退任のご挨拶
例年であれば大川沿いの桜がもう見ごろとなっている時期なのですが、今年は寒さが厳しいようで、開花が遅れていますね。
桜の開花時期とは関係なく、人間社会は異動の時期で、学校や職場といった様々な場所で別れと出会いが繰り返されています。
広報室でも異動があり、この3月末をもって私は広報室長を退任することになりました。
司法改革の流れの中で、弁護士が急増。他士業からの法律業務への進入も相次ぎ、弁護士業務の厳しさが増す中、弁護士会の広報活動は従前と同じままではいけない。弁護士や弁護士会の活動を広く知っていただくための広報活動が必要では・・・。
とはいっても、限られた予算と人員の中では限界があり、より効率的、効果的な広報を戦略的に行なう部署が必要では・・・。
といった様々な趣旨から広報室が設置され、はや2年半が経過しました。
前例のない部署で、前例のない活動を行なう。熟練の広告代理店からみれば、広報室はまさに赤子の状態で、「騙されてはいけない」「騙されてはいけない」と身構えつつも、時に大胆な広報活動を選択しなければ存在意義もない。と、苦悩し、揺れ続ける2年半でした。
このブログの創設、ホームページ改革、仙台七夕祭り、イルミネーション企画、連続市民講座、ビデオ紹介、地下鉄広告、ラジオCM等々、走り続けた2年半でした。
費用対効果については、後の評価に委ねるしかありませんが、私の活動中の支えとなったのは、会員や市民の皆様からのご意見、反響でした。一番辛いのが、良い反応でも悪い反応でもなく、何ら反応がないという対応でした。
4月からは後任の広報室長として福田健次さんが就任されます。是非、良いご意見だけでなく、厳しいご意見を含め、これまで以上に忌憚のない色々なご意見を広報室にお寄せ頂ければ幸いです。
今後とも広報室を、そして、このブログをよろしくお願い致します。
ありがとうございました。