イベント情報

大阪弁護士会企画「2007年夏休みジュニア・ロースクール」

(主催:大阪弁護士会 共催:大阪府教育委員会)

 大阪弁護士会では、下記の要領で、中学生を対象に「夏休みジュニア・ロースクール」を実施いたします。

 社会はますます複雑多様化し、一般市民も法的な問題にぶつかることが多くなってきています。

 また、ここ数年、司法制度も著しく変化し、特に、裁判員制度の実施は、あと1年半に迫ってきました。あと1年半で、一般市民が刑事裁判において実際に審理・判決に加わるという時代がやって来るのです。

 このような状況の下、これからの時代は、今までとは比較にならないくらい、一般市民に対して、法律に関心を持ち、法律と関わっていくことが求められています。それゆれに、まさにこれからの時代を担う若い世代に対する「法教育」がますます重要になっているのです。

  しかしながら、現実はどうでしょうか。中学や高校では、民主主義・基本的人権など憲法の基本的な考え方を学ぶことはあっても、実社会の具体的な法律の仕組みを学ぶ機会は皆無に等しい状況です。また、刑事裁判に関しても、中学や高校の段階で、罪刑法定主義や無罪推定の原則など、刑事裁判の基本的な考え方を学ぶことは不可欠なのですが、裁判員制度の実施が間近に控えながら、残念ながら、そこまで追いついていっていないのが現状です。今、まさに「法教育」の充実が必要なのです。

 大阪弁護士会では、これまでたくさんの弁護士が学校に出向いて、出張授業を実施してきました。今回は、 大阪弁護士会に中学生を招き、授業を行うとともに、実際に中学生に模擬裁判の演者となってもらって、少し突っ込んだ形で法律に関する考え方を学んでもらう機会を作りました。法律の世界に少しでも興味のある中学生の多数の参加を期待しています。

 なお、参加費用は無料です。

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