2017年1月12日 (木)
電子レンジの音
今日は、ゆるい言葉・俗語の話です。
電子レンジで調理したり、料理を温めることの表現で、
レンジでチンするという言い方がありますね。
いまでは電子レンジの音は「ピー」と鳴るものが多くなっていて、
「チーン」となるのは少数派のようです。
私の家のレンジは15年以上前からピーピーと鳴きます。
「レンジでチン」という言葉は、
個人的には、音も軽快で、どことなく料理の仕上がった感が出ている、
わかりやすい言葉だと感じますが、
実際にそういう音のする機種が少なくなって
一部で、死語だとか、子供に通じないという議論もあるようです。
他方で、最近でもこの言葉を商品名に使用しているものもありますし、
某レシピサイトでも検索ワードとしてヒットしますし、
まだ通用力があるように思います。
言葉は生き物と言われることがありますが、
いまのところは生きているのではないでしょうか。
今後どうなっていくかはわかりませんが、
「レンジでピー」にはならないのではないかと思います(笑)。
レンジはチンです。
「レンジでチン」はなくなってほしくないですね。「チン」は、レンジの向こうに人がいて料理を見守ってくれている人間的な響きがあります。「ピー」は機械に管理されている人間の不満の響きに聞こえてしまいます。
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