2011年3月17日 (木)
どうぞ関西へ
今日,宮城県が東日本大震災の被災者の県外一時移住を検討している
というニュースを目にしました。
その記事には,「近畿など2府5県が参加する『関西広域連合』から
公営住宅提供などの申し出があり、受け皿として検討している。 」とも
書いてありました。
被災者のみなさん,どうしても今おられる場所を離れられない
事情がおありでなければ,とにかく一度,電気も水も食べ物も
あるこの「普通の」関西に,どうぞお越しください。
1か月でも,半年でも,1年でも,とにかく普通にご飯を食べて,
普通にお風呂に入ってお体をお休めください。
そしてまたいつか,住み慣れたふるさとにお戻りになる元気を
まずは蓄えてください。
被災者のみなさんの状況にテレビの前でただ涙を流し,
こうして「普通の」毎日を送っている私の,自分への言い訳なのかも
しれません。
でも,被災者のみなさんが,あまりに過酷な避難所生活から
少しでも早く抜け出され,この関西の地にお越しになれる道が
できるかもしれないということが,私にはとてもうれしく思えるのです。
関西への一時的な移住を希望される被災者のみなさんが,
当面は経済的負担を心配することなく,衣食住が確保された状態で
生活できますように。
移動手段の点も含めて,その実現のために
義援金や税金が有効に活用されることを願っています。