弁護士の放課後 ほな行こか~(^o^)丿 http://www.osakaben.or.jp/blog/posts/all/all/2 ja 出張授業のための準備 http://www.osakaben.or.jp/blog/posts/155/entry/2541 <p><span>大阪弁護士会では<span>大阪府下の高校を対象に、無料で弁護士を派遣して出張授業を行っています。詳しくは下記URL。</span></span></p> <p>&nbsp;</p> <p><span><a href="http://www.osakaben.or.jp/01-aboutus/committee/room/lowroom/02.php" target="_blank">http://www.osakaben.or.jp/01-aboutus/committee/room/lowroom/02.php</a></span></p> <p>&nbsp;</p> <p><span>この出張授業ですが、平成29年度では300クラスを超える申し込みがありました。</span></p> <p>&nbsp;</p> <p><span>私が高校生の時には、こんなことはなかったので、今の高校生はいいなぁなんて思ったりもします(この派遣事業は平成22年度から開始しております)。</span></p> <p>&nbsp;</p> <p>しかし、人に教えるからには自らも準備をしなければなりません。</p> <p>準備をしない人はいませんし、自分が知っている分野であったとしても確認をして、備えます。</p> <p>&nbsp;</p> <p>ところが、法律の世界も日々新しくなっていきます。</p> <p>新しい考え方が導入されることもありますし、新しい社会問題が浮上することもあります。</p> <p>&nbsp;</p> <p>新しい社会問題に対応する場合、時間をかけて準備しますが、今後同じテーマでの申し込みが予想されて、たくさんの講師が必要になると想定される場合、準備を共有化、つまりは講義案としてまとめることになります。</p> <p>&nbsp;</p> <p>こうした講義案のまとめも大変な仕事だったりします。</p> <p>&nbsp;</p> http://www.osakaben.or.jp/blog/posts/155/entry/2541#comments 大阪弁護士会、弁護士のこと Wed, 06 Nov 2019 03:09:07 +0000 043166 2541 at http://www.osakaben.or.jp/blog 弁護士は力仕事? http://www.osakaben.or.jp/blog/posts/217/entry/2529 <p> 裁判手続では,当事者双方から,大量の書面が裁判所に提出されます。それぞれの言い分を記載した書面(準備書面,主張書面などと言います)のほか,それを裏付ける証拠のコピーなどです。</p> <p> そのため,大規模,複雑な事件では分厚い記録のファイルが何冊にもなることがあります。</p> <p> 裁判期日にはそれを持参しますので,ファイルが多くなる時は,スーツケースに入れて転がして出廷することもあります。これはかなりの力仕事です。</p> <p> これは私が弁護士登録以来,変わらない姿です。</p> <p>&nbsp;</p> <p> 他方,世の中では,ここ10年ほどで,映像や音楽の電子配信,書籍の電子化などが進み,身の回りのものが小さく,軽くまとめられるようになってきました。</p> <p> スーツケースで記録を運んでいるのは,何か時代に取り残されている感があります。</p> <p>&nbsp;</p> <p> そのため,現在,各方面で裁判手続のIT化の検討が進められています。</p> <p>書面のオンライン提出やWEB会議の導入までも検討されていると聞きます。</p> <p> 将来,IT化が進めば,上記のような記録運搬の手間が省けそうです。タブレットに書面を入れて軽々と運ぶ姿を想像すると,楽しみでもあります。</p> <p> しかし,私は紙に親しんだ昭和世代。果たして,画面上の文章がすんなり頭に入ってくるだろうか,という不安も少し頭をよぎります。</p> http://www.osakaben.or.jp/blog/posts/217/entry/2529#comments 大阪弁護士会、弁護士のこと Tue, 27 Aug 2019 08:01:27 +0000 029500 2529 at http://www.osakaben.or.jp/blog 8/3 13:00~「スクールロイヤーは見た!」 http://www.osakaben.or.jp/blog/posts/72/entry/2524 <p>子どもの権利委員会の加藤慶子です。</p> <p>&nbsp;</p> <p>文部科学省の問題行動調査によると,<br /> 2017年度の全国の小中高校などで認知された</p> <p>いじめの認知件数は,<br /> 41万4378件で過去最多。前年比で3割近く増えています。</p> <p>&nbsp;</p> <p> この数字は決して悲観するべきものではありません。</p> <p>&nbsp;</p> <p>私は,大阪府が2013年に事業を開始した当時より,<br /> スクールロイヤーをやらせていただいています。</p> <p>&nbsp;</p> <p>&nbsp;</p> <p>「AとBとの間にトラブルがあって,<br /> 少し前にはAがBに対して嫌がっているのに</p> <p>○○していたんですよ。</p> <p>&nbsp;</p> <p>それが,今はBがAに●●とあだ名で呼んだことを,<br /> Aの保護者がいじめだと訴えているんです。<br /> これもいじめになるんですか?」</p> <p>&nbsp;</p> <p>&nbsp;</p> <p>こんな相談があったとしたら,私は,</p> <p>&nbsp;</p> <p>&nbsp;</p> <p>「はい。いじめです。<br /> Aがあだ名と呼ばれて嫌だと思っているのですから,<br /> 学校としていじめとしてチーム対応をやりましょう。」</p> <p>&nbsp;</p> <p>とアドバイスしています。</p> <p>&nbsp;</p> <p>&nbsp;</p> <p>&nbsp;</p> <p>いじめとして認知することは,<br /> 「学校のいじめに対する取り組みが足りなかった」<br /> 「いじめを予防できなかった学校の汚点」<br /> を意味するものではありません。</p> <p>&nbsp;</p> <p>&nbsp;</p> <p>いじめの疑いがあるという児童生徒・保護者の声があれば,<br /> 学校は,ためらわずいじめとして認知して,<br /> 早期にいじめとしての取り組みを開始することが<br /> 「いじめ防止対策推進法」の定める<br /> 法律上の義務となっています。</p> <p>&nbsp;</p> <p>&nbsp;</p> <p>したがって,冒頭で紹介した数字は,<br /> この学校の取り組みが進んだとみることが<br /> 出来るのものなです。</p> <p>&nbsp;</p> <p>&nbsp;</p> <p>こんな感じで,<br /> 学校側から法的アドバイスが求められる場面が<br /> 多いことを実感しています。</p> <p>&nbsp;</p> <p>スクールロイヤーとして,<br /> 学校側からどんなアドバイスを求められているか,<br /> 学校において日々生起するトラブルに<br /> どうアドバイスしているのか</p> <p>&nbsp;</p> <p>そんな話を聞くチャンスがいよいよ今週末に迫りました!</p> <p>&nbsp;</p> <p>&nbsp;</p> <p>『<a href="http://www.osakaben.or.jp/event/2019/2019_0803.php">市民、弁護士のための国際人権法連続講座</a><br /> ~学校現場と国際人権法~ 第1回目』</p> <p>&nbsp;</p> <p>第1回「スクールロイヤーは見た!」<br /> 2019年(令和元年)8月3日(土)午後1時~午後3時<br /> 大阪弁護士会館10階にて。</p> <p>&nbsp;</p> <p><a href="http://www.osakaben.or.jp/event/2019/2019_0803.pdf">案内のチラシはこちらです</a></p> <p>&nbsp;</p> <p>講師は,大阪府スクールロイヤーの山口崇弁護士と,<br /> 大島佳代子教授(同志社大学)です。</p> <p>&nbsp;</p> <p>山口崇弁護士は,現在,<br /> 子どもの権利委員会・学校部会の副委員長をしており,<br /> スクールロイヤーとしての</p> <p>相談実績,講演実績も多数ある方です!</p> <p>学校問題に造詣が深く,有意義な話が聞けること</p> <p>間違いなしです!</p> <p>&nbsp;</p> <p>&nbsp;</p> <p>一般の方にも開かれた講座ですので,<br /> 少しでも気になった方にはぜひご来館いただきたいです!</p> <p>&nbsp;</p> <p>&nbsp;</p> <p>ちなみに,<br /> 第2回「こんな校則あり??これって体罰??」<br /> 2019年(令和元年)12月7日(土)午後1時~午後3時<br /> の方も,これを機会にチェックしておいてください!</p> http://www.osakaben.or.jp/blog/posts/72/entry/2524#comments 大阪弁護士会、弁護士のこと Wed, 31 Jul 2019 15:00:00 +0000 043475 2524 at http://www.osakaben.or.jp/blog 弁護士のお仕事 http://www.osakaben.or.jp/blog/posts/98/entry/2523 <p>弁護士って何をしているのか・・・</p> <p>実はなかなか分かってもらえていないかもしれないなあと感じております。</p> <p>&nbsp;</p> <p>私は、弁護士さんは何をしているのですか?と聞かれると、</p> <p>1 紛争に関する相談、代理人</p> <p>2 刑事事件が起きた時の弁護人</p> <p>3 会社等関係の契約関係のチェック・相談・作成、顧問業務</p> <p>4 危機管理、コンプライアンス関係対応</p> <p>5 社外取締役・監査役等の外部対応</p> <p>6 その他(私がたまにしているドラマの法律監修等)</p> <p>と答えています。</p> <p>&nbsp;</p> <p>が、このうちの3以下があまりピンと来ていない方が多いように感じます。確かに、1と2が主たる業務であることは間違いないのですが、今、様々な分野で法律や法律的観点が必要とされているように思います。</p> <p>&nbsp;</p> <p>ダイレクトに法律が適用される場面ではないかもしれませんが、社会的影響等を考えて行う対応等について、弁護士がアドバイスをすることはよくあります。</p> <p>&nbsp;</p> <p>地味に見える仕事ではありますが、社会が円滑に進んでいく際に少しはお役にたてるお仕事を弁護士はしている、と思っていただければと思います。</p> http://www.osakaben.or.jp/blog/posts/98/entry/2523#comments 大阪弁護士会、弁護士のこと Sun, 28 Jul 2019 15:00:00 +0000 041618 2523 at http://www.osakaben.or.jp/blog 委員会活動というのは http://www.osakaben.or.jp/blog/posts/198/entry/2502 <p> 弁護士会の委員会活動というのは変わっている。弁護士はみな、自分の経済的利益にならない、かなりの作業を、報酬もなく行っている。消費者被害の対策や、交通事故被害者を助ける、権力から国民を守る、子どもの人権を守る、未来の主権者を育てるなどのために、弁護士会としての声明を発表したり、立法政策に働きかけたり、弱者救済や災害相談のために弁護士会で当番などの仕組みを作ったり、講演などを行ったりしている。<br />  これらボランティア的な活動は、個々の弁護士が社会に対する使命感というものに突き動かされてきたからこそ実現できているのだと思う。もちろん、この使命感が大きな原動力となっているのであるが、とはいえ、どうやら委員会活動をする効用は他にもありそうだ。</p> <p>&nbsp;</p> <p> 先日、弁護士の委員会活動について議論する機会があった。議論の場で、ある方が委員会活動を、「クラブ活動のように(熱中して)やってきた」とおっしゃった。<br />  そこで考えてみるに、様々な委員会は、大きく2つの効用があるのではないかと思われる。「伝達欲求」と「知的欲求」の充足という効用だ。委員会に参加すると、専門的な知識や最先端の情報などを収集する機会が増える。これは、「知的欲求」をみたすものだ。また、高齢者や生徒などに講演、授業を行ったりすることや、私の所属している「弁護士過疎地域派遣弁護士養成プロジェクトチーム」では法テラス(過疎地域対策や弁護士費用援助他を行っている独立行政法人)などで弁護士過疎地域に派遣される予定の新人弁護士に、OJTの機会を作って一緒に事件を受任するなどの援助をしているところだが、これも新人弁護士に対して「伝達」するわけなので、「伝達欲求」を満たすものかもしれない。もとより、どの委員会でも、先輩弁護士は新人に対してはいろいろと「伝達」するわけだから、それも「伝達欲求」を満たすものだろう。</p> <p> 人は、太古の昔から、この2つの欲求によって文明を発展させてきたのかもしれない。</p> <p>&nbsp;</p> <p>  「なあなあ、昨日テレビでやっててんけど、オリーブオイルがお通じにええらしいでぇ。」「いやぁー、そうなん?どなして食べるん?」<br />  今も、伝達と知的探求は、そこかしこで行われている。</p> http://www.osakaben.or.jp/blog/posts/198/entry/2502#comments 大阪弁護士会、弁護士のこと Thu, 28 Feb 2019 02:03:30 +0000 041541 2502 at http://www.osakaben.or.jp/blog