大阪弁護士会企画「夏休みジュニアロースクール」
大阪弁護士会では、後記の要領で、中学生を対象に「夏休みジュニアロースクール」を実施いたします。
「法教育」「司法教育」という耳慣れない言葉が、教育界、法曹界はもとより、一般でも注目されています。ロースクールなどの法曹養成教育とは違い、広く一般市民、小中高生に法を教えるという考え方です。
しかしながら、現実は、民主主義、基本的人権など憲法の考え方を学ぶことはあっても、近代法の最も基本的な原理であり、社会に出れば真っ先に直面するだろう「契約」すら、中高校ではほとんど教えられていません。実社会の法律の仕組みを学ぶ機会がない。残念ながらこれが法教育の現状なのです。
また、司法制度改革の目玉として、裁判員制度も徐々に具体性を帯びてきました。しかしながら、果たして、裁判官、検察官などの役割、被疑者・被告人の権利等、刑事裁判の基本的な考え方は学校できちんと教えられるのでしょうか。
大阪弁護士会では、これまでたくさんの弁護士が学校に出向き、授業や模擬裁判の指導を行ってきました。本年3月25日、26日には、「春休みジュニアロースクール」を実施し、中学生と保護者を弁護士会に招いて、法律に関する考え方を学んでもらう機会を作りました。大変な好評を得ており、マスコミ等でも紹介されています。
本年8月24日(火)、25日(水)も、以下の要領で「夏休みジュニアロースクール」を実施いたします。
今回は、はじめて検察庁から現職検察官をお招きすることになりました。刑事裁判制度については、弁護士からだけでなく、検察官からの授業もありますので、多様な見方で活発な議論が期待されます。このため、生徒や保護者にとっても、中身の濃い授業が受けられるものと考えています。
ロースクールも今年の4月にスタートしました。法律事務所の見学など、弁護士の仕事を理解してもらえる時間も設けていますので、法曹界に興味のある生徒・保護者の参加も多数期待しています。
費用は無料です。
- 時期
平成16年8月24日(火)、25日(水)
- 対象
中学生(中学2年生及び3年生) 30人
保護者 30名(子ども1人につき1人まで)
- 場所
大阪弁護士会館
- 内容及びタイムスケジュール(予定)
(1) 8月24日(火)
午前9時30分〜10時 開講式
午前10時〜10時40分 裁判傍聴(裁判所)
午前11時〜12時 「裁判傍聴を踏まえ〜刑事裁判について」
弁護士、検察官
午後1時〜午後2時 法律家の仕事
弁護士、検察官
午後2時〜午後3時 法教育授業(講義形式)
(2) 8月25日(水)
午前10時〜11時 簡易模擬裁判
午前11時〜12時 法律事務所見学、訪問
午後1時〜午後3時 法教育授業(生徒参加型)
午後3時 修了式
- 費用
無料。ただし、6のお弁当代は実費です。
- 昼食
希望者のみ、お弁当とお茶をご用意します。
- 申込方法
7月末日(必着)までに、大阪弁護士会(住所 〒530−0047 大阪市北区西天満2−1−2
大阪弁護士会 委員会担当室「夏休みジュニア・ロースクール」係、FAX.06−6364−0252 又は
7477)宛てに、郵便またはFAXで、お名前(子ども本人と出席する保護者)、学年、学校名、参加保護者との関係、〒住所、電話番号、FAX番号(あれば)を書いて申込みください。応募者多数のときは抽選といたします。
なお、保護者は子ども1人につき1人までです。保護者が同伴しない子どもだけの参加も受け付けます。
- 予定は都合により変更されることがありますので、ご了承ください。
- お問い合わせはTEL06−6364−1227(担当大森)まで。
【参加申込書】(wordファイルです)
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