マーフィーの法則についての考察
【トーストのバターを塗った面が下を向いて落ちる確率は、カーペットの値段に比例する。】
トーストのバターを塗った面が下を向いて落ちる確率をp、カーペットの値段をvとすると、命題は、
p=a×v
で表せる。
ただ、pは確率なので、0<=p<=1とならないといけないが、しかしvなんていくらでも高いものは想定できるので、0<=v<=∞となってしまう。
そこで、aは、vがある値をとるまでは定数だが、これを超えたところからは1/vとなる(つまり、pはvに関わらずつねに1になる)と考えるべきだろう。
人に遺言を書け書けとさんざん言っている身でありながら、よく考えると、自分は書いてなかった、と思い、ふと書いてみた。
一つの漢字をじっと見ていると、ゲシュタルト崩壊を起こして、漢字を一塊の文字として認識しにくくなるが、書くときも同じで、極度に緊張して書くと、偏と旁(つくり)がバラバラになって、文字を間違える。
案の定、間違えた。
訂正がまた、めんどくさい。いちいちその行に、「本行〇字削除〇字加入」と書き、署名をし、訂正箇所に押印。この訂正文言をまた、間違えそうになる。
案の定、間違えた。
ややこしいので、書き直す。また一から書き直す。だんだん書き進む。終わりに近づくと、だんだん緊張する。
案の定、間違えた。
また書き直す。一から書き直す。いい加減、めんどくさくなり、だんだん逆に、緊張がなくなってきた。もう、さっさと書いてしまえ。いつもの早書きでささっと。
案の定、間違えた。
なにやら、一定の法則があるようだ。
自筆文書を書くときに文字を書き間違える確率は、訂正のめんどくささ度合に比例する。
そして、めんどくささ度合が一定以上に達すると、必ず間違える。
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