西日本最大 ワン・ワールド・フェスティバルにお越しください
私が、実行委員会委員長をさせて頂いております関係と、大阪弁護士会も今年から参加していることもあって、恐縮ですが、この場をお借りしてご案内をさせてください。
西日本最大!!の、世界につながる国際協力のお祭り、ワン・ワールド・フェスティバルが、今年も、2月4日(土)~5日(日)に、関テレ扇町スクエア、大阪市立北区民センター、扇町公園にて開催します。今年で24回目になるこの祭りには、多くのNGOや国際関係機関のブースが立ち並び、各国の音楽やワークショップも行われ、楽しみながら国際協力を学べるイベントです。
地域猫について
地域猫活動というのがあります。特定の飼い主がおらず、住みつく地域の猫好きな複数の住民たちの協力によって世話され管理されている猫に、不妊去勢手術を施して、これ以上不幸な猫をつくらないようにしたうえで、地域で適正に管理し、野良猫の数と被害を減らしていく活動です。徐々に全国で広がってきています。私は、市民活動の進め方の相談に乗ることがありますが、地域猫活動の相談もときどきあります。
この活動は、その地域の住民と地域猫活動に取り組むボランティア、そして行政の三者が協力しあって、野良猫の拡大を防ぎ、人と猫とが共生する地域づくりをしていくことを目的にしていると言えます。
実は、早稲田大学に、大学公認の地域猫活動サークルがあったようです。「地域猫の会」(通称「わせねこ」)といい、今もあるのかどうかは、知りません。このサークルは、大学のキャンパス内に住む猫を対象に地域猫活動を行なっていました。そこでの活動が、正統派地域猫活動と言えそうで、そこで行っている活動の主な内容は、定期的な餌やり、構内の猫の不妊去勢手術、猫の餌場やその周辺の清掃、地域猫に関するシンポジウムへの参加、活動への理解を求める為の広報紙の発行、メンバーによる定例会等とのことのようです。
「休眠預金」の活用について
休眠預金という言葉をご存知でしょうか?
これは、金融機関に預金として預け入れたまま、長期間その口座へ預金者側から入出金などの取引が行われなくなり、金融機関から預金者への連絡も取れなくなった状態の預金口座のことをいいます。
このような「休眠預金」は、そのままでは銀行などの金融機関の利益になってしまいます。それでいいのか? むしろ、そのようなお金は、社会のために活用できないのか。このような疑問を、病児保育事業を通じて子供の貧困対策に取り組むNPO法人が提起し、他のNPOの関係者間で長く議論を重ねてきました。その発想の基礎には、2009年に韓国で行われたNPOのシンポジウムにおいて、韓国で「休眠口座基金」というものがあり、それを福祉支援目的で活用されているという報告にありました。その後、政府もその提案には興味を示し、東日本大震災の復興支援に使うための検討も含め話が広がってきています。
思い出の親子丼
昼食には、事務所近くのお店で取ることが多くあります。行きつけの蕎麦屋さんでは、よく親子丼を頂きます。この「親子丼」、私は、これを頂きながら、ときどき思い出す親子がいます。
どうして親子丼は、「親子」丼っていうのでしょうか。鶏肉と鶏の卵はいわば親子なので「親子丼」、豚肉と牛肉と卵だと他人ばかりだから「他人丼」だということですね。
しかし、それに用いた鶏肉と卵は、正確に言うと、必ずしも真の親子かどうか分かりません。流通の現場から言うと他人(他鶏)同士であるのが事実でしょう。
実は、親子かどうかというのは、人間社会でも問題になることがあります。産み落とした母親ならば、病院での取り違えでもない限りは分かるでしょうが、父親となると「多分」という注釈つきになってしまいます。このため、日本では、社会生活での基本的なルールを定めた民法という法律で、一定の定めをしています。
万引き犯の写真公開(私的刑罰)
先日、あるアンティークショップで、商品を万引きしたとする男性について、その店を運営する会社が、「返さなければ顔写真をホームページで公開する」と警告していた問題が大きな話題になりました。結局、同社は公開中止を決めました。その後、この万引き事件の被疑者が逮捕されています。この件では、中井弁護士が、このブログで既に書かれていましたが、私も気になったので触れさせてください。
今回の件は、ネット上で多くの書き込みがありました。私が見た限りでは、書き込まれた意見の多数派は公開賛成であったように見えました。内容もかなり過激で、「どんどん晒したったらええ」、「犯罪者に人権などは無い」、「ダメというのは犯罪者の人権を守りすぎ」、「悪いのは盗んだ犯人なのだから公開されて当たり前」などでした。
他方で、反対意見は、「100%犯人ならいいけど、もし間違っていたらどうするんだよ?」、「こんなのがまかりとおったら、私刑で何やっても許されることになるわ」などでした。中井弁護士も反対のご意見でした。