乾杯条例
都道府県や市町村といった地方公共団体が自治立法権に基づいて制定する法の形式を「条例」と言います。
この「条例」でみなさんが一番よく知っているのは、痴漢を取り締まる「迷惑防止条例」だったり、未成年者が深夜外出することを規制する(それだけではないですが)「青少年保護育成条例」だと思います(条例の名前は自治体によって異なります)。
この条例には、刑罰を伴うものから、「え、そんなことまで条例にしちゃうの?」というものまで、多岐にわたります。
その中でも今日ご紹介するのは「乾杯条例」です。
去年の12月に、私の故郷の長野県飯田市で「飯田産の地酒及び果実飲料で乾杯する条例」が、また同じタイミングで長野県で「信州の地酒普及促進・乾杯条例」が制定されたという報道に接しました。
内容としては、地方自治体や事業者には地酒の普及促進に対する努力義務(「努めなければならない」と書いてあります)があり、県民・市民は「努めるものとする」として、義務ではないけど努力してほしい、そういう規定になっています。
散歩の勧め
最近、めっきりと寒くなりましたが、皆さんは運動をされていますか?
私は、「何か運動をしていますか?」と聞かれる度に、「さんぽ」と答えています。
散歩は大した運動にならないように思われがちですが、早足で1時間も歩くと汗ばむほど体が熱くなりますので、それなりの運動になっていると思います。
私は自宅から1~2時間ほどで往復することができる目的地を決めて歩くことが多いです。
同じルートで歩くことも多いですが、周りを見ながら歩いていると、庭木から季節を感じることができたり、新しいお店や建物ができたりという街の変化を楽しむことができますので、飽きることがありません。
歩き始めは仕事のことなどをいろいろと考えてしまうのですが、1時間もすると気が付けば頭の中を空っぽにして歩いているという状態になりますので、日頃のストレス解消にもってこいです。
電子レンジの音
今日は、ゆるい言葉・俗語の話です。
電子レンジで調理したり、料理を温めることの表現で、
レンジでチンするという言い方がありますね。
いまでは電子レンジの音は「ピー」と鳴るものが多くなっていて、
「チーン」となるのは少数派のようです。
私の家のレンジは15年以上前からピーピーと鳴きます。
「レンジでチン」という言葉は、
個人的には、音も軽快で、どことなく料理の仕上がった感が出ている、
わかりやすい言葉だと感じますが、
実際にそういう音のする機種が少なくなって
一部で、死語だとか、子供に通じないという議論もあるようです。
他方で、最近でもこの言葉を商品名に使用しているものもありますし、
某レシピサイトでも検索ワードとしてヒットしますし、
まだ通用力があるように思います。
言葉は生き物と言われることがありますが、
いまのところは生きているのではないでしょうか。
今年もよろしくお願いします
2017年最初の記事です。
そろそろ年始という雰囲気でもなくなってきましたが、遅ればせながら、新年あけましておめでとうございます。
今年は、年末年始のお休みが短かった方も多いのではないでしょうか。そういう私も例外ではなく、例年より少しばたばたした年末年始になりました。
年末には大掃除をしようと意気込んでいたはずだったのですが、結局着手すらできないまま、仕事始めを迎えてしまいました。(もう少し暖かくなってから、頑張ります…)
さて、個人的な抱負として、今年は、真面目に趣味を楽しむ1年にしたいと思っています。
他者受容を基調となる世界を求めて
こんにちは。室谷光一郎です。
年末も近付き、皆さん、今年を振り返られることが多いのではないでしょうか。月並みですが、私も色々と振り返りつつ、そして、来年に思いを馳せている今日この頃です。
そして、そんな中、今年の世界は「分断」と「他者理解の欠如」だったのではないかと感じております。
ご存知の通り、世界的に、経済、政治の分野において保護主義的な傾向が高まり、「異なる」他者を理解しようとするとよりも、「異なる」他者との違いを強調し、〇〇ファーストなどという自己中心的な風潮となっております。自己と他者を分断し、分断した他者に対する共感をすることはおろか、他者を理解しようともしない、そんな社会風潮となっていることがとても気になります。
弁護士の仕事は依頼者の代理人となって、「他者」である相手方と交渉をしたり、裁判をすることですが、「他者」である相手方の真意や主張を理解しないと、妥当な結論を得られないことが多々あります。私たちの日常生活や業務においてさえ、他者理解はとても重要なことです。