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- 日本弁護士連合会では、1991年(平成3年)以来、5月5日に子どもの日を中心に「全国一斉子どもの日記念無料相談」を全国各地の弁護士会に要請してきました。
大阪弁護士会においても、その要請を受け、同年から毎年この時期に「子どもの日記念無料相談」を実施してきました。
本年も、弁護士会が少年事件や子どもの人権問題に対し積極的に取り組んでいることを大阪府民に広く知って頂くために、下記の要領にて「子どもの日記念無料相談」を開催します。
- 本年度の趣旨・目的
大阪弁護士会における昨年度の「子どもの日記念無料相談」のテーマは、児童虐待でした。
そのようなテーマを掲げ、同相談を実施した結果、昨年は2件の児童虐待に関する相談が寄せられました(他の相談件数も含めると全部で23件)。
そこで、本年度も、昨年と同様に児童虐待をテーマにしたいと考えています。
昨年も指摘しましたが、全国の児童相談所(大阪では子ども家庭センター)が受け付けた児童虐待の相談件数がここ数年大幅に増加しています。また、昨年11月に行われた近畿弁護士会連合会人権擁護大会において、「施設で暮らす子どもたちの人権−虐待を受けあるいは親とともに暮らせない子どもたちのケアと権利擁護−」というテーマでシンポジウムを開催しましたが、そのシンポジウムを行うにあたり、近畿管内の養護施設のほとんどを訪問して、これらの施設の現状を調査しました。その調査の結果、やはり、児童虐待を理由に施設に入所する子どもが増加している傾向にあることが分かりました。
このように、児童虐待の発見及び救済に向けて進んでいるかのような状況があるにもかかわらず、まだまだ児童虐待による深刻な事例が後を絶たないという現状があります。
大阪弁護士会子どもの権利委員会では、児童虐待に対する調査研究を通じて、法的側面からの対処だけでなく、その心理的側面における問題も理解し、適切なアドバイスあるいは関連機関への紹介等を行う準備ができています。
そのようなことから、児童虐待で悩んでいる方々からの相談をお待ちしています。
もちろん、児童虐待以外の子どもの人権一般に関する相談、例えばいじめ、体罰など学校における子どもの人権に関する相談、少年非行に関する相談なども受け付けていますので、どしどし電話をかけて頂きたいと思います。
- 実施要領
日 時 : 5月17日(土) 午前10時〜午後4時
電話番号 : 06−6364−6251
*場合により、面談による相談も受け付ける。その場合の場所は、大阪弁護士会館。
相談内容:子どもの権利に関する相談全般
- 相談担当者
当会子どもの権利委員会委員
- 電話相談及び面談による相談後の処理
弁護士の紹介(弁護士による受任)を希望される相談者は、相談を担当した弁護士が受任
または当会総合法律相談センターを紹介致します。また、継続して相談が必要な方については、相談を担当した弁護士が電話相談日以降も相談を受け付けます。
- 問合せ先
・大阪弁護士会委員会担当室 子どもの権利委員会担当事務局
TEL:06-6364-1227 FAX:06-6364-025
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