2016年6月27日 (月)
これからどうなる?社会保障 財源を生み出す公正な税制を考える
はじめまして,弁護士の和田信也といいます。
私は,大阪弁護士会の委員会の1つである,貧困・生活再建問題対策本部に所属しています。長々しい名前ですが,要するに,貧困問題解決のため,様々な取組をしています。詳細は,以下のリンクを見てください。
http://www.osakaben.or.jp/01-aboutus/committee/room/hinkon/index.php
さて,消費税の増税が延期されました。増税すれば,デフレ脱却から遠のくとの景気への配慮がその理由のようです。ところが,これにより財源がなくなったとして,社会保障分野での給付削減を推し進めようとする動きがあるようです。
例えば,年金受給資格期間の短縮や低所得高齢者への給付金などの実施見送りが検討されているとの報道があります。また,国民健康保険に対する国の財政支援を圧縮(要するに,国民健康保険料の値上げ)することが検討されているとの報道もあります。