女性上司の言動に不快な思い (2014年11月15日掲載)

Q. 私は20代女性です。2年ほど前から、勤務先の女性上司の言動に悩まされています。「ちょっと太りすぎじゃない?ダイエットした方がいいわよ」と体格のことをからかわれたり、「あなた初体験はいつ?これまでに付き合った彼氏は何人いたの?」と交際歴を聞かれたりし、不快な思いをしています。同じ女性でも嫌なものは嫌です。同性間でもセクハラって言えるのですか。

■同性でも「セクハラ」に 我慢せず会社に相談

A. 「セクハラ」と聞くと、男性から女性への言動を思い浮かべる人が多いかもしれませんね。しかし、女性同士や男性同士であっても、セクハラとなる場合があります。
セクハラとは一般的に、「職場における相手方の意に反する性的な言動」のことを言います。「性的な言動」に対する感じ方は個人によって受け止め方も違ってきます。発言内容だけで「これはセクハラ、これはセクハラではない」と定義することはできないのですが、身体的な特徴や性的経験を職場で話題にされるのは誰だって嫌ですよね。発言したのが同性であっても、あなたが女性上司から受けた発言はセクハラに当たると思います。
同性間の言動がセクハラになる他のケースとしては、男性の上司が男性の部下に対して「風俗に行こう」と無理やり誘う場合も該当します。なお、男女雇用機会均等法の指針が改正され、今年7月から「職場におけるセクシュアルハラスメントには、同性に対するものも含まれる」と明記されるようになりました。 
 セクハラへの対応策としては、まずは会社の相談窓口や別の上司に相談してみるのがよいのではないでしょうか。それでもセクハラが改善されない場合には、弁護士や労働組合から抗議を申し入れたり、違法性の程度によっては損害賠償を請求したりすることも考えられます。
 セクハラ発言を不快に感じても、 「そういう話はやめてください」と言うと面倒な人だと思われると考え、嫌々話を合わせて我慢している人も多いのではないでしょうか。あなたの行動で、みんなが働きやすい職場に変わればいいですね。応援しています! 

<回答・三輪晃義弁護士(大阪弁護士会所属)>

※記事内容は掲載当時のものであり、現在の制度や法律と異なる場合もございます。

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