野生を食す
植物に水と光が必要なように、人間の身体にも必要なものがあります。
身体を維持するためには、栄養と休息は欠かせません。
しかし、それ以外にも人間にとって必要なものがいくつかあるように思います。
たとえば「文化」。
ある人にとってはクラシック音楽かもしれませんし、ある人にとっては吉本芸能かもしれません。
生き死にに決定的な要素ではないけれど、それがないと人生から色彩が失われてしまう。
私は、ジャンルを問わず、人の「こだわり」を見るのが好きで、そこに文化を感じます。
初々しい感じというのも好ましいものですが、玄人の技能に圧倒されたいと思ってしまいます。
他方で、「文化」とは別に、個人的に必要としているものに「野生」があります。
お馬がパカリ
24日、25日と天神祭でしたね。
夕方、外出先から事務所に戻る際に、陸渡御に出くわしました。
車がびゅんびゅん通る横を、雅な恰好をした人を乗せ、お馬がパカリパカリと進んで行く様にほっこりしました。
蒸し暑さに加え、アスファルトの照り返しがあったので、人も動物もみんな大変だったと思います。
お祭りの発祥は1000年前。
まさかこんな所を練り歩くことになるとは当時は誰も想像できなかったでしょうね。
私は、かつて社会学を専攻していたせいか、「日常」と「非日常」が交わる点に強い興味があります。
柳田國男は、近代化に伴い、「ハレ(祭、儀礼などの非日常)とケ(日常)」の区別が曖昧になっていると言っていたような気がしますが、
その通りかもしれません。
お祭りの話題の後ですが、真逆の話をします。
「じゃがりこ」回想録
はじめまして。
本日から「ほな行こか~」ブロガーの一員となりました武田明子です。
弁護士会の裁判員ゲームのデモムービーを見てみましたが、完成度高すぎではないでしょうか。
現在、「じゃがりこ」を食べながら、本編のダウンロードをしております。
「じゃがりこ」を食べながら、五感(視・聴・触・嗅・味)のうち、自分は「触」を重視していることを思い出しました。
肉も、味も大切ですが、肉汁だとか、舌触りだとかにうっとりします。
ちなみに、「じゃがりこ」は、それまで味ばかりを探求してきたお菓子業界において、食感に着目して開発された点で、歴史の流れを変えた商品だと個人的には思っています。