弁護士の就職活動
司法試験の合格発表があり,この11月下旬から,修習期間がはじまります。
これから,多くの修習生の心を悩ませるのは「今後の進路」ではないでしょうか。
司法試験合格者が増え,司法試験合格者の就職難が新聞等でも報道されています。
今日は,司法試験合格者の就職難の理由と実態について書こうと思います。
但し,私の個人的な印象に過ぎないことをご了承ください。
司法試験合格者の進路は,裁判官,検察官,弁護士の3つに分かれます。
このうち,裁判官・検察官は,任官を希望する司法修習生のうち,一定の基準(司法研修所の成績が良いこと等)をクリアした人がなります。
弁護士になることを希望した人や,裁判官・検察官になることを希望したが基準をクリアしなかった人は,弁護士として法曹としての第一歩を踏み出すべく,弁護士事務所への就職活動を行います。
口コミの良い弁護士(?)
インターネットが発達して、
飲食店も、見る映画も、買う本も、
なんでもインターネットで検索して口コミの良いものを選ぶことに慣れてきています。
弁護士に何かを依頼したいが、知り合いに弁護士がいない場合は、
インターネットで、口コミの良い弁護士を探すこともあるのではないかと思います。
そこで、今日は口コミの良い弁護士(?)について
私の意見を書いてみようと思います。
まず、「弁護士 口コミ」で検索すると、
弁護士の口コミサイトが多数出てきました。
口コミサイトにも、一定程度意味があるのかもしれません…が、
そもそも、弁護士に依頼する事柄は、プライベートな事ばかりで、
弁護士ができること
今日で震災から2年。
大阪弁護士会で研修を受けているときに、大きな揺れを感じ、
どこかでものすごい地震が起きたのではないか、と汗が出たことを思い出しました。
大阪で呑気に暮らしている私が、震災の被害に遭われた方にかけることができる言葉はありませんが、震災から2年ということで、少しだけ思うことを書かせていただきます。
私たち弁護士は、医者や看護士、消防士のように、目の前の命を助けることはできません。
できることといえば、「命だけでも助かって良かった」という人が前に進むためのお手伝いだけです。
困っている人が前を向くためのお手伝いしかできません。
そのため、結局、根本的なところで、その人の悩みを解決できないのではないか、と悩むことも多いです。
そんなとき、知人に言われました。
「いのちだいじに」(交通事故被害に遭わないために)
もうあと少しで新しい一年がやってきます。
年の瀬に、イチ弁護士として伝えたいことは、
「いのちだいじに」 です。
こう書くと、当たり前のように思われると思います。
でも、自分が事故にあうすることを真剣にイメージして
注意して過ごしている人は少ないのではないでしょうか。
仕事柄、交通事故の被害に遭われた方(や遺族)によくお会いします。
全く落ち度がなく被害に遭われた方もたくさんいらっしゃいます。
もちろん、弁護士としては、加害者側から正当な賠償を受けれるよう
全力で努力するのですが、
でも
事故に遭って失った能力、楽しい時間、そして命は元に戻りません。
どれだけ、自分に落ち度がなくても、
弁護士という仕事の魅力
「弁護士の仕事って面白いなぁ。」
これは、今日、素直に感じたことです。
弁護士の仕事の魅力はいろいろあると思うのですが、
もうすぐ弁護士3年目となる私が今日感じたのは、
「色んな人と出会え、その人の考え方、企業の考え方を知ることができること」です。
弁護士は仕事柄、
税理士、公認会計士、司法書士、弁理士などの士業の方や
経営者の方、銀行の方、不動産業者の方など多くの方とお仕事でお会いすることができます。
刑事弁護活動では、逮捕・勾留されている方とも
お会いすることができます。
依頼者として出会うこともあれば、相手方、交渉相手として出会うこともあります。