「死刑を考える日−映画「休暇」で見る死刑執行の実際−」を開催します
我が国に対しては,死刑執行停止が国際社会から強く求められています。しかし国内では,死刑を容認する世論が8割を超えるとされており,死刑判決数・執行数も激増しているのが現状です。
他方で,裁判員制度導入後は,市民である裁判員が量刑判断を迫られることとなるため,近時,死刑についての関心が高まっています。国会議員の間でも,死刑と無期刑の間隙を埋めるものとして,終身刑導入を内容とする議員立法が準備されています。
そもそも死刑とはどのような刑罰か。できるだけ多くの方々とともに改めて考える機会をもつため,「死刑を考える日」を開催することといたしました。
今回上映する映画「休暇」は,死刑確定者の拘置所における日常生活,死刑執行までの流れ,刑務官の苦悩などが描かれた作品です。死刑について具体的に考えるには最も適した映画の一つといえます。
さらに,死刑制度に関する問題についてご説明し,映画では描かれていない死刑の実態についても情報を提供いたします。
ぜひ,奮ってご参加ください。
日時:2009年5月9日(土)13時00分〜16時45分(開場12時30分)
会場:大阪弁護士会館2階ホール
プログラム(予定):
- 報告「国際社会から問われる日本の死刑」
三上孝孜弁護士(日弁連死刑執行停止実現委員会委員)
- 特別講演「死刑の実際と問題−学者の立場から、元弁護人の立場から」
石塚伸一氏(龍谷大学法科大学院教授)
- 映画「休暇」の上映
参加対象:どなたでもご参加いただけます。
参加費用:無料
申込み:ちらしをFAXでお送りください。
【ちらしはこちら】(PDF書類)
主催:大阪弁護士会 |