弁護士の給与
今日の日経に、弁護士の初任給の希望は1000万円という文字が躍っていましたね。
が、初任給で1000万円を超える弁護士は、本当にごくわずかだと思います。
あのような偏った情報で、弁護士のイメージが作られるのは怖いですね。
私にも初任給で1000万円(推定)を超えるような事務所に入所した友人が何人かいますが、
彼(彼女)らは、ほとんどが朝9時ころから夜中の3時、4時ころまで働いています。
ブログには、朝6時に、(夜ご飯として?)焼き肉を食べている写真がアップされたりしています。
夜中の1時でも2時でも、事務所から支給されている携帯電話に電話がかかってきて、事務所に戻ったりもしているようです。
裁判官・検察官の転勤
桜の季節が近づいているはずなのに,今年はまだまだ寒いですね。
でも,日差しは確実に春らしくなってきています。
もうすぐ4月。
4月から新生活が始まる方も多いと思います。
さて,この時期は,裁判官・検察官も転勤の時期です。
通常,裁判官は3年に1度,検察官は2年に1度,転勤があると言われています。
転勤が頻繁にある理由としては,
特定の土地に長く居続けると,その土地の人と仲良くなってしまい,
適切な裁判や適切な起訴ができなくなるから,ということを聞いたことがあります。
転勤によって,事件を担当する裁判官や検察官も変わることになります。
「次回からは他の裁判官がこの訴訟を担当します。今までありがとうございました」
1年目弁護士の喜努哀楽
私が弁護士登録をして、あっという間に1年がたちました。
この1年間の「喜」「努」「哀」「楽」をまとめてみました。
「喜」
クライアントの方に喜んでもらえることが,私にとっても何よりも喜びです。
「ありがとうございました」と言ってもらえるときに
「あぁ。弁護士をやっていてよかったな」と喜びを感じます。
「努」(怒ることはあまりなかったので「努」とします。)
私の所属する事務所の所長からは
「どれだけ忙しくても,どれだけお酒を飲んでも,努力して,毎日勉強を続けなさい」と口酸っぱく言われています。
そこで,1年間,毎日,日々発刊される法律雑誌(判例タイムズ,金融法務事情等)を読み続けました。
今年も続けています。
これを書き終えたら,NBLを読むことにします。
金ピカバッチ
弁護士のバッチをご存じでしょうか。
ひまわりの中に天秤が描かれています。
向日葵は、正義と自由を
天秤は、公正と平等・公平さを示す、と言われています。
さて、1年目弁護士である私の持っているバッチは
金ピカです。
一方、弁護士歴の長いベテランの先生のバッチは銀色に輝いています。
新人弁護士が金色、
ベテラン弁護士が銀色。
ということで、
弁護士登録をした当初は金色のバッチしかつけられないが、
弁護士を何年か経験すると、銀色のバッチがつけられるようになる、
と思っている方も多いのではないでしょうか。
弁護士と接する機会の多い裁判所の書記官さんも上記のように思っていたと聞いたことがあります。
裁判官の夏休み
台風と一緒に夏の湿った熱い空気も去ったようで、
清々しい日が続いていますね。
小学校の夏休みも終わり、
小学生のお子さんをお持ちの方の中には
「やっと学校がはじまった」
とほっとしている方もいらっしゃるのではないでしょうか。
小学生の夏休みを思い出すと、
昼にやっていたアニメを見るのが楽しみだったような記憶があります。
ところで、裁判所にも「夏休み」があることをご存じですか。
「夏休み」と言っても、
裁判所全体がお休みになり、裁判所の建物が閉まってしまう、
というわけではありません。
裁判官が、交代でお休みをとるため、
その裁判官が担当している事件の期日が入らなくなるのです。