友人が自宅の写真無断でブログ掲載 (2015年8月22日掲載)

Q. 自宅に遊びに来た友人が「すてきな家具や小物がたくさんあっておしゃれね」と家の中の写真を何枚も撮影。友人は写真を複数枚。ブログに掲載していたことが分かりました。部屋全体が写っている写真もあり、友人に注意したところ「何でだめなの?」とむっとされました。友人の行為は法律に違反しないのでしょうか。

■プライバシー侵害のとき 損害賠償責任の可能性

A. プログやSNS(ソL-・シャル・ネットワーキング・サービス)は気軽で楽しいものです。友人はあなたの家がすてきだったので、気軽な気持ちで写真を載せたのでしょう。しかし、写真の投稿や書き込みが、プライバシーや肖像権のトラブルに発展する可能性があるので注意が必要です。
 私生活をみだりに公開されないという法的保護や権利のことをプライバシー権といいます。一般の人が心理的な負担や不安を覚えるような私的な事項の公開などは、プライバシー権の侵害として民法上の不法行為となり、損害賠償責任を負う可能性があります。
 自宅内部というのは、家族や友人など特定の人にしか知られていない私的な生活空間で、プライバシーは守られるべきです。デジカメやスマートフォンで撮影した写真には、撮影日時や位置情報などが付加されている場合もあり、写真データから住所が判明することもあります。書き込み内容よっては住所や氏名と家の中の様子が公開されることになりますが、これらはみだりに公開されたくない情報といえます。  
 したがって、写真から誰のものかわからなくてもプライバシーを侵害することがあり、今回のように、友人があなたの家の内部の写真を勝手にプログやSNSに投稿した場合、あなたのプライバシー権を侵害したとして損害賠償責任を負う可能性は否定できません。また、あなたや家族が写っているような場合は、肖像権侵害の可能性もあるでしょう。他人に関わる写真を投稿する際は事前の承諾や位置情報の剖除などでトラブルを避けることが大切です。

〈回答・八木香織弁護士(大阪弁護士会所属)〉

※記事内容は掲載当時のものであり、現在の制度や法律と異なる場合もございます。

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