2014年3月1日(土)、シンポジウム「拡大する貧困に立ち向かう~ソーシャルワーカーと法律家のコラボ~」が開催されました。

http://www.osakaben.or.jp/web/event/2014/140301.pdf

 

大阪弁護士会の貧困・生活債権問題対策本部事務局長の小久保哲郎弁護士からの報告です。

 

250名を超える参加者が詰めかけ、会場は満杯。熱気に溢れました。


困っている人を助ける。社会正義を実現する。
それはソーシャルワーカーと法律家に共通する役割です。
貧困の拡大に抗して、何ができるのか。連携して社会を変える「ソーシャルアクション」にも踏み出すことを目指して、大阪弁護士会が、大阪医療ソーシャルワーカー協会・大阪精神保健福祉士協会と初めて共催して実施したシンポです。

 

オープニングは、精神障がいの当事者として社会運動に取り組んでいる塚本正治さんによる「生活保護の唄」のギター弾き語り。

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第1部では、「あぶない!社会保障をめぐる最新情勢」と題して、伊藤周平さん(鹿児島大学法科大学院教授)に、2012年の社会保障制度改革推進法の制定以来の生活保護をはじめとする社会保障抑制策のオンパレードの流れや背景についてご講演いただきました。
 

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続いて、埼玉で独立系社会福祉士として困窮者支援に携わっている藤田孝典さん(NPO法人ほっとプラス代表)が、「貧困と闘うソーシャルワーク実践」と題して、たくさんの写真を示しながらご自身の活動内容を具体的に紹介しながら、「ソーシャルワーカーは、個別の困窮者支援に携わるとともに、そこから見える制度の矛盾を解消するためにソーシャルアクションも積極的に行わなければならない」と熱弁をふるいました。

 

第2部のパネル討論では、精神保健福祉士でもある読売新聞編集委員の原昌平さんのコーディネートのもと、小久保哲郎(大阪弁護士会 貧困・生活再建問題対策本部/事務局長)、藤田譲さん(大阪医療ソーシャルワーカー協会/代表理事)、柏木一恵さん(日本精神保健福祉士協会/会長)が、それぞれの仕事や会として活動内容を紹介し、今後の連携の可能性について議論しました。

大阪社会福祉士会の三木一雄会長にも駆けつけていただきご挨拶をいただきました。
 

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弁護士会とソーシャルワーカー団体との連携という全国的にも珍しい取組は始まったばかりですが、これからにつながる大変重要な第一歩になったと思います。

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