一度立ち止まって、確認してください。
3月14日の投稿をもって、本ブログを卒業しOBとなる予定でした。
さて、最後の投稿は何にしようかなと色々考えていましたが、全部吹っ飛んでしまいました。
阪神淡路大震災の時は司法試験受験時代でした。
家をつかんで揺さぶられたような震動で目が覚め、電車が止まっていると聞いて大学に行けないなと思っているところに阪神高速倒壊のニュースが入り、神戸の被害の大きさに慄然としたことを今でも鮮明に覚えています。
私の生きている間はこんなことはもう起こらないだろうと思ってました。そう思いたかったのかもしれません。
しかし、たった16年で起こってしまいました。
16年前は携帯やインターネットはほとんど普及していませんでした。情報源はテレビかラジオしかありませんでした。
そのため、被災地の要望等がほとんど伝わらず、結果的に善意が無駄になった残念な事態が起こってしまいました。例えば、中古衣料が大量に送られてきたけど、洗濯済のものかどうか分からないので、被災地の衛生状態を確保するため廃棄せざるをえなかったということがありました。
しかし、今は自宅のパソコンで、携帯等の端末で様々な情報を取得できます。16年前に被災された方、支援活動を行った方の実体験に基づいた様々な有益な情報が簡単に入手できます。
まずはこのような情報を入手してください。
今回の震災の報に接して、自分ができることは何かないのかと皆さんが考えておられると思います。
しかし、残念なことに一般の方が今すぐに何かできることはそれほど多くありません。でも、今後、時間の経過とともに、皆さんの支援が必要になってくるようになると思います。
情けないことに、すでに義捐金詐欺の情報も入ってきています。
一度立ち止まって、情報を入手し、皆さんの善意がちゃんと伝わるかを確認してから支援活動するようにしてください。
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