2010年7月21日 (水)
夫の浮気、妻の浮気
夫の浮気は、ほぼ100%、妻に知られています。
一方、妻の浮気は、なかなか夫に気づかれません。
この違いが、男女の性の違いによるのか、生活環境の違いによるのか、分かりませんが、弁護士としての経験則上は、明らかにこういえます。
夫側からみて、妻に手を挙げたこともなければ、浮気をしたこともなく、給料も全部渡していたのに、妻から突然三行半(みくだりはん)を突きつけられた、なぜか分からない、というケースがあります。実は自分の落ち度に気づいていないだけ、ということも多いのですが、弁護士としては、職務上、妻の浮気を疑います。とはいえ、多くの夫は、「妻の浮気など、考えたこともありません」と答えます。
夫が浮気したケースでは、多くの場合、妻は、動かぬ証拠を握っています。これに対して、妻が浮気したケースでは、証拠がほとんどないので、裁判で証明することはとても困難です。しかし、可能性はゼロではありません。弁護士に相談すれば、妻の浮気を立証することが可能かもしれません。
私自身、夫の代理人として妻の浮気の証明に成功したことは数回あります。しかし、あらゆる証拠を突きつけられても、相手が浮気を認めたことは、ただの一度もありませんでした。こういう妻を相手にすると、つくづく、「女は強いなあ」と感心します。
離婚事件で浮気が立証されると、相当不利になります。詳しくは、トップの動画をご覧ください。「夫編」となってはいますが、妻であっても、身に覚えのある方は、是非ご覧ください。もちろん、配偶者に浮気をされた方も、必見です。