誠のサイキック青年団
今日は日曜日です。
去年の3月8日まで,僕は日曜日が大好きでした。
もともと日曜日が好きだったわけではありません。
むしろ小学生のころは日曜日が大嫌いでした。
というのも当時通っていた成基学園という進学塾の模試が日曜日にあったからです。
「日進」と呼ばれていたその全20回の模試のうち,成績優秀者に僕の名前が載ったのはたったの1回。
その1回というのも斜め前の中川君の解答用紙が見えやすい位置に置いてあった回でした。
そんな大嫌いな日曜日が中学生になって大好きになった理由は,何も中学受験が終わって日進に通う必要がなくなったからではありません。
「日曜の夜中にABCでおもろいラジオやってるから,お前も聞いてみ。」
二つ年上の兄の言葉をきっかけに,僕はあるラジオ番組に出会ってしまったのです。
その番組の名は,「誠のサイキック青年団」(以下「サイキック」という。)
パーソナリティの北野誠さん(以下「誠さん」という。)と竹内義和さん(以下「兄貴」という。サイキッカー(サイキックの熱烈なリスナーのこと)は竹内さんを敬意を込めてそう呼んだ。)の二人が,時には熱く,時には茶化しながら(実際は9:1で茶化す方が多かった。),世の中の森羅万象を斬っていく様は実に痛快でした。
日曜深夜にラジオから流れてくる毒電波の中毒になった僕は,中学を卒業するころにはイベントにも足を運ぶ一端のサイキッカーになっていました。
時は流れ,平成20年の10月のある日曜日の昼下がり。
その前月に弁護士登録をしたばかりの僕は,京都の円山公園野外音楽堂(以下「円山野音」という。)にいました。
毎年秋にサイキックのイベントが行われる「円山野音」はサイキッカーの聖地でした。
司法試験の論文試験の発表直後に行われるこのイベントに,僕は司法浪人のころも欠かさず参加していました。
不合格発表のショックが覚めやらぬ中,「もう1年かぁ。」と重い足取りで八坂神社の坂を上り,円山野音で誠さんと兄貴の哲学的に下世話な話に笑い転げて,「もう一年頑張ろう。」と軽やかに八坂神社の坂を駆け下りていくのが20代の僕の秋の風物詩でした。
その日も,熟練の域に差し掛かったお二人の邪推と妄想のセッションに身を委ねながら,まさかこれが最後の聖地巡礼になるとは露知らず,憲法19条で邪推と妄想の自由を保障された国に生まれたことを感謝したものです。
・・・・・・もっとも内心の自由は無制約ですが,それがひとたび表現を伴うと一定の制約を免れません。
円山野音から5か月後の平成21年3月8日。
サイキックは番組内及びイベントでの発言内容が問題となり,21年間の歴史にピリオドを打ちました。
日曜日の深夜1時にラジオからイギー・ポップの『Real Wild Child』(サイキックのオープニングテーマ)が流れてこなくなって1年。
今夜もサイキッカーはルー・リードの『Coney Island Baby』(サイキックのエンディングテーマ)の幻聴を聴きながら眠りにつくのです。
僕にとってはすみりゅうラジオが楽しみで、 毎週土曜日が待ち
僕にとってはすみりゅうラジオが楽しみで、
毎週土曜日が待ち遠しかったです!!
最後の最後にメールが読まれたポッドキャストは一生の宝です!
僕の浪人時代を支えてくれたすみりゅう兄貴ありがとう!
ブログの更新楽しみにしてます!
僕にとってのそれは角田龍平のANNRでした。 見たことも聞
僕にとってのそれは角田龍平のANNRでした。
見たことも聞いたこともない人がパーソナリティーをしていたその番組に、僕は回を追うごとに虜にされていきました。
結局、僕が聞き始めて9ヶ月程で最終回を迎えてしまったんですが、本当に心に残っている番組です。
またラジオで角田さんの(出来れば生で)声が聴ける日が来ることを楽しみにしています。
自分がサイキックと出会ったのは高校生の時でした。 政治につ
自分がサイキックと出会ったのは高校生の時でした。
政治について考えたり、エロについて考えたりするきっかけをくれたのはサイキックでした。
「世の中いろんな人がいる」と教えてくれたのもサイキックでした。
今も、ぽっかりと空いてしまった時間をどう過ごせばいいか判らずにいます。
愛のある文章に自分もコメントさせて頂きました。
同じ気持ちです
ツイッターから来ました。
自分も同じく日曜日の夜が大好きな一人でした。
中学受験に失敗し、希望の中学に入れなかった僕は、
正直学校が楽しくなく、特に月曜日は憂鬱でした。
しかし、このラジオに出会ってから変わりました。
日曜に聞いたラジオの録音を、月曜の朝から聞いて、
その週の始まりは非常に楽しいものとなり、
今週もがんばって行こうという気になれました。
角田さんのコメントを見て涙が出そうになります。
ツイッターのコメントの続きです。 サイキック青年団がお好き
ツイッターのコメントの続きです。
サイキック青年団がお好きで、プロレスの柳橋選手と大学の同級生だったのですね。私もサイキックをずっと聞いていて大学で関東に出てきてからはサイキッカーの集いに参加するのが楽しみでした。帰省して聞くのが楽しみだったのですが、番組がなくなってしまいとても残念です。
プロレスは日本テレビの日曜深夜で見ていた程度で詳しくは知らないですが、プロレスラーの方とお話ししたことがないので、リングの外で一度お話ししてみたいですし生で試合も一度見てみたいです(一人で見るのはちょっと…)
私は東京在住で、たまに京都に帰る程度なのですが、いずれ関西に転職先を見つけて帰りたいと思っています。大阪にお住まいとはうらやましいです。体には気をつけて、お仕事頑張られてくださいね。
裁判自体は(争い事は)個人的には好きでないのですが、弱い立場の人を救えるとてもやりがいのある仕事だと思います。
もし、どこかでお会いすることがありましたらお仕事のお話だけでなく、サイキックやプロレスのお話も聞かせて頂きたいです。
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