2010年2月14日 (日)
枝野君のこと
枝野幸男君の結婚披露宴に招待してもらったときの、忘れられない思い出があります。
仲人(主賓だったかもしれません)を努めた故伊藤宗一郎もと衆議院議長が、「枝野君は主賓席にすばらしい方を招待した」と述べて、小学校の担任の先生を紹介されました。すでに引退していたと思われるその先生は、「是非皆さんにご紹介したい作文がある」と言って、誇らしげに、古びた原稿用紙を取り出しました。
栃木なまりの、ぼくとつとした口調で読み上げた作文は、しかし、枝野君の作品ではなく、「枝野君のこと」と題した級友のものだったのです。
「ぼくは、朝早く起きて学校に行くのがつらかった。でも、学校に行くと、教室に入る前から、枝野君がせいじの話をしている声が聞こえる。枝野君は、せいじのことをよく知っていて、何でもぼくに教えてくれる。枝野君のおかげで、ぼくもせいじのことが分かるようになった。朝早く学校に行くのが、少し楽しみになった。」
だいたいこういった内容の作文でした。
枝野君は大学の後輩ですが、一年生のときから、「僕は政治家になる。そのステップとして弁護士を目指す。」と公言していました。「たいしたヤツだなあ」と感心していましたが、小学生からそうだったとは。
栴檀は双葉より芳し。件の先生がご健在なら、枝野君の大臣就任をどれほど誇らしく思っておられるでしょうか。
これからも、枝野君には、大志をいだき続けてほしいと思います。
Re:枝野君のこと
素敵なエピソードですね。
その先生は、よくぞそんな作文を保存されていたものです。
それに、ご自分の結婚披露宴に、業界人のみならず、小学校の担任の先生を主賓としてお招きする枝野さんにも感服しました。
枝野大臣には、国民のために良い仕事をしていただきたいものです。
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