秋と冬の間を
金木犀がそこはかとなく香る季節になりました。
秋の一時にしか咲かないあのオレンジ色の花。
ふわっと香る天然のアロマをかぎながら、朝自転車をこぐのが好きです。
と、関西は今週末からめっきり秋模様に切り替わりましたが、この2日間、すでに冬支度の始まった北海道に出張で行ってきました。
初めて訪れた美唄。
かつて炭鉱都市として栄えた町に、「アルテピアッツァ美唄」という公園があります。
一面を芝生で覆われたなだらかな丘と、彫刻家安田侃(やすだかん)さんの作品が自然と一体となって存在する公園です。
山小屋のようなカフェに入ると、木造の店内に薪ストーブのほんのりした暖かさがあり。
園全体がアートのような空間でした。
10月2日、朝から小雨が降り体の芯から冷えるような気温の中、この公園で、新しい安田さんの彫刻の除幕式がありました。
新しい彫刻の題名は、「胸一杯の息を」。
鉱山労働者を含め全国のじん肺の被害に苦しむ人達の声を、形にした記念碑です。
美唄の地で生まれた安田さんが、いろいろな記録を読み、患者さんや遺族の声を聞き、全力で取り組んだ作品に、参加した私も心を打たれました。
冬支度を始めた北海道で、寒さの中にあたたかさを感じた一日でした。
そして、また関西に戻り、金木犀の香りをかぎながらブログをつづっています。
あと10分弱で担当の10月3日が終わってしまう・・眠い目をこすりながら、秋と冬の間を行き来したこの2日間をお届けしました。
みなさま、風邪をひかれませんように。
秋から冬へ
素敵な10月の始まりですね★
自転車での移動も快適な気候ですが、
今年は冬が早そうな気もします。
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