大阪弁護士会企画「2005年夏休みジュニアロースクール」
大阪弁護士会では、後記の要領で、中学生を対象に「夏休みジュニアロースクール」を実施致します。
「法教育」「司法教育」という耳慣れない言葉が、教育界、法曹界はもとより、一般でも注目されています。ロースクールなどの法曹養成教育とは違い、広く一般市民、小中高生に法を教えるという考え方です。法務省や文部科学省も、法教育研究会(現在は法教育推進協議会)を設け、重点プロジェクトとして全国的な普及を進めているところです。
しかし、現実の学校教育においては、民主主義、基本的人権など憲法の考え方を学ぶことはあっても、近代法の最も基本的な原理であり、社会に出れば真っ先に直面するであろう「契約」すら、中高校ではほとんど教えられていません。実社会の法律の仕組みを学ぶ機会がない。残念ながらこれが法教育の現状です。
また、司法制度改革の目玉として、裁判員制度も徐々に具体性を帯びてきました。しかしながら、果たして、学校で、裁判官、検察官などの役割、被疑者・被告人の権利等、刑事裁判の基本的な考え方をきちんと教えられるのでしょうか。
大阪弁護士会では、これまでたくさんの弁護士が学校に出向き、授業や模擬裁判の指導を行ってきました。昨年3月と8月には、「ジュニアロースクール」を実施し、中学生とその保護者を対象に、法律に関する考え方を学んでもらう機会をもち、大変好評をいただきました。
本年も8月25日(木)、26日(金)の両日、以下の要領で「夏休みジュニアロースクール」を実施致します。
今回は、実際の裁判の傍聴とその後の質疑応答、弁護士らが演じる模擬裁判を見てもらい、その後、実際に裁判官として判断してもらいます。それ以外にも、生徒参加型の法教育授業や法律事務所の見学など、法律や弁護士の仕事を理解してもらえる時間も設けていますので、興味のある中学生・保護者の多数の参加をお待ちしております。
費用は無料です。
- 実施日
平成17年8月25日(木)、26日(金)の2日間
- 場所
大阪弁護士会館(住所 〒530−0047 大阪市北区西天満2−1−2
TEL06−6364−1227)
事務所訪問は、各法律事務所
- 対象及び募集人員
中学生(中学2年生、中学3年生) 30名
保護者 30名(中学生1名につき1名まで)
- 費用
無料。ただし、5のお弁当代は実費です。
- 昼食
各自持参
1日目の昼食はこちらでお弁当を用意することもできますが、その場合は実費をご負担願います(事前予約必要)。
- プログラム
(8月25日(木)) |
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午前9時30分〜10時 |
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開講式 |
午前10時〜11時 |
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裁判傍聴(裁判所)
大阪地方裁判所での刑事法廷を傍聴、見学 |
午前11時〜正午 |
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裁判傍聴に関して質疑応答、模擬裁判の説明 |
午後1時〜午後3時 |
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模擬裁判
弁護士等が裁判官、検察官、弁護人、証人、被告人役を演じる。 |
(8月26日(金)) |
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午前9時30分〜10時 |
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模擬裁判の補充尋問
中学生から、証人や被告人に尋問する。 |
午前10時〜11時 |
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裁判官(裁判員)として討議 |
午前11時〜正午 |
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結果発表、講評 |
正午〜午後1時30分 |
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事務所見学兼食事 |
午後1時30分〜午後3時 |
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法教育授業 |
午後3時 |
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修了式 |
- 申込方法
8月2日(火)(必着)までに、大阪弁護士会(住所 〒530−0047 大阪市北区西天満2−1−2
大阪弁護士会 委員会担当室「夏休みジュニア・ロースクール」係、FAX.06−6364−0252 又は
7477)宛てに、郵便またはFAXで、お名前(中学生本人と出席する保護者)、学年、学校名、参加保護者との関係、〒住所、電話番号、FAX番号(あれば)を書いてお申込みください。応募者多数のときは抽選とさせていただきます。
なお、保護者は中学生1名につき1名までです。保護者が同伴しない中学生だけの参加も受け付けます。
- 予定は都合により変更されることがありますので、ご了承ください。
- お問い合わせはTEL06−6364−1227(担当西田)まで。
以 上
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