OSAKA BAR ASSOCIATION

司法制度改革のヤマ場
 〜皆さんのご協力を〜
 


大 阪 弁 護 士 会
会長 高 階 貞 男

 4月1日に会長に就任いたしました。
 私達は、司法が市民に身近で利用しやすく頼りがいのあるものとなるよう、司法改革に着手しましたが、いまそのヤマ場を迎えております。
 市民の皆さんが刑事裁判に直接参加できるようにしようという「裁判員制度」をどのようなものにするか具体的検討に入りました。弁護士会では裁判員制度を分かり易くドラマ化したビデオを制作し、4月から全国で順次公開致します。
 大阪では6月1日、中之島公会堂で公開されます。市民の皆さんにご覧頂き、裁判員制度に対するご理解を深めて頂きたいと思っております。
 裁判を2年以内に終わらせようとして、裁判迅速化法案が国会に上程されました。現在でもほとんどの裁判は2年以内に終わっており、いま以上に裁判を短縮し長期裁判を解消するには、長期化の原因となっている制度を改革したり、裁判官等の増員や法廷等の拡充が是非とも必要です。
 訴訟で敗訴した当事者が相手方の弁護士の報酬を負担する制度が検討されていますが、経済的弱者が訴訟を起こしにくくなる危険があるとして私達は反対しています。
 市民の皆さんの最も身近にいて法的アドバイスをするのは弁護士です。弁護士会は法律相談センターや公設事務所を設置し、市民の皆さんと弁護士をつなぐ努力をしておりますが、今後はなお一層これを拡充させるとともに更に進んで、市民や企業の中に積極的に入って行くための方策を検討し、今まで以上にお役に立つ存在にならなければならないと考えております。社会の変化に対応し、弁護士・弁護士会も大きく変わろうとしておりますので、皆さんのご理解とご協力をよろしくお願い致します。
 
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副会長 山 口 健 一

   司法改革を市民に身近で利用しやすいものにするために、今こそ正念場と思っています。弁護士も弁護士会もこれから大きく変わります。
 
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副会長 小 野 一 郎
   司法制度改革は一連の構造改革の「かなめ」であり、今年は、民事、刑事の各司法制度、裁判官や弁護士制度についても改革作業が本格化します。弁護士会内部においても、今年は一連の機構改革の実施元年になります。一年間、微力を尽くしたいと思います。
 
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副会長 大 水 勇

   司法制度改革により弁護士制度が大きく変わります。新しい弁護士像の形成が求められています。国民に信頼される弁護士像・弁護士会像は何かを考えながら努力したいと思います。
 
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副会長 前 田 春 樹
   今年は司法制度改革法案の中でも、弁護士の業務に関する法案が次々と改正されていきます。弁護士資格の特例の拡充や、公務就任・営業従事制限の緩和や、報酬規定の削除などです。司法改革の方向性を誤らないためにも大阪弁護士会で十分な議論をして行きたいと思います。
 
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副会長 田 中 等

   司法改革が進むなか、新しい弁護士像のあり方が問われています。信頼される弁護士、弁護士会を目指して日々努力したいと思います。
 
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