってしまいました。</p> <p>&nbsp;</p> <p>保釈中の被告人に実刑判決が下された場合、保釈はその効力を失いますので(刑訴法343条)、被告人は判決を受けたのち、バーの外に出ることなく、法定脇の小さな扉から拘置所に連れて行かれることになります。</p> <p>荷物を取りに戻るなどそんな悠長なことはできませんので、保釈中の被告人で実刑が予測される場合には、事前に荷物をまとめてくるよう言うようにします。</p> <p>&nbsp;</p> <p>このようにして被告人が再び勾留をされるに至ってしまった場合でなおかつ控訴する場合、身体拘束から解放されるためには再び保釈をする必要があるのですが、1審判決が出てから控訴審の国選弁護人が選任されるまでには1か月ほど時間が空いてしまうのです&hellip;!</p> <p>これ、かわいそうじゃないですか?</p> <p>&nbsp;</p> <p>弁護人の選任は審級ごと(刑訴法32条2項)なので、1審の国選弁護人としては、控訴申立書を提出したら終わりで、その後の保釈申請をすることはありません。</p> <p>法テラスに提出する国選弁護人の報告書も、判決の内容がどうなったかまでしか報告をする欄はありません。</p> <p>制度の狭間なのでしょうが、一定の場合には1審の国選弁護人が引き続き必要な弁護活動をすることができて、その活動費用についても国選弁護報酬として考慮がされるような仕組みができればいいのになぁ、と思っています。</p> <p>&nbsp;</p> <p>&nbsp;</p> <p>&nbsp;</p> <p>&nbsp;</p> <p>&nbsp;</p> http://www.osakaben.or.jp/blog/posts/93/entry/2436#comments 法律問題 Mon, 02 Apr 2018 09:18:31 +0000 046683 2436 at http://www.osakaben.or.jp/blog 成年被後見人の認知 http://www.osakaben.or.jp/blog/posts/93/entry/2408 <p>成年後見人は成年被後見人の法定代理人ですが、一般的に婚姻、離婚、認知などの身分行為については代理人として行うことができないとされています。</p> <p>&nbsp;</p> <p>では、認知の承諾はどうでしょうか。</p> <p>&nbsp;</p> <p>民法は、「成年の子は、その承諾がなければ、これを認知することができない。」(782条)とされていて、成人した子を認知して親子関係を生じさせようとするには、認知される側の承諾が必要とされています。</p> <p>&nbsp;</p> <p>問題は、この子が成年被後見人で、認知の承諾をする意思能力がない場合です。</p> <p>&nbsp;</p> <p>これについては、身分行為だから後見人ではできないかと思いきや、後見人において代理することが可能とされています。新版注釈民法(23)の352ページにおいても、「認知者が不要・相続上の利益を目的としているかどうかを判定する必要性があり、後見人がこれを判定して承諾することができると考える。」と記載されています。</p> <p>&nbsp;</p> <p>実務上も、認知届のその他欄に成年後見人が認知を承諾する旨を記載して後見人の印鑑を押印し、成年後見登記を添付すれば受理されているようです。</p> <p>&nbsp;</p> <p>身分的な側面があるとはいえ、財産に深く関係することからこのように解釈されているということですね。</p> <p>&nbsp;</p> http://www.osakaben.or.jp/blog/posts/93/entry/2408#comments 法律問題 Mon, 16 Oct 2017 04:45:56 +0000 046683 2408 at http://www.osakaben.or.jp/blog 少年事件 その後。 http://www.osakaben.or.jp/blog/posts/93/entry/2334 <p>頻繁に、ということではありませんが、少年事件を受任することがあります。保護観察で終わる子、少年院に行く子、様々ですが、一人だけ、少年院に行ってからも手紙のやりとりを続けている子がいます。</p> <p>元々比較的しっかりとした子だったのですが、通数を重ねるごとに文章や考え方がしっかりしてきているのがはっきりと見て取れて、驚いています。</p> <p>わずか2~3枚の便箋中にそれだけのことが感じられるのだから、きっと直に会って話をしたら、もっとあの子は大人になっているのだろうなぁ。</p> <p>&nbsp;</p> <p>そんなこんなで、やっぱり可塑性ってあると思うのです。</p> <p>&nbsp;</p> <p>厳罰化とかいろんな議論はありますが、個人的には子供の可能性や可塑性を信じた方向性に進めばいいなと思っています。</p> http://www.osakaben.or.jp/blog/posts/93/entry/2334#comments 大阪弁護士会、弁護士のこと Wed, 29 Mar 2017 12:01:29 +0000 046683 2334 at http://www.osakaben.or.jp/blog