同期
今日,午前中に京都の同期が事務所に突然やってきました。
別の大阪にいる同期から「最近,中井が疲れている,大変らしい。」と聞いて
心配してわざわざ京都へ戻る前に尋ねてきてくれました。
同期ってありがたいなぁ,としみじみ思いました。
これ以外にも,他の同期にも色々迷惑をかけているのですが,
見捨てられることもなく,本当に助けてもらっています。
弁護士や裁判官,検察官の大部分は,
司法試験に合格して,一定期間,司法修習を受けます。
私たちの時は,4月に埼玉県の和光市に集合して2か月(前期修習),
その後各地に散らばって1年間(実務修習),
また和光市に戻って2か月(後期修習)。
その間,同期は,立派な法曹になるため,お互いに助け合い,傷をなめあい,
時に足を引っ張り合い,切磋琢磨し,充実した時間を過ごしていきます。
私なんかにとっては,一番楽しい時期でした。
ただ,最近は,この同期の関係も色々変わってきているようです。
今年の司法試験合格者数
9月8日に,今年の司法試験の合格発表が有りました。
司法試験や法曹養成とは直接関係が無い(と私は思っていますが)話題で耳目を集めましたが,予備試験組が合格者の1割を超えるなど,考えさせられることが今年も色々ありました。
その色々のなかで,合格者数について考えてみました。
昨年の司法試験の合格者数は,1810人で,前年より239人減少し,「1割も減った。」と話題になっていました。
法曹養成制度改革推進会議が平成27年6月30日付で発表した「法曹人口のあり方について(検討結果取りまとめ)」では,「1,500人程度にまで縮小する事態も想定せざるを得ない。」「司法試験合格者数が1,500人程度の規模を下回ることになりかねない。」と行った表現があった事から,どれぐらい減少するのだろうと思われていたようです。
昨年合格の68期から,実務修習前に埼玉県和光市で2週間,事前研修が実施されるようになった事からも,司法研修所のキャパシティにあわせて1,500名程度に減らされるのでは無いか,との憶測もありました。
グループ別交流会
大阪弁護士会のあらたな企画として,
新人弁護士さんのグループ別交流会を立ち上げました。
新人弁護士を20人ぐらいのグループに分け,
年に数回,勉強会と懇親会を開くことになりました。
ちなみに,今日がその第1回目です。
かつて,弁護士の登録者が少なかった頃は
大阪弁護士会の会員も少なく,お互いの顔が見えて,
色々相談したりもできたようです。
ですが,最近では毎年の登録者が200人近くにもなり,
司法修習のかたちも変わり
同期同士のつながりも弱くなってきているようです。
同期でも,顔と名前が一致しないという人も結構います。
私みたいにソクドクしてしまい,
ボス弁やアニ弁,アネ弁に頼れない人もいます。
そんななかで,少しでも他の人とつながりを作ることができれば,
同期と少しでも知りあうことができればと,
今回のような企画が立ち上がりました。
弁護士は「特別な仕事」か?
(弁護士の使命)
第一条 弁護士は、基本的人権を擁護し、社会正義を実現することを使命とする。
2 弁護士は、前項の使命に基き、誠実にその職務を行い、社会秩序の維持及び法律制度の改善に努力しなければならない。
いきなり,条文の引用から始まりすいません。
60期の中井でございます。
今日の投稿に関係するので,冒頭にあげてみました。
司法と福祉の連携
中井でございます。
一度,投稿したネタがかぶってしまったので,
慌てて書き直しています。
え~,どうしましょうか・・・。
ちょっと前に,
京阪沿線のとある市にあるミニFMにお呼ばれしてきました。
お話しした内容は,
もっぱら,障害者の刑事事件についてでした。
大阪弁護士会では,今年の6月から,
障害のある被疑者・被告人について,
福祉的なフォローが必要な人について,
そのフォローをすることで,単純に刑務所に送るのではなく,
再度,社会の中で暮らしていこう,と言う取り組みを行っています。
元々,大阪弁護士会では,
障害者刑事弁護の研修を行い,
知識のある弁護士を派遣する様にしていました。