08月05日、笹井先生の自殺の報道に触れ、たいへん驚いています。 ご家族・ご親族、関係者の皆様にお悔やみを申し上げますとともに、 笹井先生のご冥福をお祈り申し上げます。 _ この報道を知り、しばらくどのように考えればよいかわからずにおりましたが、ようやく考えがまとまりました。 _ 笹井先生を失って残念なことが二つあります。 一つは、先生の死が社会にとって大変大きな悲しみであり損失である点です。 もう一つは、先生が『自殺』よって生涯を終えたことです。 _ 笹井先生には『自殺』していただきたくなかった。 笹井先生は、「再生医療における日本最高の研究者の一人」と評される方で、誰よりも生命の高度な仕組みをご存じだったはずです。 生命の誕生から38億年と言われていますが、その長い年月をかけて現在の高度な生物として進化を遂げてきたのです。今現在、生命がこの世界に存在しているということは、非常に稀有で貴重なことだと思います。 それにも関わらず、宗教や哲学ではなく、科学としてそのような進化の道筋を極めてきた、その最先端にある笹井先生が、不幸にも自殺により生涯を閉じられたことは残念でなりません。生命現象が非常に高度な営みであり、その存在が非常に貴重であることは、笹井先生ご自身が最もよくご存じだったはずです。。 STAP細胞(現象)は、いまだその存在が確認されておりません。もし、STAP細胞(現象)が存在しているとすれば、笹井先生はご自身でその存在を共に葬り去ったことになります。もし、STAP細胞(現象)が存在していなかったとしても、高度な生命現象の結果であるご自身を失ってしまったのです。 笹井先生が、自らの一生をかけ、世界的にも評価される研究の『テーマ』そものである『命』を自らの手で終わらせてしまったことに、大きな悲しみを感じます。 _ 小保方博士に申し上げます。 笹井先生を失った衝撃や悲しみはいかばかりであったか、お慰めする言葉もありません。 しかし、STAP細胞(現象)が存在するのであれば、それは検証されようがされまいが、博士ご自身の姿形をとって体現されております。もし、不幸にしてSTAP細胞(現象)がなかったとしても、あまたの貴重な生命現象そのものが博士ご自身を体現しております。それは、今回の一連のSTAP細胞(現象)に関係したすべての人々に共通して言えることです。 私たちは頭脳を通して科学や生命現象を理解していきますが、私たちの生命はそれを直接再現し再生しています。STAP細胞(現象)について、賛成反対のいかなる立場の方も、この問題を真剣に論議されている方も、仕事として報道されている方も、科学の興味として見守っている方も、野次馬的に批判している方も、この生命現象の力を借りてこれを行っています。 いや、むしろ、生命現象そのものがこれらの行為をさせているのです。 私は、生命現象はあくなき生存・進化への強い欲求だと考えています。 「人間は克服されるべきあるものである。」「常に求めて飽くなきを仏という。」という言葉もあります。 博士がSTAP細胞(現象)をご研究されるのも、私たちがこれを見守っているのも、すべて生命の本質的な欲求の現れです。 笹井先生は不幸にして、これらの強い欲求の狭間で命を絶たれました。しかし、博士はいまだご健在です。今は、不幸のどん底におられるかもしれませんが、その不幸も、この生命が映し出している映像・現象です。 どうか、そのおおもとの根源であるご自身の命を大切にしてください。 そして、今、博士が『命』を最大限大切にできるとしたら、それは、ご自身が提唱されるSTAP細胞(現象)の再現に邁進することです。 現在、大きな悲しみの中にある博士にとって、私たちが励まし応援することは、かえって精神的な負担になってしまうかもしれません。それでも、自らを慰め癒していくためには、結果の成否や周囲の雑音を離れ、ご自身の研究になりきることがよろしいと思います。 どうか、ご健康に十分注意され、研究に邁進されますよう、心からお祈りいたしております。
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小保方博士に再現実験のチャンスを No6
08月05日、笹井先生の自殺の報道に触れ、たいへん驚いています。
ご家族・ご親族、関係者の皆様にお悔やみを申し上げますとともに、
笹井先生のご冥福をお祈り申し上げます。
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この報道を知り、しばらくどのように考えればよいかわからずにおりましたが、ようやく考えがまとまりました。
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笹井先生を失って残念なことが二つあります。
一つは、先生の死が社会にとって大変大きな悲しみであり損失である点です。
もう一つは、先生が『自殺』よって生涯を終えたことです。
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笹井先生には『自殺』していただきたくなかった。
笹井先生は、「再生医療における日本最高の研究者の一人」と評される方で、誰よりも生命の高度な仕組みをご存じだったはずです。
生命の誕生から38億年と言われていますが、その長い年月をかけて現在の高度な生物として進化を遂げてきたのです。今現在、生命がこの世界に存在しているということは、非常に稀有で貴重なことだと思います。
それにも関わらず、宗教や哲学ではなく、科学としてそのような進化の道筋を極めてきた、その最先端にある笹井先生が、不幸にも自殺により生涯を閉じられたことは残念でなりません。生命現象が非常に高度な営みであり、その存在が非常に貴重であることは、笹井先生ご自身が最もよくご存じだったはずです。。
STAP細胞(現象)は、いまだその存在が確認されておりません。もし、STAP細胞(現象)が存在しているとすれば、笹井先生はご自身でその存在を共に葬り去ったことになります。もし、STAP細胞(現象)が存在していなかったとしても、高度な生命現象の結果であるご自身を失ってしまったのです。
笹井先生が、自らの一生をかけ、世界的にも評価される研究の『テーマ』そものである『命』を自らの手で終わらせてしまったことに、大きな悲しみを感じます。
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小保方博士に申し上げます。
笹井先生を失った衝撃や悲しみはいかばかりであったか、お慰めする言葉もありません。
しかし、STAP細胞(現象)が存在するのであれば、それは検証されようがされまいが、博士ご自身の姿形をとって体現されております。もし、不幸にしてSTAP細胞(現象)がなかったとしても、あまたの貴重な生命現象そのものが博士ご自身を体現しております。それは、今回の一連のSTAP細胞(現象)に関係したすべての人々に共通して言えることです。
私たちは頭脳を通して科学や生命現象を理解していきますが、私たちの生命はそれを直接再現し再生しています。STAP細胞(現象)について、賛成反対のいかなる立場の方も、この問題を真剣に論議されている方も、仕事として報道されている方も、科学の興味として見守っている方も、野次馬的に批判している方も、この生命現象の力を借りてこれを行っています。
いや、むしろ、生命現象そのものがこれらの行為をさせているのです。
私は、生命現象はあくなき生存・進化への強い欲求だと考えています。
「人間は克服されるべきあるものである。」「常に求めて飽くなきを仏という。」という言葉もあります。
博士がSTAP細胞(現象)をご研究されるのも、私たちがこれを見守っているのも、すべて生命の本質的な欲求の現れです。
笹井先生は不幸にして、これらの強い欲求の狭間で命を絶たれました。しかし、博士はいまだご健在です。今は、不幸のどん底におられるかもしれませんが、その不幸も、この生命が映し出している映像・現象です。
どうか、そのおおもとの根源であるご自身の命を大切にしてください。
そして、今、博士が『命』を最大限大切にできるとしたら、それは、ご自身が提唱されるSTAP細胞(現象)の再現に邁進することです。
現在、大きな悲しみの中にある博士にとって、私たちが励まし応援することは、かえって精神的な負担になってしまうかもしれません。それでも、自らを慰め癒していくためには、結果の成否や周囲の雑音を離れ、ご自身の研究になりきることがよろしいと思います。
どうか、ご健康に十分注意され、研究に邁進されますよう、心からお祈りいたしております。