高校生模擬裁判選手権(関西大会)
台風で一日順延となりましたが、今年もいよいよ甲子園の開幕ですね。
今日から熱戦が繰りひろげられることでしょう。
しかし、甲子園に負けない、いえ、それ以上の熱戦が8月5日(土)に大阪地方裁判所で繰り広げられていました。
第11回目となる高校生模擬裁判選手権(関西大会)です。
今年は応募校が多く、はじめて予選を行い、本選出場校は、大阪、京都、兵庫、奈良、滋賀、和歌山の2府4県から8校でした。
この高校生模擬裁判選手権というのは架空の刑事事件を題材に実際の法廷で高校生が検察側と弁護側に分かれて、証人尋問、被告人質問を行い、その証言も証拠の一つとして、それぞれ有罪・無罪の主張を行います。
架空の刑事事件とはいえ、日本弁護士連合会が作成しますので、本格的なものになっています。
そして、審査はその立証内容や論理立てた説明ができているかなどが審査されます。
高校生の法廷での様子を見ると、本当に準備してきたことが分かり、今日のために頑張ってきたことが分かります。
しっかりとした尋問、論理の組み立ては、検察官、弁護士も顔負けの迫力です。
熱戦の後、結果の発表です。
今年の優勝校は同志社香里高校でした。
まさに飛び上がっての喜び。昨年はおしくも準優勝でしたので、その喜びもひとしおのことだったのだと思います。
本当は、結果よりもこの日のためにいろいろと考えてきた。みんなと議論した。頑張ってきた。こうしたことが貴重で重要なことですので、その場にいた高校生はいい経験をしてくれたのではないかと思います。
今回、予選を突破し、初出場となった三国丘高校は惜しくも入賞には届きませんでしたが、最初から最後まで「楽しかった。」と言ってくれていたようです。
来年はどんな熱戦が繰り広げられるのか。
今から楽しみです。
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