最近関心のあること
少し前の話になるんですが,10月に,三重県の鈴鹿サーキットへ,F1日本グランプリを観戦しに行きました。
F1グランプリを知らない人に簡単に説明しますと,F1グランプリとは,国際自動車連盟(FIA)が開催する自動車レースの最高峰のレースです。
1年間で,20戦,ヨーロッパ,アジア・オセアニア,南米・北米の各大陸を転戦し,年間のチャンピオンを決定する競技です。
自動車レースの最高峰であり,ドライバーとして参戦することは非常に狭き門です。
なぜなら,現在12チーム,計24人しか参加枠がないからです。
その24人の中に,唯一の日本人ドライバーの小林可夢偉選手がいます。
小林選手は,今年の日本グランプリ,3位表彰台という素晴らしい活躍をしました。
これまで,数多の日本人F1ドライバーがいましたが,速さも安定感も,トップクラスの選手であり,F1で勝てる可能性のあるドライバーです(ちなみに,これまでの日本人最高位は,1990年の鈴木亜久里選手,2004年の佐藤琢磨選手のいずれも3位です)。
しかし,現在,小林可夢偉選手は,来季のシートが決まっていません。
サッカーなどであれば,才能があれば,スペインやイングランド等のトップリーグで活躍することは不可能ではありません。
しかし,モータスポーツの世界では,才能だけでは,トップカテゴリーでの活躍はおろか,参戦することも困難な状況です。
世界的な不況の中,F1に参戦するコストは非常に膨大であり,参加各チームも,良いマシンを制作するための資金不足に悩んでいます。
そこで,各チームは,ドライバーが持ち込むスポンサー資金を,チーム運営資金へ充当するわけです。
小林選手が所属していたチームは,チームメイトのメキシコ人ドライバーが持ち込んだメキシコ企業の資金でチーム運営をしていたところ,メキシコ人ドライバーの移籍にともなって,小林選手を雇用するだけの資金がなくなったのです。
小林可夢偉選手は,日本人としてはじめて,上記のようなスポンサー持ち込みなしで,才能だけで,トップカテゴリー(F1)で3年間戦い続けました。
しかし,現状はシートがありません。
そんな,小林選手が,F1のトップチームで活躍したいとのことで,募金活動を始めました。
集まった資金は,チームとの交渉の際の持ち込み資金として使うとのことです。
日本ではあまり前例がなく,どれくらいの金額が集まるかが注目されましたが,開始1週間程度で,驚くべき金額が集まりました。
モータースポーツファンの力で,小林選手が,来季トップチームのシートを獲得し,表彰台で君が代が流れることにでもなれば,涙なしでは見れないんだろうなと,今から想像しています。
みんなが
募金した方はもちろん、募金してなくても、みんな応援したくなるムードですよね。
小林選手、がんばってください☆
本当に
そうなんですよね。小林選手ってメディアに対しても関西弁で話をしたりするところとか,親近感が湧くんです(^^)
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