2011年6月17日 (金)

「松本清張」

 松本清張の本をよく読むが,やはり味わい深く,素晴らしい。
 小説家としてのスタートは,40歳を過ぎてから。そこから,推理小説,時代・歴史小説,ノンフィクション,長編小説,短編小説,書き上げた作品は1000に及ぶとのこと。しかも,内容が濃い,質の高い作品ばかりである。
 昨年,小倉市の松本清張記念館に行ったが,書斎,書庫,応接室が復元されていて興味深かった。圧倒されたのは,バラエティ豊かな書籍の量(展示されているは,ほんと一部であろうが)。気が遠くなるような調査・考証のうえに,作品が作られていたのであろう。
 松本清張は,40歳を過ぎてからあれだけの偉業を成し遂げた。自分は,まだ40歳手前。努力次第で様々なことを成し遂げられる,弱音をはいている場合でない,自分にそう言い聞かせたい。
 

たった一行の詩。タイトルは「くも」。

 

作者は奈良少年刑務所の受刑者です。

 

最近「空が青いから白をえらんだのです―奈良少年刑務所詩集―」

という詩集を読みました。
 

レンガ造りの壁と抜けるような青空とのコントラストが印象的な表紙です。

 

もともと長崎出版という出版社から出版された単行本が、最近新潮社から文庫本で発売されたようです。

恥ずかしながら最近までこの詩集の存在自体知りませんでした・・・。

 

奈良少年刑務所での更生教育「社会性涵養プログラム」から生まれた詩集で、

講師の寮美千子(作家)さんが、作品の創られた背景、作品を通してなされた少年とのやりとりなどを紹介されています。

 

一度読み始めたら、作品に引き込まれ、あっという間に読み進んでしまいました。

2011年3月28日 (月)

願いと希望

 この度の東北地方太平洋沖地震に被災された方々及び関係者の方々に心よりお見舞い申し上げます。

 

 発生から、半月と数日が経過しました。

 

 テレビの報道や新聞の記事を通じて知らされる、今までに見たこともない残酷な被害の実態、日に日に増える死者の数・・・そして今もなお続く余震への恐怖と厳しい寒さ・物資不足の中、不安な気持ちで避難所生活を余儀なくされている多くの方々・・・本当に胸が痛む事実です。

 一日でも早く、被災地の方々に、安全と安心のある日常生活が戻って参りますことを心よりお祈りしています。

 

 また、福島原発の近くで自らの身の危険と背中合わせの中、懸命に復旧作業をされている方々、被災地で救援活動を行っている方々、本当に本当に有難うございます。

 

 放射能の問題、電力供給の問題など、日本全体どころか世界中にも影響のある深刻な問題がなお山積みですし、復興にはとても長い歳月がかかると思いますが、日本全体で力を合わせ、支え合い、少しでも早く復興の日が来ることを願っています。

 

2011年2月23日 (水)

今日は講演をしてきました

 

が,講演の話ではなく,

その行き帰り等で1冊本を読みました。

その本の話です。

 

2011年1月24日 (月)

THE BIG ISSUE

皆さん、
「THE BIG ISSUE」という雑誌をご存じですか?

一冊300円で、
毎月、1日と15日に発売されます。

 

この雑誌が変わっているのは、
一般の書店では販売していないことです。
旭○やブック○ァースト、駸○堂、ジ○ンク堂などの
町中の大きな本屋に行っても売っていません。

コンビニにもおいていません。

 

売っているのは
「街角」です。

 

この雑誌は、1991年に英国で始まり、
日本では2003年9月に『ビッグイシュー日本版』が創刊されました。
内容は、有名人のリレーインタビューや、
その時々のタイムリーな話題、
いくつかのコラムなどで成り立っています。

 

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