2010年12月7日 (火)
交渉の達人
最近電車の中で読んでいる本です。
その内容は実際に本を読んで頂いたほうがよく理解して頂けると思いますので,割愛しますが,僕にとっての「交渉の達人」は弊所の所長である岡田春夫(以下,「ボス」といいます。)です。
この一年,ボスの仕事をつぶさに見てきましたが,ボスは未来が見えているのではないかと思えるほど交渉がボスの言ったとおりに進展します。
こちらからのアクションに対する相手方の反応が予測の範囲内に収まっているので,こちらから先手を打つことができ,交渉を有利に進めることができます。
まさに「交渉の達人」です。
ボスの能力の高さに日々触れていると,自分の能力の低さに辟易することもありますが,この本も参考にしながら,ボスのようになれる日を夢見ています笑
先日,おもしろい記事を見つけたので紹介させて頂きます。
最近,蔵書をスキャンしてPDF化する業者が急増しているそうですが,これらの業者の複製の代行行為が著作権侵害になりうるという記事です。
著作権法では,私的利用のための複製は認められていますので,本を購入した人が,個人的に又は家庭内等の閉鎖的範囲内で使用する目的で,ご自身でPDF化することは原則として適法です。
しかし,業者がお金をとってPDF化を代行することが許されるのかというのは別問題です。
立法担当官による解説書などによれば,業者にPDF化を委託するような場合は著作権侵害になるようです。
ただ,実務家の間でも意見が割れているところではありますので,今後の議論に注目する必要があると思います。