事実は小説より奇なり
私が、今一番書きたいテーマというと安保法制の問題で、一法律家として、立憲主義、法の支配、民主主義をないがしろにするこの成立過程については、一言も二言も三言も四言とも言いたいことがあります。しかし、それはまた別の場所で書くこととしますが、一つだけ、秀逸なコメントを紹介させてください。
安全保障関連法案の強行採決について新潟県弁護士会が出した会長コメントです。
「おかしいだろ、これ」。
大きくうなづきました。全くその通りです。(なお、これとは別に、「安全保障関連法案の採決強行に抗議し、同法の廃止等を求める声明」も同時に発表されています)。
さて、話題を変えて、シルバーウィーク、皆様はどのように過ごされましたか。私は映画観賞です。昨夜は、「天空の蜂」(原作・東野圭吾)を楽しみました。
自衛隊に納入される日に大量の爆発物を載せた巨大ヘリが、「天空の蜂」と名乗る何者かに遠隔自動操作により奪われた。ヘリは、福井の原子力発電所の上空で静止し、8時間のうちに日本全土の原発を破棄することを求め、要求通りしないとヘリは燃料切れで原発に墜落すると宣言。史上最悪の原発テロ。
とある青果店で
とある青果店で、おじさんがお客に、「はいっ!奥さん、大根一本150万円!」。
とある居酒屋では、幹事が「今日の飲み会の会費は一人3500万円やで」。
どちらも大阪では珍しくないやり取りである。
しかし、冗談ではなく、これ以上のやり取りが現実の国がある。
今年6月11日、天文学的インフレのため、ジンバブエの通貨であるジンバブエドルが公式に廃止されたようだ。
なにしろ、1円=3京ジンバブエドルである。大根一本買うのにトランクいっぱいに詰めた
紙幣でもかえるかどうか。10兆円紙幣などというものまであるようだ。
このニュースを見て、先日友人らと旅行したカンボジアを思い出した。
日本の平安時代のころ建立されたアンコールワット遺跡群の高度な文明に感嘆し、
ポルポト政権時代の知識人等100万人以上の国民の大虐殺という悪夢のメモリアルに息詰まった。
しかし、それに加えて、印象に残ったのは、通貨リエルだった。
会長任期終了を前にして
暖かくなってきました。もう一度くらい花冷えがあるのでしょうか。
さて、1年間大阪弁護士会の会長を務めさせていただきましたが、あと数日で任期が終ります。皆様には大変お世 話になり、本当にありがとうございました。
週3日以上は東京で日弁連副会長として日弁連の会務に従事していましたので、荷物の持ち運びも大変ということ を言い訳に、東京にワンルームを借りていました。
おかげで、人の目を気にせず、自分仕様に散らかしほうだいでリラックスし、疲れがたまり ませんでした。
借りているワンルームのすぐ近くに後楽園という水戸徳川家ゆかりの庭園があるのですが、ついぞ足を踏み入れる時間もなかっ たので、先日、最後にと訪れてきました。
梅をはじめとして春を待つ花、蕾を堪能し、癒されました。
東京最後の日には、早起きをして仕事前 に千鳥ヶ淵の桜を愛でに行くつもりです。
ひつじ年
皆様、あけましておめでとうございます。良いお正月を迎えられましたでしょうか。
さて、私たち正副会長の残任期ももう3か月を切りました。
1月は行く、2月は逃げる、3月は去る。お屠蘇気分のまま、ぼーっとしていればあっという間(ま)に年度末がやってきます。
昨年度4月の就任時に掲げた課題がこの9か月でどれほど実現に向かっているのか、はなはだ心もとないところがありますが、皆様のご支援とご協力を得て、残任期もまた全力で一歩ずつ前に進めていきます。
さて、今年はひつじ年です。
なんでも思い込みというものは恐ろしいもので、私は長く雄の羊が年を取ればヤギになると思い込んでいました。おそらく、ヤギさんの白いあご髭におじいさんをイメージしたのでしょう。その間違いに初めて気がついたのは、長女2歳の時に天王寺動物園に連れて行った時でした。ヒツジ舎とヤギ舎が隣り合っており、なんとヤギ舎にちょろっと髭のある子ヤギがいるのを見て、ヒツジとヤギは別だということに初めて気が付いたのです。ガーーーン! 衝撃でした。
函館の人権擁護大会のご報告
10月2.3日、函館で日弁連(日本弁護士連合会)の第57回人権擁護大会が開かれ、初日に2つのシンポジウムが開かれた。
「北の大地から考える、放射能汚染のない未来へ-原発事故と司法の責任、核のゴミの後始末、そして脱原発後の地域再生へ」と「障害者権利条約の 完全実施を求めて-自分らしく、ともに生きる」と、原発問題と障がい者の権利を取り上げたもので、函館市民のご参加もあって、合わせて2000人以上の参加者を得て、盛会だった。
私はこの行事を担当する日弁連副会長でもあるので1日から函館に入り、3泊4日で滞在したが、いやあ、函館は美味しい!
なんといっても海鮮ものが新鮮。ちょうどイカ漁が盛りで、イカ釣り船の漁火が夜の海を彩っていた。
ホテルの朝食から海鮮どんぶり状態。イカもイクラもいやほど食べ、明らかに3泊4日、食べ過ぎて、怖くて体重計に乗れない。
と いうことで、最後の日のお昼ご飯は軽く済まそうと回転寿司に行ったが、回転寿司も、お・い・し・い!